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Oracle® Exalogic Elastic Cloud管理者ガイド
リリースEL X2-2、X3-2、X4-2およびX5-2
B71910-08
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Exalogicレポートの作成および表示

レポートを使用して、ファームウェアに関係のあるアセットの詳細などのExalogicラックの設定を表示できます。レポートは、ジョブ履歴、ファームウェア、OSの更新、問題などのアセットに関する情報を提供します。レポートは、PDF形式およびCSV形式で作成されます。レポートをエクスポートまたは使用して、対象アセットのジョブを起動できます。

Exalogicシステム・レポートの作成

Exalogic ControlでExalogicシステム・レポートを作成するには、次のステップを完了します。

  1. 「Navigation」ペインで、次のように「Reports」 > 「Exalogic System Report」の順にクリックします。

    図8-10 Exalogicシステム・レポートへの移動

    図8-10の説明が続きます
    「図8-10 Exalogicシステム・レポートへの移動」の説明
  2. 「Actions」ペインで、「Create Exalogic System Report」をクリックします。図8-11に示すように、Exalogicシステム・レポートの作成ウィザードが表示されます。

    図8-11 Exalogicシステム・レポートの作成

    図8-11の説明が続きます
    「図8-11 Exalogicシステム・レポートの作成」の説明

    「Report Name」フィールドに名前を入力します。たとえば、sample_reportと入力します。

    「Description」フィールドに簡単な説明を入力します。

    後でまたは再帰スケジュールでレポートを実行する場合、「Create Schedule」を選択します。

    レポート用に生成される結果の出力形式を選択します。このレポートに使用できる対話式の形式はありません。

  3. 「Next」をクリックして進みます。図8-12に示すように、「Schedule」画面が表示されます。

    次のオプションのいずれかを設定します。

    • 「Now」: レポート・ジョブをすぐに作成します。

    • 「Start Date」: 設定した時刻に1回レポート・ジョブを作成します。

    • 「On a Recurring Schedule」: 設定した間隔で定期的にレポート・ジョブを作成します。「Start Time」、「End Time」およびレポートを作成する間隔の「Number of Hours」を選択します。

  4. 「Next」をクリックします。「Summary」画面が表示されます。
  5. サマリーを確認し、「Run and Close」をクリックします。

    注意:

    「Save Template and Close」をクリックして、レポートをテンプレートとして保存し、ウィザードを閉じることができます。レポートのテンプレートを使用して、後でレポートを生成できます。

Exalogicシステム・レポートの表示

既存のレポートを表示できます。Exalogicレポートには、次のセクションが含まれています。

レポート・パラメータ

「Report Parameters」セクションには、Exalogicシステムの名前およびモデルが表示されます。ラックにあるアセット数もタイプごと(システム内の計算ノード、スイッチ、ストレージ・ノードなど)に表示されます。

図8-13 レポート・パラメータ

図8-13の説明が続きます
「図8-13 レポート・パラメータ」の説明

サマリー表

サマリー表は、レポートにあるすべての表のリストです。これには、各表のレコード数が表示されます。

システム制御ソフトウェア表

システム制御ソフトウェア表は次のものをリストします。

  • Exalogic Controlのソフトウェア・コンポーネント

  • Exalogic Controlのソフトウェア・コンポーネントのバージョン

  • 説明

  • Exalogic Controlを実行しているVMの名前

  • Exalogic Control VMをホストしているOracle VMサーバーの名前

計算ノード表

計算ノード表は、ラックの設定(次のものなど)を表示します。

  • アセットのタイプ

  • アセットの名前(計算ノード)

  • ファームウェアのバージョン(BIOS、サービス・プロセッサ、HCAアダプタなど)

  • ラックにあるアセットのバージョンと場所

スイッチ表

スイッチ表は、スイッチ・ノードの名前、スイッチのタイプ、ファームウェアのバージョンおよびラックにあるスイッチの場所をこれが配置されているスロット番号とともに表示します。

ストレージ・アプライアンス表

ストレージ・アプライアンス表は、計算ノードの名前、サービス・プロセッサ・ファームウェアのバージョンおよびアプライアンスの場所をこれがラック内で配置されているスロット番号とともに表示します。

配電設備表

配電設備表は、PDUおよびそのファームウェアのバージョンを表示します。

検証表

検証表は、ラックの検証結果を表示します。ベースライン・チェックは、ラックの既知のスキーマに対して実行されます。表の「Expected Component」列には、ベースライン・チェックの実行時にスロットの配置されたコンポーネントがスキーマと一致しない場合に必要なコンポーネントが表示されます。