仮想NIC、つまりVNICは、Sun Network QDR InfiniBandゲートウェイ・スイッチ上のイーサネット・コネクタを計算ノード内のネットワーク・インタフェースにマッピングします。コネクタ(0A-ETH-1
から0A-ETH-4
および1A-ETH-1
から1A-ETH-4
)は、10GbEポートをホスティングします。Exalogicマシンでは、各Sun Network QDR InfiniBandゲートウェイ・スイッチに対し、最大8つの10GbEアップリンクを用意できます。ほとんどのシナリオでは、10GbEアップリンクの数は8未満です。
計算ノードには、1つ以上のVNICを割り当てることができます。1つ以上のVNICが割り当てられている場合、同じSun Network QDR InfiniBandゲートウェイ・スイッチ上の異なるコネクタの場合もあれば、異なるSun Network QDR InfiniBandゲートウェイ・スイッチ上のコネクタの場合もあります。デフォルトの構成では、2つのスイッチごとに1つのコネクタをマッピングしてから、そのペアを結合したり、ロードバランシングすることで可用性を向上させます。
注意:
Exalogicでは、VNICをSun Network QDR InfiniBandゲートウェイ・スイッチの手動モードで作成します。
各Sun Network QDR InfiniBandゲートウェイ・スイッチには、論理ゲートウェイごとに最大1KのVNICを定義できます。論理ゲートウェイとは、単一の外部イーサネット・ポートまたは定義された外部イーサネット・ポートのグループを指します。1Kの制限は論理ゲートウェイ上のすべてのVLANで共有され、定義された各VLAN IDも1K VNICのいずれかを消費します。VLANの詳細は、「仮想LANの設定」を参照してください。
現在定義されているVNICの数を調べるには、showvnics
コマンドを使用します。同様に、VLANにはshowvlan
コマンドを使用します。