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Oracle® Exalogic Elastic Cloud管理者ガイド
リリースEL X2-2、X3-2、X4-2およびX5-2
B71910-08
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インストール

この項には次のトピックが含まれます:

クラウド管理APIのインストール

クラウドWebサービスは、Exalogic Controlのインストール時に、Exalogic Controlのエンタープライズ・コントローラ・コンポーネントをホストしているVMに自動的にインストールされます。エンタープライズ・コントローラをホストしているVMに、APIを個別にインストールする必要はありません。

JavaクライアントAPIのインストール

JavaクライアントAPIは、Oracle Enterprise Manager Ops Centerに含まれています(別パッケージ)。JavaクライアントAPIは、Exalogic Controlのエンタープライズ・コントローラ・コンポーネントをホストしているVMに接続している個別のマシンに、スタンドアロン・パッケージとしてインストールできます。

このクライアントAPIを、Oracle Solarisを実行しているマシンにインストールする場合は、ORCL-sysman-iaas-api.pkgパッケージをインストールする必要があります。このクライアントAPIを、Oracle Linuxを実行しているマシンにインストールする場合は、orcl-sysman-iaas-api.rpmパッケージをインストールする必要があります。

これらのパッケージは、Exalogic Controlのエンタープライズ・コントローラ・コンポーネントをホストしているVM (/var/opt/orcl/orcl-sysman-oes-template-config/dvd/Linux_i686/Product/components/packages/または/var/opt/orcl/orcl-sysman-oes-template-config/dvd/SunOS_i386/Product/components/packages/)から、JavaクライアントAPIをインストールするリモートのマシンにコピーする必要があります。

JavaクライアントAPIをリモートのマシンにインストールするには、次の手順を実行します。

  1. リモートのマシンにrootユーザーとしてログインします。
  2. エンタープライズ・コントローラをホストしているVMから、JavaクライアントAPIパッケージをコピーしたディレクトリに移動します。
  3. 次に示すようにパッケージをインストールします。

    Solarisの場合: #pkgadd -d ORCLsysman-iaas-api

    Linuxの場合: #rpm -i orcl-sysman-iaas-api*.rpm

    注意:

    API jarパッケージからのファイルは、/opt/oracle/iaas/iaas-java-apiディレクトリに格納されます。このAPI jarファイルを使用する前に、JAVA_HOME環境変数を設定し、これがPATH環境変数に含まれていることを確認してください。

クラウド管理CLIのインストール

クラウド管理CLIは、Oracle Enterprise Manager Ops Centerに含まれています(別パッケージ)。このパッケージは、Exalogic Controlのエンタープライズ・コントローラ・コンポーネントをホストしているVMに接続している個別のマシンに、スタンドアロン・パッケージとしてインストールできます。

このCLIを、Oracle Solarisを実行しているマシンにインストールする場合は、ORCL-sysman-iaas-cli.pkgパッケージをインストールする必要があります。このCLIを、Oracle Linuxを実行しているマシンにインストールする場合は、orcl-sysman-iaas-cli.rpmパッケージをインストールする必要があります。

これらのパッケージは、Exalogic Controlのエンタープライズ・コントローラ・コンポーネントをホストしているVM (/var/opt/orcl/orcl-sysman-oes-template-config/dvd/Linux_i686/Product/components/packages/または/var/opt/orcl/orcl-sysman-oes-template-config/dvd/SunOS_i386/Product/components/packages/)から、IaaS CLIクライアントをインストールするリモートのマシンにコピーする必要があります。

CLIクライアントをリモートのマシンにインストールするには、次の手順を実行します。

  1. リモートのマシンにrootユーザーとしてログインします。
  2. Exalogic Controlのエンタープライズ・コントローラ・コンポーネントをホストしているVMから、IaaS CLIパッケージをコピーしたディレクトリに移動します。
  3. 次に示すようにパッケージをインストールします。

    Solarisの場合: #pkgadd -d ORCLsysman-iaas-cli

    Linuxの場合: #rpm -i orcl-sysman-iaas-cli*.rpm

    注意:

    このパッケージからのファイルは、/opt/oracle/iaas/cliディレクトリに格納されます。CLIのコマンドを実行するユーザーは、このディレクトリにアクセスする権限を持っている必要があります。

  4. 次のコマンドを実行します。

    #cd /opt/oracle/iaas/cli/bin

    #export IAAS_HOME=/opt/oracle/iaas/cli

    #export JAVA_HOME=<location_of_Java>

  5. クラウド管理ユーザーまたはクラウド・ユーザーとして、ベースURLをエンタープライズ・コントローラの場所に設定します。次に例を示します。

    ./akm-describe-accounts --base-url https://<EC_URL>/--user root --password-file ~/root.pwd.file

    EC_URLはエンタープライズ・コントローラの場所です。変数IAAS_BASE_URLを設定すると、追加のコマンドを実行するときに場所の入力が必要なくなります。

    #export IAAS_BASE_URL=https://<EC_URL>/