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リリース・ノート
Oracle TSAM Plus 12c リリース1 (12.1.1.1)リリース・ノート
Oracle TSAM Plus 12c リリース1 (12.1.1.1)日付: 2013年8月
表1 改訂履歴
HP-UX Itanium 64ビット・プラットフォームでのOracle Tuxedo 11.1.1.2.0のサポート
Oracle Tuxedo 9.1 (Linux 32ビットおよびHP-UX PA-RISC 32ビットのみ)のサポート
HP-UX Itanium 64ビット・プラットフォームでのOracle Tuxedo 10gR3のサポート
このトピックには次のセクションが含まれます:
Oracle TSAM Plusについて
Oracle Tuxedo System and Applications Monitor Plus 12cリリース1 (12.1.1.1)は、Oracle Tuxedoのシステムおよびアプリケーションに、包括的なモニターおよびレポート機能を提供します。Oracle TSAM Plusには、Oracle TSAM Plusエージェント 、Oracle TSAM Plusマネージャ およびEnterprise Manager for Oracle Tuxedo という3つのコンポーネントが含まれています。
Oracle TSAM Plusの主な機能は次のとおりです。
呼出しパスのモニタリングと分析
サービスのモニタリングと統計
システム・サーバーのモニタリングと統計
トランザクションのモニタリング
イベントのアラート
オープン・プラグイン・フレームワーク
動的モニタリング・ポリシーの管理
Webベースの報告と管理
Webコンテナおよびデータベースへの自動デプロイメント
TSAM Plusアーティファクトのアクセス制御
LDAPベースの認証
グループベースの認可
Oracle Tuxedo Application Runtime for CICS and Batchのモニタリング
アカウント作成およびチャージバックのモニタリング
Enterprise Manager for Oracle Tuxedoコンポーネントは、次の機能を提供します。
同一のコンソールを使用しての管理とモニタリング
Tuxedoターゲットの容易検出および自動更新
同一のコンソールを使用しての複数のドメインのヘルスのモニタリング
Oracle Tuxedoの管理コンソール機能のOracle Enterprise Managerコンソールへの統合
事前定義されたプロビジョニングおよびデプロイメント・プロシージャを含む、アプリケーションの集中管理
アプリケーションのルール・ベースのスケール・アップとスケール・アウトを目的とした、動的リソース・ブローカ
OEM SLAとレポート・フレームワークとの統合
JMX対応のターゲットとしてのOracle Tuxedoのモニタリングのサポート
ターゲット・ノードのリアルタイム使用情報に基づくロード・バランシング・アルゴリズム
Oracle Tuxedoファミリのすべてのコンポーネントをモニターおよび管理する機能
Oracle Tuxedoシステムおよびユーザー・イベント・モニタリングへのサポート
詳細は、『Oracle TSAM Plusコンソール・ユーザーズ・ガイド』 およびEnterprise Manager for Oracle Tuxedoユーザー・ガイド を参照してください。
Oracle TSAM Plusソフトウェア・コンポーネント
Oracle TSAM Plusソフトウェアは、次のコンポーネントから構成されます。
Oracle TSAM Plusエージェント
Oracle TSAM Plusエージェントを使用すると、アプリケーションの様々なパフォーマンス・メトリックを収集できます。次のサブコンポーネントが含まれます:
Oracle TSAM Plusフレームワーク
Oracle TSAM Plusデフォルト・プラグイン
ローカル・モニター・サーバー(LMS)
Tuxedo JMXエージェント
accrpt
、servopts(5)
の-a
オプションで生成されたアカウント作成情報およびチャージバック情報を分析するユーティリティ
Oracle TSAM Plusマネージャ
Oracle TSAM Plusマネージャは、1つまたは複数のOracle Tuxedoドメインから収集されたパフォーマンス・メトリックの関連付けおよび集約を行い、それらをリアル・タイムで表示するためのグラフィカル・ユーザー・インタフェースを提供します。次のサブコンポーネントが含まれます:
Oracle TSAM Plusコンソール
Oracle TSAM Plusデータ・サーバー
Enterprise Manager for Oracle Tuxedo
Enterprise Manager for Oracle TuxedoはOracle Enterprise Managerのプラグインです。これにより、Weblogic ServerやOracle Databaseのような他の製品との共通のコンソールからTuxedo製品ファミリをモニターおよび管理できます。
機能マトリックス
次の機能マトリックス表は、異なるOracle Tuxedoファミリ製品と相互運用する場合の、Oracle TSAM PlusおよびEnterprise Manager for Oracle Tuxedoでサポートされる機能を示します。
表2 機能マトリックス - モニタリング
TSAM Plusコンソール(Tuxedo 10.3/11.1.1.2/11.1.1.3/12.1.1)
Enterprise Manager for Oracle Tuxedo (EMコンソール)
SNMP_USER_EVENT
の環境変数を「
Y
」に設定する必要があります。
SNMP_USER_EVENT
の環境変数を「
Y
」に設定する必要があります。
SNMP_USER_EVENT
の環境変数を「
Y
」に設定する必要があります。
SNMP_USER_EVENT
の環境変数を「
Y
」に設定する必要があります。
事前にOracle SALT 2.0 RP011のインストールが必要
事前にOracle SALT 10gR3 (10.3) RP019のインストールが必要。
事前にOracle SALT 11gR1 (11.1.1.2) RP011のインストールが必要。
事前にOracle SALT 11gR1 (11.1.1.2) RP011のインストールが必要。
ART CICS (Tuxedo 11.1.1.1以上)
ART CICSトランザクション(リアル・タイム)
ART CICSトランザクション(収集間隔ごとに集約)
EMイベント/インシデント・システムに基づきます。より高度で柔軟。
EMイベント/インシデント・システムに基づきます。より高度で柔軟。
EMイベント/インシデント・システムに基づきます。より高度で柔軟。
EMイベント/インシデント・システムに基づきます。より高度で柔軟。
EMイベント/インシデント・システムに基づきます。より高度で柔軟。
表3 機能マトリックス - 管理
TSAM Plusコンソール(Tuxedo 10.3/11.1.1.2/11.1.1.3/12.1.1)
Enterprise Manager for Oracle Tuxedo (EMコンソール)
ART CICS (Tuxedo 11.1.1.1以上)
ARTバッチ(Tuxedo 11.1.1.1以上)
表4 機能マトリックス - その他
TSAM Plusコンソール(Tuxedo 10.3/11.1.1.2/11.1.1.3/12.1.1)
Enterprise Manager for Oracle Tuxedo (EMコンソール)
Tuxedoアプリケーション・パッケージ管理/リソース・ブローカ/動的リソース・ブローカ
ART CICS/ARTバッチのアプリケーション・パッケージ管理/リソース・ブローカ/動的リソース・ブローカ
Tuxedo、Weblogic ServerおよびOracle Databaseを1つのコンソールでモニター
注意:
TSAM Plusコンソール12.1.1はTuxedo 9.1をサポートしていません。
インストールに関する注意
Oracle TSAM Plus 12c リリース1 (12.1.1.1)は、次のOracle Tuxedoリリースでサポートされています。
Oracle Tuxedo 12cリリース1 (12.1.1)
Oracle Tuxedo 11gリリース(11.1.1.3.0)
Oracle Tuxedo 11gリリース1 (11.1.1.2.0)
Oracle Tuxedo 10gリリース3 (10.3)
Oracle Tuxedo 9.1
特定のOracle Tuxedoローリング・パッチ・レベルでサポートされているプラットフォームの詳細は、「Oracle TSAM Plusがサポートされているプラットフォーム、WebコンテナおよびDBMS」 を参照してください。
注意:
Enterprise Manager for Oracle Tuxedoを使用してOracle Tuxedo 10.3のモニタリングおよび管理を行うには、個別パッチの適用が必要です。個別パッチp16532565_121020_Generic.zip は、TSAM Plusマネージャをインストールしてから、$TSAMDIR/em
の下で使用できます。ファイルを抽出し、readme.txtに従ってパッチを適用します。
詳細は、『Oracle TSAM Plusインストレーション・ガイド』 を参照してください。
Enterprise Manager for Oracle TuxedoはOracle Enterpriseマネージャのプラグインです。Oracle Enterprise Managerにデプロイする必要があります。詳細は、『Enterprise Manager for Oracle Tuxedoデプロイメント・ガイド』 を参照してください。
移行に関する考慮事項
Oracle Tuxedo System and Application Monitorの各リリースからOracle Tuxedo System and Applications Monitor Plus 12cに移行できます。次の内容がサポートされています。
Oracle TSAM 1.1またはOracle TSAM 10gR3で定義されるモニター対象ポリシー・セットは、Oracle TSAM 1.1コンソールまたはOracle TSAM 10gR3コンソール上のポリシー・セットにエクスポートし、Oracle TSAM Plusコンソールを使用してOracle TSAM Plus 12c リリース1 (12.1.1.1)にインポートします。
Oracle TSAM Plus 12c リリース1 (12.1.1.1)で提供される移行ツールを使用して、Oracle TSAM 1.1または10gR3で定義されたアラートを、インポートします。
Oracle TSAM Plus 12c リリース1 (12.1.1.1)を使用して、Oracle TSAM 11gリリース1 (11.1.1)からOracle TSAM Plus 12c リリース1 (12.1.1.1)へデータベース・スキーマを移行します。移行後に、データベース内のすべての構成およびモニタリング・データは予約され、アップグレードされます。
相互運用性
次の項目に注意してください。
Oracle TSAM Plus 12c リリース1 (12.1.1.1)は、Oracle TSAM 11.1.1.2および11.1.1.1.0と完全な相互運用性があります。
Oracle TSAM Plus 12c リリース1 (12.1.1.1)マネージャは、Oracle TSAM 1.1/10gR3エージェントをモニターできます。
Oracle TSAM Plus 12c リリース1 (12.1.1.1)マネージャは、Oracle TSAM 1.1/10gR3エージェントによって収集されたパフォーマンス・メトリック(ドメイン・ゲートウェイは12.1.1.1 RP004以上でサポート)およびアラートをレポートできます。
Oracle TSAM Plus 12c リリース1 (12.1.1.1)マネージャは、Oracle TSAM 1.1/10gR3エージェントによって収集されるOracle Tuxedoノードのステータス(ドメイン、マシン、グループ、サーバーおよびサービス)はモニターできません。
Oracle TSAM Plus 12c リリース1 (12.1.1.1)コンソールを使用して定義されたポリシーおよびアラートの定義は、Oracle TSAM 1.1/10gR3エージェントのノードでは機能しません。Oracle TSAM Plus 12c リリース1 (12.1.1.1)エージェントは、MPおよびドメイン・モードでOracle TSAM 1.1/10gR3エージェントと動作します。
Oracle TSAM 1.1/10gR3エージェントでは、UBB LMS構成は次のURL//host:port/tsam/dataserver
を必要とします。Oracle TSAM Plus 12.1.1.1または11gR1エージェントの場合は、LMSのCLOPTで定義されるURLを//host:port/tsam/dataserver
から//host:port/tsam
へ変更する必要があります。
Oracle TSAM Plus 12.1.1.1コンソールでOracle TSAM 1.1/10gR3エージェントのポリシーは定義できません。TMMONITOR
環境変数、またはtmadmin cho
コマンドを使用して、Oracle TSAM 1.1/10gR3エージェントに準拠したポリシーを定義してください。
Enterprise Manager for Oracle Tuxedoでサポートされるバージョン
Enterprise Manager for Oracle Tuxedoは次のバージョンの製品をサポートします。
Oracle Tuxedo 9.1
Oracle Tuxedo 10gR3 (10.3)
Oracle Tuxedo 11gR1 (11.1.1.2)
Oracle Tuxedo 11gR1 (11.1.1.3)
Oracle Tuxedo 12cR1 (12.1.1.0)
Oracle SALT 2.0
Oracle SALT 10gR3 (10.3)
Oracle SALT 11gR1 (11.1.1.2)
Oracle SALT 12cR1 (12.1.1.0)
Oracle Tuxedoメッセージ・キュー12cR1 (12.1.1.0)
Oracle Tuxedo Application Runtime for CICS and Batch 12cR1 (12.1.1.0)
Oracle Tuxedoメインフレーム・アダプタ 12cR1 (12.1.1.0)
既知の問題
次の項では、Oracle TSAM Plus 12c リリース1 (12.1.1.1)の既知の問題について説明します。問題の説明と、必要な場合は回避策または解決策を提示しています。
各問題点の一覧はバグID順に示しています。バグID番号は、個々の問題をトラッキングしやすくするためのものです。
問題点: TSAMコンソールのページを閲覧中に、エラー・メッセージ「
データ・ストリーミング中に不明なエラーが発生しました。システム管理者に連絡して、サーバー側のログを調べてください。
」を受け取り、サーバー側のログで例外「
java.lang.NoClassDefFoundError: sun/awt/X11GraphicsEnvironment
」または「
java.lang.InternalError: Can't connect to X11 window server using 'hostname:1.0' as the value of the $DISPLAY variable.
」が見つかる場合があります。
回避策: この問題は、無効な
$DISPLAY
環境変数値の設定により発生する場合があります。以下のいずれかを実行します。
Tomcatの場合は-Djava.awt.headless=true to JAVA_OPTS
またはWeblogicの場合はJAVA_OPTIONS
を追加、または
xclock
を実行して$DISPLAY
が有効かどうか確認します。xclock
が正常に実行され、$DISPLAY
環境変数の値の設定が適切である以外の場合は、有効な$DISPLAY
環境変数の値を設定します。
問題点: Tuxedoシステムのターゲットまたは追加の環境変数を必要とするユーザー・サーバーを、Enterprise Managerターゲット・ホームページから起動すると失敗します。
回避策: UBBCONFIG
ファイルにあるサーバーの
ENVFILE
ファイルの環境変数を追加で定義します。
問題点: 一部の特定のマシンでは、$HOMEディレクトリが存在しないか正しくマウントされていない場合は、GUIモードを使用したOracle TSAM Plusのアンインストールが正しく行われない場合があります。
回避策: Oracle TSAM Plusをアンインストールする前に、$HOMEディレクトリが正しくマウントされていることを確認します。
問題点: GnomeまたはTwmのデスクトップ環境を使用している場合は、TSAM Plusインストーラにより使用されるJVMがクラッシュします。
回避策: かわりにCDEデスクトップ環境を使用します。
問題点: TSAM Plusエージェントをインストールした後で、TSAM Plusを再インストールできない場合があります。
回避策: アンインストール後に一部のファイルがクリーンアップされない場合は、TSAM Plusディレクトリを手動で削除します。
問題点: TSAMアプリケーションがTomcatおよびWindows 2008 Serverで実行中でTSAMアプリケーションの閲覧にIE 8.0を使用した場合、
「デタッチ」 をクリックして表を強調表示させ、再度
「デタッチ」 をクリックするか
[Esc] を押して表をリストアすると、Webページが切り捨てられる場合があります。
回避策: 「最新の情報に更新」ボタンをクリックするか、IE 9.0 (またはそれ以上)またはFirefoxをかわりに使用します。
問題点: OMSおよびOracle Databaseを実行しているマシンのタイムゾーンが異なる場合は、ART JESメトリックをモニターできません。
回避策: 同じタイムゾーンを使用し、OMSおよびデータベースを実行しているマシンのクロックを同期させます。
問題点: TSAM 12cインストーラに組み込まれているTomcatのバージョンTomcat 7.0.25には、サービス拒否
CVE-2012-3544 のセキュリティ脆弱性があります。
回避策: TSAM 12cをインストールした後、Tomcatのバージョンを7.0.25から7.0.31以降にアップグレードします。詳細は、
Apache Tomcatの公式Webサイト を参照してください。
問題点: Oracle TSAM plus RP010をインストールすると、Oracle TSAM Plusコンソールから、4KBよりも長いポリシー定義とアラート定義を設定できるようになります。ただし、ポリシー定義が8KBより長いと、HP-UXプラットフォームおよびIBM AIXプラットフォームでは、(API FML関数Fboolco()/Fboolco32()の問題が原因で) Oracle Tuxedoサーバーがコアをダンプする可能性があります。
プラットフォーム: IBM AIXおよびHP-UX
回避策: Oracle TSAM Plusのポリシー定義とアラート定義を定義するときは、ポリシーの長さが8KBを超えてしまうほど多くのグループとサーバーを選択しないでください。次の作業を実行することをお薦めします。
「すべて」を選択しないようにする(マシン/グループ/サーバー・レベルで何も選択しないのとほぼ同じ効果を得られるため)。「すべて」を選択すると、ポリシーが長くなる可能性が高くなります。
多数のグループやサーバーに適用する場合、1つのポリシーを複数のポリシーに分割する。
Oracle TSAM Plusプラットフォームのサポート
Oracle TSAM Plus 12c リリース1 (12.1.1.1)でサポートされているプラットフォームは、『Oracle TSAM Plusインストレーション・ガイド』 の付録A「Oracle TSAM Plus 12cリリース1 (12.1.1.1)サポート対象のプラットフォーム」 でリストされています。
関連項目