この項では、2台のExalogicマシン・フル・ラックを接続する方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。
図5-1に、Exalogicマシン・フル・ラックを他のExalogicマシン・フル・ラックに接続する方法を示します。
Sun Network QDR InfiniBand Gateway Switch (NM2-GW) 4x4 (各Exalogicマシン・フル・ラックに4スイッチ)のクロス接続ではそれぞれのローカル・スパイン・スイッチに再接続しています(Sun Datacenter InfiniBand Switch 36 (NM2-36P))。図5-1の赤い接続線を参照してください。
さらに、各リーフ・スイッチは、他のラックのスパイン・スイッチに接続されています。たとえば、ラック1のリーフ・スイッチは、ラック2のスパイン・スイッチに接続されています。図5-1の青と緑の接続線を参照してください。
Exalogicマシン・フル・ラックを他のExalogicマシン・フル・ラックに接続する手順は次のとおりです。
表5-1は、取り外す必要があるExalogicマシンの出荷時のクロス接続(ケーブル)を示しています。同じInfiniBandファブリックで接続する各Exalogicマシン・フル・ラックでこれらのケーブルを取り外します。
システムのネーミング規則は次のとおりです。Rは、Exalogicマシン・ラックまたはExadataデータベース・マシン・ラックを示します。たとえば、R1はラック1を表します。Uは、ラックでのユニットの高さを示します。たとえば、U24は、ラック・ユニット24を示します。U1はラックの最下部の位置で、U42はラックの最上部です。Exalogicマシンのラック・レイアウトの詳細は、『Oracle Exalogic Elastic Cloudマシン・オーナーズ・ガイド』を参照してください。
表5-1 Exalogicマシンでの出荷時のクロス接続の取外し
ケーブルの接続元スロット | ポート | 接続先スロット | ポート | 長さ |
---|---|---|---|---|
U16 |
0A |
U26 |
0A |
2m |
U16 |
0B |
U26 |
0B |
2m |
U16 |
1A |
U26 |
1A |
2m |
U16 |
1B |
U26 |
1B |
2m |
U16 |
2A |
U24 |
2A |
2m |
U16 |
2B |
U24 |
2B |
2m |
U16 |
3A |
U24 |
3A |
2m |
U16 |
3B |
U24 |
3B |
2m |
U23 |
0A |
U24 |
0A |
1m |
U23 |
0B |
U24 |
0B |
1m |
U23 |
1A |
U24 |
1A |
1m |
U23 |
1B |
U24 |
1B |
1m |
U23 |
2A |
U26 |
2A |
1m |
U23 |
2B |
U26 |
2B |
1m |
U23 |
3A |
U26 |
3A |
1m |
U23 |
3B |
U26 |
3B |
1m |
注意:
両方のExalogicマシンから、表5-1に示す、出荷時に接続されているケーブルを取り外します。
表5-2は、Exalogicマシン・ラック内でリーフ・スイッチ(NM2-GW)をスパイン・スイッチ(NM2-36P)に接続するために使用する必要がある、3mケーブルを示しています。3mケーブルは、Exalogicマシンに同梱されています。互いに接続する各Exalogicマシン・フル・ラックで、リーフ・スイッチからスパイン・スイッチへ接続する必要があります。
表5-2 各リーフ・スイッチからスパイン・スイッチへの3mケーブルの接続
ケーブルの接続元スロット | ポート | 接続先スロット | ポート | 長さ |
---|---|---|---|---|
U26 |
0A |
U1 |
1A |
3m |
U26 |
0B |
U1 |
1B |
3m |
U26 |
1A |
U1 |
2A |
3m |
U26 |
1B |
U1 |
2B |
3m |
U24 |
0A |
U1 |
3A |
3m |
U24 |
0B |
U1 |
3B |
3m |
U24 |
1A |
U1 |
4A |
3m |
U24 |
1B |
U1 |
4B |
3m |
U23 |
0A |
U1 |
5A |
3m |
U23 |
0B |
U1 |
5B |
3m |
U23 |
1A |
U1 |
6A |
3m |
U23 |
1B |
U1 |
6B |
3m |
U16 |
0A |
U1 |
7A |
3m |
U16 |
0B |
U1 |
7B |
3m |
U16 |
1A |
U1 |
8A |
3m |
U16 |
1B |
U1 |
8B |
3m |
注意:
両方のExalogicマシンで、表5-2に示すように、リーフ・スイッチとスパイン・スイッチを接続します。
表5-3は、各Exalogicマシン・フル・ラックのリーフ・スイッチ(NM2-GW)を別のExalogicマシン・フル・ラックのスパイン・スイッチ(NM2-36P)に接続するために使用する必要がある、5m(以上)のケーブルを示しています。5mケーブルは、Exalogicマシンに同梱されています。
表5-3 一方のラックのリーフ・スイッチから2番目のラックのスパイン・スイッチへの5mケーブルの接続
ケーブルの接続元スロット | ポート | 接続先スロット | ポート | 長さ |
---|---|---|---|---|
R1-U26 |
2A |
R2-U1 |
9A |
5m |
R1-U26 |
2B |
R2-U1 |
9B |
5m |
R1-U26 |
3A |
R2-U1 |
10A |
5m |
R1-U26 |
3B |
R2-U1 |
10B |
5m |
R1-U24 |
2A |
R2-U1 |
11A |
5m |
R1-U24 |
2B |
R2-U1 |
11B |
5m |
R1-U24 |
3A |
R2-U1 |
12A |
5m |
R1-U24 |
3B |
R2-U1 |
12B |
5m |
R1-U23 |
2A |
R2-U1 |
13A |
5m |
R1-U23 |
2B |
R2-U1 |
13B |
5m |
R1-U23 |
3A |
R2-U1 |
14A |
5m |
R1-U23 |
3B |
R2-U1 |
14B |
5m |
R1-U16 |
2A |
R2-U1 |
15A |
5m |
R1-U16 |
2B |
R2-U1 |
15B |
5m |
R1-U16 |
3A |
R2-U1 |
16A |
5m |
R1-U16 |
3B |
R2-U1 |
16B |
5m |
注意:
表5-3に示すように、各Exalogicマシン・フル・ラックのリーフ・スイッチを他のExalogicマシン・フル・ラックのスパイン・スイッチに接続します。
他のExalogicとExalogic間の使用例のネットワーク接続ダイアグラムについては、「ExalogicとExalogic間の使用例のマルチラック配線ダイアグラム」を参照してください。