Exalogic VMイメージの変更を開始する前に、次の注意を読んでください。
Exalogic Control VMイメージは変更しないでください。変更する場合は、Oracleサポートにご連絡ください。
すでにOracle VM (OVM)のリポジトリにインポートして登録してあるテンプレートは、変更しないでください。Exalogicゲスト・ベース・テンプレートを変更する場合は、そのテンプレートのtgz
ファイルを使用して開始してください。
または、次に示すように、アーティファクトをExalogic OVMリポジトリから、Exalogicの外部にあるホストにコピーします。
注意:
この手順では、サンプルの名前を使用しています。テンプレート名とパスには、適切なものを使用してください。
変更するテンプレートに対応するvm.cfg
ファイルを識別します。たとえば、次のコマンドを実行します。
grep Exalogic_Base_Template /OVS/Repositories/*/Templates/*/vm.cfg
出力例は次のようになります。
/OVS/Repositories/0004fb0000030000986539c7d4fe8a92/Templates/0004fb00001400000f5e855e6e5dbb32/vm.cfg:OVM_simple_name = 'Exalogic_Base_Template'
vm.cfg
ファイルに対応するディスクを見つけます。次に例を示します。
grep disk /OVS/Repositories/0004fb0000030000986539c7d4fe8a92/Templates/0004fb00001400000f5e855e6e5dbb32/vm.cfg
出力例は次のようになります。
disk = ['file:/OVS/Repositories/0004fb0000030000986539c7d4fe8a92/VirtualDisks/4d84c59e-fbb3-4c3b-92c7-fe7bd591ae38.img,hda,w','file:/OVS/Repositories/0004fb0000030000986539c7d4fe8a92/VirtualDisks/b0ed1dee-7323-420d-b7f2-364d1ec70194.img,hdb,w']
これらのアーティファクトを、Exalogicの外部にあるホストにすべてコピーします。
必要に応じて、vm.cfg
ファイルを編集します。
modifyjeos
を使用するか、手動でテンプレートを編集します。
すべての変更を行った後に、tarファイルを作成します。
VMイメージの変更には、modifyjeos
コマンドが使用できます。このコマンドは、VMイメージに同梱されているRPMの1つに含まれています。また、手動でVMイメージを変更することもできます。
注意:
LVMベース・テンプレートでmodifyjeos
は機能しません。
modifyjeos
を使用してVMイメージをカスタマイズするときには、そのVMが実行中でないことを確認してください。また、vm.cfg
ファイルとSystem.img
ファイルをバックアップしてからmodifyjeos
を実行してください。
VMの構成ファイル(vm.cfg
)を見つけるには、次のステップを完了します。
次の手順を実行して、VMのIDを特定します。
a.Exalogic ControlのWebインタフェースにログインします。
b.左側のナビゲーション・ペインの「Assets」の下で、Exalogicマシン(Oracle Exalogic X2-2AK00026800
など)を選択して「Servers」を開きます。「Servers」の下で、収集するIDを持つVMを特定します。「Virtual Machine Display Name」を確認します。これは、「Virtual Machine Name」とは異なります。
c.VMを特定したら、中央ペインの「Summary」タブをクリックします。このペインには、「Virtual Machine Name」と「Virtual Machine Display Name」の両方が表示されます。たとえば、「Virtual Machine Name」が0004fb000006000021e3117abee1b9df
だとします。
SSHを使用して、VMをホストするサーバー・プールexelpool1
内の、任意の計算ノードに接続します。
ログイン後、次のディレクトリに移動します。
# cd /OVS/Repositories/*/VirtualMachines/<ID>
たとえば、次のようになります。
# cd /OVS/Repositories/*/VirtualMachines/0004fb0000060000dcda55f345cc8ec3
このディレクトリには、vm.cfg
という名前のファイルが1つ含まれています。このファイルには、VMの構成情報が含まれています。