デプロイメント・ガイド
Enterprise Manager for Oracle Tuxedoデプロイメント・ガイド
12cリリース1 (12.1.1.1)
日付: 2013年2月
このドキュメントでは、初回インストール作業を行う手順と、Enterprise Manager for Oracle TuxedoをOracle Enterprise Manager Cloud Controlシステム上にデプロイする方法について説明します。
このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。
説明
Enterprise Manager for Oracle Tuxedoでは、Oracle Tuxedoアプリケーションのモニタリングと管理をサポートできるようにOracle Enterprise Manager Cloud Controlの機能が拡張されています。Cloud Control環境でEnterprise Manager for Oracle Tuxedoをデプロイすることで、Oracle Tuxedoアプリケーションに対して次の管理機能が利用できるようになります。
- 同一のコンソールを使用しての管理とモニタリング
- Tuxedoターゲットの容易検出および自動更新
- 同一のコンソールを使用しての複数のドメインのヘルスのモニタリング
- Oracle Tuxedoの管理コンソール機能のOracle Enterprise Managerコンソールへの統合
- 事前定義されたプロビジョニングおよびデプロイメント・プロシージャを含む、アプリケーションの集中管理
- アプリケーションのルール・ベースのスケール・アップとスケール・アウトを目的とした、動的リソース・ブローカ
- OEM SLAとレポート・フレームワークとの統合
- JMX対応のターゲットとしてのOracle Tuxedoのモニタリングのサポート
- ターゲット・ノードのリアルタイム使用情報に基づくロード・バランシング・アルゴリズム
- 今回のリリースで導入された新しいアドオン製品を含む、Oracle Tuxedoファミリのすべてのコンポーネントをモニターおよび管理する機能
- Oracle Tuxedoシステムおよびユーザー・イベント・モニタリングのサポート
サポートされるバージョン
Enterprise Manager for Oracle Tuxedoでは、次のバージョンの製品のモニタリングをサポートします。
- Oracle Tuxedo 10gR3 (10.3)
- Oracle Tuxedo 11gR1 (11.1.1.2)
- Oracle Tuxedo 11gR1 (11.1.1.3) (Linux 64専用)
- Oracle Tuxedo 12cR1 (12.1.1.0)
- Oracle Tuxedoメッセージ・キュー12cR1 (12.1.1.0)
- Oracle Tuxedo Application Runtime for CICS and Batch 12cR1 (12.1.1.0)
- Oracle SALT 10gR3 (10.3)
- Oracle SALT 12cR1 (12.1.1.0)
- Oracle Tuxedoメインフレーム・アダプタ 12cR1 (12.1.1.0)
Enterprise Manager for Oracle Tuxedoは、次のプラットフォームに対してEnterprise Manager Cloud Control 12cリリース2 (12.1.0.2)をサポートします。
- Linux x86 (32-bit)
- Linux x86-64 (64-bit)
- Solarisオペレーティング・システム(SPARC)
- Solarisオペレーティング・システム(x86-64)
- IBM AIX on POWER Systems (64-bit)
前提条件
Enterprise Manager for Oracle Tuxedoをデプロイする前に、次の前提条件が満たされている必要があります。
- Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース2 (12.1.0.2)以上およびEnterprise Manager Cloud Control 12c管理エージェントがインストールされていて、インストール後の必要な手順が実行されている。詳細は、Enterprise Manager Cloud Controlのドキュメントを参照してください。
- Enterprise Managerソフトウェア・ライブラリがセットアップされている。次の手順を実行します。
- Enterprise Managerがインストールされているマシンにフォルダを作成します。例:
/net/<hostname>/scratch/aime/swlib1
- Enterprise Manager Cloud Controlにログインします。
- ホーム・ページから、「設定」 > 「プロビジョニングとパッチ適用」>「ソフトウェア・ライブラリ」の順に選択します。
- 「追加リ」をクリックします。
- 表示されるダイアログ・ボックスに、名前(たとえば、
swlib1
)および手順aで作成したフォルダがあるパス(/net/<hostname>/scratch/aime/swlib1
)を入力します。
- Enterprise Manager for Oracle TuxedoパッケージがEnterprise Managerサーバーにインポート済である。次の方法のいずれかを選択できます。
-
emcli
ツールをセットアップします。詳細は、 https://<Enterprise Manager console hostname>:<port>/em/console/emcli/downloadを参照してください。次のコマンドを実行します。
emcli import_update -file=<Enterprise Manager for Oracle Tuxedo installation absolute path> -omslocal
デフォルトでは、Enterprise Manager for Oracle Tuxedoパッケージは<TSAM Plus installation directory>/em/12.1.0.2.0_oracle.fmw.txdo_2000_0.opar
にあります。
注意: |
ソフトウェア・ライブラリのセットアップ・プロセスで問題が発生すると、インポート・プロセスは成功しません。 |
または
- Enterprise Managerコンソールの右上から、「設定」→「拡張性」→「自己更新」を順にクリックします。「タイプ」列で「プラグイン」をクリックし、リストの中からOracle Tuxedoを選択してから「ダウンロード」をクリックします。
管理サーバーへのEnterprise Manager for Oracle Tuxedoのデプロイ
管理サーバーにEnterprise Manager for Oracle Tuxedoをデプロイするには、次の手順に従います。
- Enterprise Manager Cloud Controlにログインします。
- ホーム・ページから、「設定」>「拡張性」>「プラグイン」の順に選択します。
- 「ミドルウェア」フォルダをクリックして、リストを展開します。
- リストの中からEnterprise Manager for Oracle Tuxedoを選択して、「デプロイ先」→「管理サーバー」をクリックします。
管理エージェントへのEnterprise Manager for Oracle Tuxedoのデプロイ
Enterprise Manager for Oracle Tuxedoを管理エージェントにデプロイしないかぎり、Enterprise Manager Cloud ControlはOracle Tuxedoドメイン・ターゲットを検出できません。実行する手順は次のとおりです。
- Enterprise Manager Cloud Controlにログインします。
- ホーム・ページから、「設定」>「拡張性」>「プラグイン」の順に選択します。
- 「ミドルウェア」フォルダをクリックして、リストを展開します。
- リストの中からEnterprise Manager for Oracle Tuxedoを選択して、「デプロイ先」→「管理エージェント」をクリックします。