Oracle Tuxedo Plug-in for Oracle Solaris Studioユーザーズ・ガイド

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Oracle Tuxedo SCAアプリケーション・プロジェクトの開発

次の項では、IDEでOracle Tuxedo SCAアプリケーション・プロジェクトを開発するための手順を簡単に説明します。すべての手順の詳細は、IDEのオンライン・ヘルプの「Oracle Tuxedoアプリケーションの開発」の項で説明しています。IDEでオンライン・ヘルプを開くには、「ヘルプ」→「ヘルプ目次」を選択します。

 


プロジェクト・テンプレートの使用

Tuxdo SCAアプリケーションは、一連のサーバーと、サーバーについて記述するubbconfig.ubb構成ファイルおよびroot.composite構成ファイルで構成されます。サーバーは、サービスが定義されている一連のコンポーネントで構成されます。

プラグインがインストールされていると、Oracle Solaris Studio IDEには、Oracle Tuxedo SCAアプリケーションの要素を作成するための次の3つのプロジェクト・テンプレートが含まれます。

これらのテンプレートを使用するには、「ファイル」→「新規プロジェクト」を選択し、新規プロジェクト・ウィザードでTuxedoカテゴリを選択します。

 


SCAアプリケーション・プロジェクトの作成

SCAアプリケーションを作成する手順は次のとおりです。

  1. 「ファイル」→「新規プロジェクト」を選択して、TuxedoカテゴリとTuxedo SCAアプリケーション・プロジェクト・タイプを選択し、SCAアプリケーション・プロジェクトを作成します。新規プロジェクト・ウィザードによって、プロジェクトの作成手順が示されます。
  2. Tuxedo SCAサーバー・プロジェクトを作成してSCAサーバーを追加します。
  3. SCAコンポーネント・プロジェクトを作成してSCAコンポーネントを追加します。
  4. 次のいずれかを行って、サービスをSCAコンポーネントに追加します。
    • コンポーネント・プロジェクトの「サービス」ノードを右クリックし、「サービスの追加」を選択します。
    • サービス・メタデータ入力(MIF)ファイルをプロジェクトに追加し、そのファイルから新しいサービスを生成します。
    • Webサービス定義(WSDL)ファイルを追加し、そのファイルから新しいサービスを生成します。
  5. 作成したサーバー以外の他のサーバーのサービスをSCAアプリケーションで使用する場合は、それらのサーバーでアクセスできるようにサービスをプロモートします。
  6. Webサービスとして使用するようにSCAサービスもプロモートできます。

  7. 別のサーバーまたはコンポーネントで宣言されたSCAサービスを使用する場合は、サーバー・プロジェクトまたはコンポーネント・プロジェクトに参照を追加します。
  8. SCAコンポーネントでライブラリを使用する場合は、ライブラリ・ディレクトリをプロジェクトのリンク・プロパティに追加します。
  9. サーバー・プロジェクトの「テスト」フォルダにテストを追加することで、SCAアプリケーションのクライアント部分を追加します。
注意: アプリケーション・プロジェクト、サーバー・プロジェクト、およびコンポーネント・プロジェクトに作成されるすべてのソース・コード・ファイルを開いて編集できます。これには、IDEの「ファイル」タブをクリックし、エディタ・ウィンドウでファイルを開きます。

 


SCAアプリケーション・プロジェクトのビルド

プロジェクト・ノードを右クリックして、「ビルド」を選択し、アプリケーション・プロジェクト、サーバー、・プロジェクトまたはコンポーネント・プロジェクトを構築します。

 


SCAアプリケーション・プロジェクトの実行

SCAアプリケーション・プロジェクトを実行するには、プロジェクト・ノードを右クリックして、「開始」を選択します。

実行中のSCAアプリケーション・プロジェクトを停止するには、プロジェクト・ノードを右クリックして、「停止」を選択します。

 


SCAアプリケーション・プロジェクトのデバッグ

サーバー・プロジェクトのソース・コード・ファイルにブレークポイントを設定し、サーバー・ノードを右クリックして「デバッグ」を選択し、SCAアプリケーションのサーバー部分をデバッグします。

サーバー・プロジェクトの「テスト」フォルダのテストでクライアント実行可能ファイルをデバッグすることで、アプリケーションのクライアント部分をデバッグします。

IDEのデバッガの機能を使用して、コードのステップ実行、コール・スタックの表示、変数値の確認を行うことができます。

プロジェクトのデバッグの詳細は、IDEオンライン・ヘルプの「dbxによるプロジェクトのデバッグ」の項を参照してください。


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