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Oracle® Exalogic Elastic Cloudマルチラック配線ガイド
リリースEL X2-2、X3-2、X4-2、X5-2およびX6-2
B71909-05
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5.2 2台のExalogicマシン・フル・ラックの接続

この項では、2台のExalogicマシン・フル・ラックを接続する方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。

5.2.1 接続図

図5-1に、Exalogicマシン・フル・ラックを他のExalogicマシン・フル・ラックに接続する方法を示します。

図5-1 マルチラックの使用例における2台のExalogicマシン・フル・ラック間の接続

図5-1の説明が続きます
「図5-1 マルチラックの使用例における2台のExalogicマシン・フル・ラック間の接続」の説明

Sun Network QDR InfiniBand Gateway Switch (NM2-GW) 4x4 (各Exalogicマシン・フル・ラックに4スイッチ)のクロス接続ではそれぞれのローカル・スパイン・スイッチに再接続しています(Sun Datacenter InfiniBand Switch 36 (NM2-36P))。図5-1の赤い接続線を参照してください。

さらに、各リーフ・スイッチは、他のラックのスパイン・スイッチに接続されています。たとえば、ラック1のリーフ・スイッチは、ラック2のスパイン・スイッチに接続されています。図5-1の青と緑の接続線を参照してください。

5.2.2 2台のExalogicマシン・フル・ラックの接続

Exalogicマシン・フル・ラックを他のExalogicマシン・フル・ラックに接続する手順は次のとおりです。

  1. 出荷時に接続されているケーブルの取外し
  2. ゲートウェイ・スイッチ間のケーブルの取外し
  3. 各リーフ・スイッチをスパイン・スイッチに接続
  4. Exalogicラックにある各リーフ・スイッチから別のExalogicラックにあるスパイン・スイッチへ接続

5.2.2.1 出荷時に接続されているケーブルの取外し

表5-1は、取り外す必要があるExalogicマシンの出荷時のクロス接続(ケーブル)を示しています。同じInfiniBandファブリックで接続する各Exalogicマシン・フル・ラックでこれらのケーブルを取り外します。

システムのネーミング規則は次のとおりです。Rは、Exalogicマシン・ラックまたはExadataデータベース・マシン・ラックを示します。たとえば、R1はラック1を表します。Uは、ラックでのユニットの高さを示します。たとえば、U24は、ラック・ユニット24を示します。U1はラックの最下部の位置で、U42はラックの最上部です。Exalogicマシンのラック・レイアウトの詳細は、『Oracle Exalogic Elastic Cloudマシン・オーナーズ・ガイド』を参照してください。

表5-1 Exalogicマシンでの出荷時のクロス接続の取外し

ケーブルの接続元スロット ポート 接続先スロット ポート 長さ

U16

0A

U26

0A

2m

U16

0B

U26

0B

2m

U16

1A

U26

1A

2m

U16

1B

U26

1B

2m

U16

2A

U24

2A

2m

U16

2B

U24

2B

2m

U16

3A

U24

3A

2m

U16

3B

U24

3B

2m

U23

0A

U24

0A

1m

U23

0B

U24

0B

1m

U23

1A

U24

1A

1m

U23

1B

U24

1B

1m

U23

2A

U26

2A

1m

U23

2B

U26

2B

1m

U23

3A

U26

3A

1m

U23

3B

U26

3B

1m

注意:

両方のExalogicマシンから、表5-1に示す、出荷時に接続されているケーブルを取り外します。

5.2.2.2 ゲートウェイ・スイッチ間のケーブルの取外し

両方のラックのゲートウェイ・スイッチ間で、ポート4A、4B、5A、5B、6Aおよび6Bに接続されているケーブルは取り除く必要があります。

5.2.2.3 各リーフ・スイッチをスパイン・スイッチに接続

表5-2は、Exalogicマシン・ラック内でリーフ・スイッチ(NM2-GW)をスパイン・スイッチ(NM2-36P)に接続するために使用する必要がある、3mケーブルを示しています。3mケーブルは、Exalogicマシンに同梱されています。互いに接続する各Exalogicマシン・フル・ラックで、リーフ・スイッチからスパイン・スイッチへ接続する必要があります。

表5-2 各リーフ・スイッチからスパイン・スイッチへの3mケーブルの接続

ケーブルの接続元スロット ポート 接続先スロット ポート 長さ

U26

0A

U1

1A

3m

U26

0B

U1

1B

3m

U26

1A

U1

2A

3m

U26

1B

U1

2B

3m

U24

0A

U1

3A

3m

U24

0B

U1

3B

3m

U24

1A

U1

4A

3m

U24

1B

U1

4B

3m

U23

0A

U1

5A

3m

U23

0B

U1

5B

3m

U23

1A

U1

6A

3m

U23

1B

U1

6B

3m

U16

0A

U1

7A

3m

U16

0B

U1

7B

3m

U16

1A

U1

8A

3m

U16

1B

U1

8B

3m

注意:

両方のExalogicマシンで、表5-2に示すように、リーフ・スイッチとスパイン・スイッチを接続します。

5.2.2.4 Exalogicラックにある各リーフ・スイッチから別のExalogicラックにあるスパイン・スイッチへ接続

表5-3は、各Exalogicマシン・フル・ラックのリーフ・スイッチ(NM2-GW)を別のExalogicマシン・フル・ラックのスパイン・スイッチ(NM2-36P)に接続するために使用する必要がある、5m(以上)のケーブルを示しています。5mケーブルは、Exalogicマシンに同梱されています。

表5-3 一方のラックのリーフ・スイッチから2番目のラックのスパイン・スイッチへの5mケーブルの接続

ケーブルの接続元スロット ポート 接続先スロット ポート 長さ

R1-U26

2A

R2-U1

9A

5m

R1-U26

2B

R2-U1

9B

5m

R1-U26

3A

R2-U1

10A

5m

R1-U26

3B

R2-U1

10B

5m

R1-U24

2A

R2-U1

11A

5m

R1-U24

2B

R2-U1

11B

5m

R1-U24

3A

R2-U1

12A

5m

R1-U24

3B

R2-U1

12B

5m

R1-U23

2A

R2-U1

13A

5m

R1-U23

2B

R2-U1

13B

5m

R1-U23

3A

R2-U1

14A

5m

R1-U23

3B

R2-U1

14B

5m

R1-U16

2A

R2-U1

15A

5m

R1-U16

2B

R2-U1

15B

5m

R1-U16

3A

R2-U1

16A

5m

R1-U16

3B

R2-U1

16B

5m

注意:

表5-3に示すように、各Exalogicマシン・フル・ラックのリーフ・スイッチを他のExalogicマシン・フル・ラックのスパイン・スイッチに接続します。

他のExalogicとExalogic間の使用例のネットワーク接続ダイアグラムについては、「ExalogicとExalogic間の使用例のマルチラック配線ダイアグラム」を参照してください。