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TSAM Plus LDAP構成ファイル

Oracle TSAM Plus LDAP構成ファイルは、Oracle Tuxedo GAUTHSVR構成ファイルと類似しています。

 


LDAP構成ファイル

通常LDAP構成ファイルのためのデフォルト値で十分ですが、異なる名前を使用して構成することを選択することもできます。このため、LDAP構成ファイルについて、次の要件を認識している必要があります。

表3-1に、LDAP構成ファイルのキーワードを示します。

表3-1 LDAP構成ファイルのキーワード
構成キーワード
値の型
説明
Host
文字列
LDAPサーバーのホスト名またはIPアドレス。デフォルト値は、localhostです。
Port
数値
LDAPサーバーがリスニングしているポート番号。デフォルト値は、389です。
Principal
 
LDAPサーバーへの接続に使用するLDAPユーザーの識別名(DN)。
Credential
 
LDAPユーザーの認証に使用する資格証明(通常はパスワード)。Principal属性で定義します。
UserObjectClass
文字列
ユーザーを格納するLDAPオブジェクト・クラス。デフォルトは、personです。
UserBaseDN
文字列
ユーザーを格納するLDAPディレクトリ内のツリーの基本識別名(DN)。デフォルトはou=people, o=example.comです。
UserFromNameFilter
文字列
そのユーザー名を持つユーザーを検出するためのLDAP検索フィルタ。デフォルトは(&(cn=%u)(objectclass=person))です。
UserUIDAttrName
文字列
ユーザーUID、またはユーザーのUIDおよびGIDを固定書式で指定するLDAPユーザー・オブジェクトの属性名。デフォルト値はuseridです。
UserGroupAttrNames
文字列
ユーザーが属すグループを示すLDAPユーザー・オブジェクトの属性名。この属性には、値型としてGID、グループCN、またはグループDNを指定できます。指定できる値型は、構成ごとに1つのみです。名前が複数ある場合はカンマで区切ります。デフォルト値はusergroupsです。
RetrieveUIDAndGID
ブール
常にtrueである必要があります。
UIDAttrValueType
文字列
常にUIDAndGIDである必要があります。

UseZOSRACF

ブール
LDAPサーバーがz/OS RACF LDAPサーバーであるかどうかを指定します。デフォルトはfalseです。

SSLEnabled

ブール
LDAPサーバーへの接続にSSLを使用することを指定します




ConnectTimeout




数値
LDAP接続の確立を待機する最大時間(秒)。0に設定する場合、最大時間の制限はありません。

デフォルト値は0です。

Weblogic組込みLDAPサーバーLDAP構成ファイル例

リスト3-1に、Weblogic組込みLDAPサーバーのLDAP構成ファイル例を示します。

リスト3-1 Weblogic組込みLDAPサーバーLDAP構成ファイル例
Host = localhost
Port = 7001
Principal = cn=Admin
Credential = aaa
UserObjectClass = person
UserBaseDN = ou=people,ou=myrealm,dc=base_domain
UserFromNameFilter = (&(uid=%u)(objectclass=person))
UserUIDAttrName = description
UserGroupAttrNames=wlsMemberOf
RetrieveUIDAndGID = true
UIDAttrValueType = UIDAndGID
UseZOSRACF=false
SSLEnabled=false
ConnectTimeout=5

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