Oracle® Exalogic Elastic Cloud Oracle SOA Suiteエンタープライズ・デプロイメント・ガイド リリースEL X2-2、X3-2、X4-2およびX5-2 E51447-02 |
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新しいOracle RACアプリケーションを開発する際は、GridLinkデータ・ソースを使用することをお薦めします。ただし、GridLinkデータ・ソースをサポートしていない従来のアプリケーションおよびデータベースを使用している場合は、この付録の情報を参照してください。
この付録の内容は次のとおりです。
マルチ・データ・ソースは、接続リクエストを処理するために使用するデータ・ソースの順序付きリストを提供します。通常、この種のマルチ・データ・ソースに対する接続リクエストは、すべて、リストの最初のデータ・ソースによって処理されます。データベースの接続テストが失敗し、接続の置換ができない場合またはデータ・ソースが一時停止している場合、接続はリストの次のデータ・ソースから順に試みられます。
Oracle RACを使用したマルチ・データ・ソースの構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの構成と管理』のOracle RACでのマルチ・データ・ソースの使用方法に関する項を参照してください。
データ・ソースは、ドメインを構成するときに構成します。たとえば、Exalogicエンタープライズ・デプロイメント参照トポロジに最初に管理ドメインを構成するときは、構成ウィザードを使用して、ドメインの特性およびデータ・ソースを定義します。
このExalogicエンタープライズ・デプロイメント・ガイドに記載されているトポロジの構成手順には、Oracle RACを使用するGridLinkデータ・ソースの具体的な定義手順も含まれています。GridLinkデータ・ソースのかわりにマルチ・データ・ソースを使用する場合、GridLink用の説明を次のように置き換えてください。
「JDBCコンポーネント・スキーマの構成」画面:
適切なスキーマを選択します。
「コンポーネント・スキーマのRAC構成」については、「RACマルチ・データ・ソースへ変換」を選択します。
リポジトリ作成ユーティリティを実行した際、次のデータ・ソースがスキーマの接頭辞とともに画面に表示されることを確認してください。
「次へ」をクリックします。
「RACマルチ・データ・ソース・コンポーネント・スキーマの構成」画面が表示されます。この画面で、次のようにします。
次の各フィールドに値を入力して、RCUでシードされたOracle RACデータベースの接続情報を指定します。
ドライバ: Oracle driver (Thin) for RAC Service-Instance connectionsバージョン10、11を選択します。
サービス名: データベースのサービス名を入力します。
ユーザー名: スキーマの完全なユーザー名(接頭辞を含む)を入力します。
パスワード: スキーマへのアクセスに使用するパスワードを入力します。
ホスト名、インスタンス名およびポートを入力します。
「追加」をクリックします。
これをOracle RACインスタンスごとに繰り返します。
「次へ」をクリックします。
「JDBCデータ・ソースのテスト」画面で、接続が自動的にテストされます。「ステータス」列に結果が表示されますすべての接続に成功したことを確認してください。それ以外の場合は、「前へ」をクリックして前の画面に戻り、入力内容を修正します。
すべての接続に成功したら「次へ」クリックします。