Oracle® Exalogic Elastic Cloud Oracle Identity and Access Managementエンタープライズ・デプロイメント・ガイド リリースEL X2-2、X3-2、X4-2およびX5-2 E51446-03 |
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新しいOracle RACアプリケーションを開発する際は、GridLinkデータ・ソースを使用することをお薦めします。ただし、GridLinkデータ・ソースをサポートしていない従来のアプリケーションやデータベースを使用している場合は、この付録の情報を参照してください。
この付録の内容は次のとおりです。
マルチ・データ・ソースによって、接続リクエストを満たすために使用する、データ・ソースの順序付けられたリストが提供されます。通常、このようなマルチ・データ・ソースへの接続リクエストはすべて、リストの先頭のデータ・ソースによって処理されます。データベース接続テストが失敗して接続を置き換えられなかった場合、またはデータ・ソースが中断された場合は、リストの次のデータ・ソースから順番に接続が検索されます。
Oracle RACでのマルチ・データ・ソースの構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの構成と管理』のOracle RACでのマルチ・データ・ソースの使用に関する項を参照してください。
ドメインを構成する際に、データ・ソースを構成します。たとえば、エンタープライズ・デプロイメント参照トポロジに対して最初の管理ドメインを構成する場合は、構成ウィザードを使用して、ドメインの特性およびデータ・ソースを定義します。
このエンタープライズ・デプロイメント・ガイドにおけるトポロジの構成手順には、Oracle RACを使用してGridLinkデータ・ソースを定義する固有の手順が含まれています。GridLinkデータ・ソースではなくマルチ・データ・ソースを使用する場合は、GridLinkに関する説明を次のように置き換えます。
「JDBCコンポーネント・スキーマの構成」画面で、次の操作を行います。
適切なスキーマを選択します。
「コンポーネント・スキーマのRAC構成」で、「RACマルチ・データ・ソースへ変換」を選択します。
リポジトリ作成ユーティリティを実行すると、次のデータ・ソースがスキーマの接頭辞とともに画面に表示されることを確認します。
「次へ」をクリックします。
「RACマルチ・データ・ソース・コンポーネント・スキーマの構成」画面が表示されます。この画面で、次の操作を行います。
次の各フィールドに値を入力して、RCUでシードされたOracle RACデータベースの接続情報を指定します。
ドライバ: 「*OracleのRACサービス・インスタンス接続用ドライバ(Thin)、バージョン:10、11」を選択します。
サービス名: データベースのサービス名を入力します。
ユーザー名: スキーマの完全なユーザー名(接頭辞を含む)を入力します。
パスワード: スキーマへのアクセスで使用するパスワードを入力します。
ホスト名、インスタンス名およびポートを入力します。
「追加」をクリックします。
この手順を各Oracle RACインスタンスについて繰り返します。
「次へ」をクリックします。
「JDBCデータ・ソースのテスト」画面で、接続が自動的にテストされます。「ステータス」列に結果が表示されます。すべての接続が成功したことを確認します。成功していないものがある場合は、「前へ」をクリックして前の画面に戻り、エントリを訂正します。
すべての接続が成功したら、「次へ」をクリックします。