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デバイスドライバの記述 Oracle Solaris 10 1/13 Information Library (日本語) |
パート I Oracle Solaris プラットフォーム用デバイスドライバの設計
2. Oracle Solaris カーネルとデバイスツリー
22. ドライバのコンパイル、ロード、パッケージ化、およびテスト
このセクションでは、デバイスの識別、デバイスのアドレス指定、および割り込みについて説明します。
デバイスの識別とは、システムに存在しているデバイスを判定するプロセスのことです。一部のデバイスは、自己識別を行います。つまり、デバイス自体がシステムに情報を提供して、使用する必要のあるデバイスドライバをシステムが識別できるようにします。SBus と PCI ローカルバスのデバイスは、自己識別を行うデバイスの例です。SBus では、情報は通常、デバイスの FCode PROM に格納されている小さい Forth プログラムから派生します。ほとんどの PCI デバイスには、デバイスの構成情報を含む構成スペースが用意されています。詳細については、sbus(4) および pci(4) のマニュアルページを参照してください。
新しいバスアーキテクチャーではすべて、デバイスは自己識別を行う必要があります。
Solaris プラットフォームは、ポーリング方式とベクター方式の両方の割り込みをサポートしています。Solaris DDI/DKI 割り込みモデルは、両方のタイプの割り込みで同じです。割り込み処理の詳細については、第 8 章割り込みハンドラを参照してください。