相互運用性ガイド

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Oracle Service Architecture Leveraging Tuxedo相互運用

この章では、次のトピックについて説明します。

 


Webサービス・クライアントの相互運用性

SALTでは、着信Oracle TuxedoサービスにアクセスするほとんどのWebサービス・クライアント・プログラムがサポートされています。

SALT WSDLジェネレータ(tmwsdlgen)は、ほとんどの標準的なUDDIサーバーに対してパブリッシュできるWSDL 1.1の仕様に準拠したWSDLドキュメントを生成します。

表1に、SALTに対して相互運用性を持つ認証済のWebサービス・クライアント・ツールキットを示します。

表1 相互運用性を持つ認証済のWebサービス・クライアント・ツールキット
 
WebLogic Server
Axis for Java 2.0
.Net 3.5
ALSB 3.0
Oracle BPEL
10.1.3.1.0
9.2
10.3
SOAP 1.1
RPC/encoded
はい
はい
N/A
N/A
はい
はい
SOAP 1.1
document/literal
はい
はい
はい
はい
はい
はい
SOAP 1.2
RPC/encoded
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
SOAP 1.2
document/literal
N/A
はい
はい
はい
はい
N/A

 


Webサービス・サーバーの相互運用性

SALTでは、WSDL 1.1標準のドキュメントを利用して記述されているほとんどの外部Webサービス・アプリケーションがサポートされています。表2では、例外を示しています。

表2 SALTでサポートされていないWebサービス記述
WSDL記述
説明
RPC/literalメッセージ・スタイル
GWWSサーバーでは、発信サービスに対してRPC/encodedおよびdocument/literal SOAPメッセージ・スタイルのみサポートされている。RPC/literalメッセージ・スタイルが外部WSDLファイルに定義されている場合、SALT構成コンパイラによって変換された、非ネイティブのWSDFファイルは受け付けない。
<wsdl:import>
SALT WSDLコンバータは、<wsdl:import>を使用して定義されたネストWSDLドキュメントを再帰的に取得できません。
HTTPバインディング
WSDL 1.1仕様では、SOAPバインディングに加えてHTTP GET & POSTバインディングも定義しています。HTTP GET & POSTバインディングは、単純なHTTPプロトコルを使用して、WebブラウザとWebサーバーの間の対話を記述します。
GWWSサーバーはHTTPトランスポートをサポートしますが、ネットワーク上でSOAPプロトコルに準拠したXMLメッセージのみサポートされています。WSDLドキュメントにHTTP GET & POSTバインディングが含まれている場合、SALT WSDLコンバータによってこのバインディングは無視されます。
WS-Policy添付ファイル
SALT WSDLコンバータでは、WSDLドキュメントで定義されているWS-Policy添付ファイルをサポートしていない。WS-Policy添付ファイルがWSDLドキュメントで定義されている場合は、SALT WSDLコンバータによってポリシー情報が無視される。
MIMEバインディング
SALT WSDLコンバータでは、メッセージ・レベルのMIME形式の関連付けをサポートしていない。
SOAPヘッダーおよびheaderfaultメッセージ
SALT WSDLコンバータでは、WSDL 1.1ドキュメント内での<soap:header>および<soap:headerfault>記述をサポートしていません。wsdlの操作に対して定義されているすべての<soap:header>および<soap:headerfault>メッセージが、SALT WSDLコンバータによって無視されます。
1つまたは複数のSOAPエラーのメッセージ
SALT WSDLコンバータでは、WSDLのオペレーションに対して定義する1つまたは複数のSOAPエラー・メッセージをサポートしてない。

表3に、SALTに対して相互運用性を持つ認証済のWebサービス・サーバーを示します。

表3相互運用性を持つ認証済のWebサービス・サーバー・ツールキット
 
WebLogic Server
Axis for Java 2.0
.Net 3.5
ALSB 3.0
Oracle BPEL
10.1.3.1.0
9.2
10.3
SOAP 1.1
RPC/encoded
はい
はい
N/A
N/A
はい
はい
SOAP 1.1
document/literal
はい
はい
はい
はい
はい
はい
SOAP 1.2
RPC/encoded
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
SOAP 1.2
document/literal
N/A
はい
はい
はい
はい
N/A

 


WS-TXの相互運用性

SALTでは、表4に示すように、WS-TX標準のドキュメントに記載されているほとんどの外部Webサービス・アプリケーションがサポートされています。

表4 WS-TX標準の相互運用性
 
WebLogic Server 10.3.3
.Net 3.5
クライアントの相互運用性
WS-COOR 1.0およびWS-AT 1.0
はい
はい
サーバーの相互運用性
WS-COOR 1.0およびWS-AT 1.0
はい
はい

 


SAMLの相互運用性

表5に、SALTでサポートされているSAML標準とアプリケーション・サーバーを示します。

表5 SAML標準とアプリケーション・サーバー
WS-Securityポリシー
アプリケーション・サーバー
SAML 1.1と非対称バインディング
  • InitiatorToken AlwaysまたはAlwaysToRecipient
  • RecipientToken Never
署名付きサポート・トークンSAML v 1.1
WebLogic Server 10.3.5
SAML 2.0と非対称バインディング
  • InitiatorToken AlwaysまたはAlwaysToRecipient
  • RecipientToken Never
署名付きサポート・トークンSAML v 2.0
WebLogic Server 10.3.5

 


関連項目


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