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次の各項では、Windows Server 2003システムでOracle Tuxedo ATMIを構成する方法について説明します。
Windows用Oracle Tuxedo 7.1以降のソフトウェアには、Oracle Tuxedo管理コンソールに加えて、Windows Server 2003システムでOracle Tuxedoシステムを構成するためのOracle管理プログラムと2つのWindowsサービス(TlistenとOracle procMGR)が用意されています。これらの追加の管理ツールがWindows Server 2003システムにインストールされるのは、Oracle Tuxedoサーバー・コンポーネントがインストールされた場合のみです。
注意: | Oracle Tuxedo管理コンソールには、コンソールから実行可能なすべての管理タスクに関する説明に加えて、すべての構成ツール・フォルダの参照情報を記載した詳細なオンライン・ヘルプが用意されています。Oracle Tuxedo管理コンソールの使用方法の詳細は、Oracle Tuxedo管理コンソール・オンライン・ヘルプを参照してください。 |
Oracle Tuxedoリリース7.1以降のソフトウェアがWindows Server 2003にインストールされている場合は、次の手順を実行してOracle管理プログラムにアクセスします。
「Oracle管理」ウィンドウを使用すると、次のタスクを実行できます。
「Oracle管理」ウィンドウの「マシン」ページを使用すると、Oracle Tuxedoシステム管理者として、Microsoft Windows Server 2003を実行しているMicrosoft Windowsネットワーク上のどのマシン(ログイン権限のあるマシン)にもアクセスできます。リモートでの環境変数の設定、Oracle Tuxedoイベント・ログの保存場所の指定、tlisten
サービスの削除、停止または開始、およびIPCリソースの調整も可能です。
リモート・マシンにアクセスするには、ネットワーク・ツリーでマシンのアイコンを検索してクリックします。リモート・マシンの名前はわかっているが、所属するワーク・グループがわからない場合は、次の手順を実行して選択します。
この時点で、「Oracle管理」ウィンドウのその他のページ(環境、ロギング、リスナーおよびIPCリソース)でこれ以降実行されるすべてのアクションが、選択したマシン(この例ではintrepid
)で実行されます。
「環境」ページでは、Windows Server 2003システムのOracle Tuxedo環境変数を表示、設定または修正できます。
「環境」ページを使用して環境変数を追加、修正または削除するには、次の手順に従います。
「ロギング」ページでは、Oracle TuxedoシステムのメッセージをWindows Server 2003システムのイベント・ログまたは従来のユーザー・ログ(ULOG
)ディスク・ファイル(あるいは両方)に転送できます。
イベント・ログ・オプションまたは従来のユーザー・ログ(ULOG
)ディスク・ファイル・オプション(あるいは両方)を選択できます。イベント・ログ・オプションではセットアップでは必要ありません。
トランザクション・ユーザー・ログ(ULOG
)メッセージを設定する場合は、次の手順を実行して記憶域ディレクトリを選択します。
Windows Server 2003イベント・ログのエントリを表示するには、次の手順に従います。
ULOG
はテキスト・ファイルです。テキスト・エディタを使用すると、ULOG
を開いて内容を表示できます。
「リスナー」ページでは、Windows Server 2003システム上のTlistenサービスを表示、作成または変更できます。
Tlistenサービスは、Oracle Tuxedoをインストールする過程で、インストーラ・プログラムによってWindows Server 2003システムにインストールされています。システムを起動するたびに、Tlistenサービスによってtlisten
プロセスがマシンのポート3050で開始されます。tlisten
プロセスに関連付けられたパスワードは、インストール時に入力したものです。
tlisten
プロセスは、Oracle Tuxedoシステムとアプリケーション・サーバーを起動する前に、ネットワーク接続されたOracle Tuxedoアプリケーションの各マシンで開始する必要があります。tlisten
プロセスを使用すると、複数のマシンにまたがる管理アクションを実行できます。tlisten
プロセスの詳細は、『Oracle Tuxedoコマンド・リファレンス』のtlisten (1)に関する項を参照してください。
「リスナー」ページを使用してTlistenサービスを追加、削除、停止または開始するには、次の手順に従います。
tlisten
プロセスは、マシン上で実行中のOracle Tuxedoアプリケーションごとに1つ必要です。) Tlistenサービスは、「リスナー」ページで表示および管理できますが、「スタート」「すべてのプログラム」
「管理ツール」
「サービス」をクリックして、「サービス」ウィンドウを開き、「サービス」ウィンドウからTlistenサービスを表示および管理することもできます。
「IOCリソース」ページでは、Oracle Tuxedoのパフォーマンスを最大限に引き出せるように、Windows Server 2003システムでプロセス間通信(IPC)を構成できます。
Oracle ProcMGRサービスは、Oracle Tuxedoをインストールする過程で、インストーラ・プログラムによってWindows Server 2003システムにインストールされています。システムを起動するたびに、Oracle ProcMGRサービスによって、「IPCリソース」ページで設定した値にマシンのIPCリソースが設定されます。前述の値は、インストーラ・プログラムによって設定されたデフォルトのIPC値です。
ほとんどのマシンでは、Oracle ProcMGRはインストール時の設定で実行されますが、「IPCリソース」ページを使用すると、IPCリソースを調整してパフォーマンスを最大限に引き出すことができます。Oracle Tuxedoアプリケーションで必要なIPCリソースの最小値を確認するには、次の表および『Oracle Tuxedoシステムのインストール』のIPC要件のチェックに関する項を参照してください。次の表は、Windows Server 2003システムのIPCリソースの名前とUNIXシステムでの従来の名前の対応付けを示しています。
「IPCリソース」ページを使用してIPCリソースの値を変更するには、次の手順に従います。
「IPCリソース」ページで、IPCを使用するプロセスの最大数パラメータを指定する場合は、次の情報に注意してください。
実行中のOracle Tuxedoアプリケーションのパフォーマンスは、Windows Server 2003のパフォーマンス・モニターで表示できます。「パフォーマンス・モニター」ウィンドウを起動するには、「スタート」「すべてのプログラム」
「管理ツール」
「パフォーマンス・モニター」を選択します。
Windows Server 2003のレジストリは、Windows Server 2003システムのすべてのハードウェア、ソフトウェア、およびアプリケーション構成の設定のリポジトリです。Oracle Tuxedoのインストール時に、インストーラ・プログラムによって一般的なインストール情報およびIPCリソース値がレジストリに書き込まれます。Oracle Tuxedoに関するレジストリの構造は次のとおりです。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\BEA Systems\Tuxedo\9.1\...
この構造を表示するには、「スタート」「ファイル名を指定して実行」を選択して、「ファイル名を指定して実行」ダイアログ・ボックスを開き、「
regEdt32
」と入力して、「OK」をクリックし、「レジストリ エディタ」ウィンドウを起動します。
開発者キーには、リリースのメジャー・バージョンやマイナー・バージョンの番号などの製品情報と、ユーザーおよび会社名が格納されます。
環境キーには、Windows Server 2003システムで設定されているOracle Tuxedoの環境変数が格納されます。IPCリソースの設定などの値も格納されます。
セキュリティ・キーには、Oracle Tuxedoプロセスおよびサービスのアクセス権限が格納されます。次の権限は必須です。
Administrator
(管理者)には、フル・コントロール権限を付与することをお薦めします。
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