リファレンス・ガイド

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Oracle Tuxedo JCA Adapterコマンド・リファレンス

『Oracle Tuxedo JCA Adapter (Tuxedo JCA Adapter)コマンド・リファレンス』 では、Oracle Tuxedo JCA Adapterソフトウェアのシステム・プロセスとコマンドについて説明します。

表1にTuxedo JCA Adapterのコマンドと関数を示します。

表1 Tuxedo JCA Adapterのコマンドと関数
名前
説明
構成ファイルのパスワードを暗号化します
Tuxedo JCA Adapterビューのviewsコンパイラ
FMLフィールド表を読み取り、FldTblインタフェースを実装するJavaファイルを生成するユーティリティ関数

 


DMConfigChecker

名前

DMConfigChecker - 構成ファイルのパスワードを暗号化します。

概要

DMConfigChecker <config_file_name> [key_file_name]

説明

DMConfigCheckerユーティリティは、構成ファイル・パスワードを暗号化するために使用されます。Tuxedo JCA Adapter構成ファイルの構文を確認し、すべての暗号化されていないパスワード要素を暗号化パスワードで置換します。必要に応じて、パスワードを暗号化/復号化するために使用されるキー・ファイルを生成することもできます。

DMConfigCheckerでは、無制限強度の管轄ポリシーファイルが$JAVA_HOME/jre/lib/securityディレクトリにインストールされている必要があります。管轄ポリシーファイルは、使用するJEEインストールに応じて、SunまたはIBMのWebサイトからダウンロードできます。

パラメータとオプション

このユーティリティでは、次のパラメータとオプションがサポートされます。

config_file_name

必須のパラメータ。処理する構成ファイルの名前(ファイル名かフル・パス名)。フル・パス名でない場合は、現在の作業ディレクトリにあると想定されます。

key_file_name

オプションのパラメータ。ファイル名かフル・パス名。フル・パス名でない場合は、現在の作業ディレクトリにある必要があります。指定しない場合、デフォルトのファイル名「".msainternal.dat"」を使用して現在の作業ディレクトリに新しく作成されます。指定したファイルが存在しない場合、指定した名前で新しいファイルが作成されます。

構文

暗号化パスワードは、次の書式を使用します: {salted-AES}Base64-encoded-cipher-text

コマンド・ライン入力

次に、コマンド・ライン入力例を示します。
java -classpath $CLASSPATH com.oracle.tuxedo.tools.DMConfigChecker bdmconfig.xml foo.key

パスワード出力

次に、構成ファイルの暗号化パスワード出力の例を示します。
<ApplicationPasswordEncrypted>{Salted-AES}IS/ehY5MQ3Gdp78vKOhZCA==</ApplicationPasswordEncrypted>

関連項目

 


viewj、viewj32

名前

viewj、viewj32 – Tuxedo JCA Adapter ATMIビュー用のViewコンパイラ。

概要

viewj [options] [package-name] view-definition-table

説明

このviewj、viewj32ユーティリティは、View定義ファイルを読み取って、TypedViewおよびTypedView32インタフェースを実装するJavaファイルを作成するために使用されます。Javaファイルはクラスにコンパイルされ、続いてViewバッファからエントリを設定して取得するために使用できます。

詳細は、Oracle Tuxedo Javadocを参照してください。

注意: このユーティリティは、『Oracle Tuxedoコマンド・リファレンス・ガイド』のviewc, viewc32(1)ユーティリティに類似しています。

パラメータとオプション

このユーティリティは、次のオプションのパラメータをサポートします。

associated_fields

生成されたセッターおよびゲッターの件数および長さのフィールドを使用します。

compat_names

生成されたセッターおよびゲッターに対して、接頭辞setまたはgetにフィールド名を付ける、オリジナルの命名規則を使用します。

bean_names

生成されたセッターおよびゲッターに対して、フィールド名の最初の文字を大文字に変換し、接頭辞setまたはgetを付ける、JavaBeanの命名規則を使用します。

modify_strings

文字列にNULLを追加してからOracle Tuxedoに送信し、Oracle Tuxedoから受信した文字列を、最初のNULLの箇所で切り詰めます。

xcommon

出力クラスを、TypedViewでなくTypedViewを拡張したものとして生成します。

xctype

出力クラスを、TypedViewでなくTypedXCTypeを拡張したものとして生成します。

リスト1-1に、VIEW32ファイル名(View32)の入力例を示します。

リスト1-1 VIEW32ファイル名
VIEW View32
    short  TEST_SHORT    - 				1	- 	-	0
    string TEST_STRING   - 				1	- 	100	-

VIEW定義をコンパイルするために使用されるコマンド・ライン入力は、次のとおりです。

file: java -class $CLASSPATH weblogic.wtc.jatmi.viewj32 tuxedo.test.simpapp View32

これにより、現在の作業ディレクトリ(tuxedo.test.simpappパッケージ)内に、Javaクラス・ファイル(View32.java)が生成されます。

関連項目

 


mkfldclass、mkfldclass32

名前

mkfldclass、mkfldclass32 – FMLフィールド表を読み取って、FldTblインタフェースを実装するJavaファイルを作成するユーティリティ関数。

概要

mkfldclass [package-name] fml-field-table

説明

このクラスは、FMLフィールド表を読み取って、FldTblインタフェースを実装するJavaファイルを作成するユーティリティ関数です。このJavaファイルはあるクラスにコンパイルされるはずです。その後で、このクラスを、FMLフィールドからのフィールド化されたエントリの追加、取得、削除に使用できます。このユーティリティは、『Oracle Tuxedoリファレンス・ガイド』のmkfldhdr, mkfldhdr32(1)ユーティリティに類似しています。

パラメータとオプション

このユーティリティでは、次のパラメータがサポートされます。

args

処理するフィールド表の名前。

関連項目


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