Oracle Exalogicは、InfiniBandネットワーク・インタフェース上に複数のIPアドレスが構成されるマルチホーム・システムです。NFSv4は、Exalogicなどのマルチホーム・システムでのファイル・ロックの問題に対応します。ファイル・ロックの問題は、NFSv3を使用すると発生します。
NFSv3はステートレス・プロトコルです。NFSクライアントはリクエスト間の状態を保持しません。ネットワーク・ロック・マネージャ(NLM)プロトコルによるファイル・ロックのサポートに依存しています。NLMベースのロックには既知の制限があり、ロック・リクエストとロック解除リクエスト間でソースIPアドレスを決定できないような特定のマルチホーム・システム構成の下では、NFSv3によって、ロックの所有権の問題が発生する可能性があります。
NFSv3とは異なり、NFSv4はステートフル・プロトコルです。NFSクライアントは初期ネゴシエーション・フェーズ中に割り当てられたクライアントIDを取得し、その後のすべてのリクエストに使用します。クライアントIDを使用することで、ファイル・ロックのプロセス中にはクライアントのIPアドレスが使用されなくなります。つまり、NFSv4を使用する場合、Exalogicではファイル・ロックの問題は発生しません。また、プロトコルにロックが組み込まれているので、NFSv4はNFSv3よりも高いロック・パフォーマンスを発揮します。