この章の内容は次のとおりです。
この項では、発生する可能性のある問題と考えられる解決策について説明します。
WebSphere Application Serverを使用中で、JD Edwards EnterpriseOneを連携またはクラスタ化されたWebサーバーの構成要素として実行している場合、最新のToolsリリースのデプロイ後にWebSphereグローバル・プラグイン構成の再生成が必要になる場合があります。これは、新規サーブレットがデプロイ中のToolsリリースに追加されている場合は必須です。
WebSphereグローバル・プラグインを再生成するには、次のようにします。
WebSphere Application Server(WAS)コンソールを開きます。
「環境」ツリー構造を開きます。
「グローバルWebサーバー・プラグイン構成の更新」オプションを選択します。
「OK」をクリックして、新規プラグインを生成します。
新規ファイルの認識のためにHTTPサーバーを再起動します。
ウォッチリストは、Webサーバーの負荷を軽減する目的で設計されています。クエリーによるウォッチリストの実行は、同じ情報を得るために関連付けられたアプリケーションを開くよりも、必要なオーバーヘッドが少なくなります。アプリケーションを開かずに、ユーザーが必要な情報を「ウォッチリスト」メニューから取得できれば、実質的に、Webサーバーの負荷減少して生産性が向上します。
ウォッチリストのリフレッシュ間隔を5分に定義しても、ウォッチリストが5分ごとに実行されるわけではありません。ユーザー・アクション(「ウォッチリスト」ドロップダウン・メニューをクリックするなど)が実行されると、更新の必要性を確認するため、ウォッチリストがリフレッシュ間隔を確認します。つまり、ユーザー・アクションが実行されなければ、ウォッチリストは実行されません。
ユーザーが設定するウォッチリストが、Webサーバーのパフォーマンスに悪影響を及ぼさないようにするための構成設定がいくつかあります。この設定は、「Webオブジェクト設定」見出しの下にあるServer Managerの「Webランタイム」セクションにあります。
Webオブジェクト設定 | 値 |
---|---|
ウォッチリスト: 返されるデフォルト最大レコード数 | 「ウォッチリストの管理」タブで「返される最大レコード数」フィールドのデフォルト値を指定します。これは、ウォッチリストの作成時に使用されます。 |
ウォッチリスト: 返される上限最大レコード数 | ウォッチリストの「返される最大レコード数」フィールドにユーザーが入力できる最大値を指定します。ユーザーがウォッチリストの作成または編集時にこれを超える値を設定すると、エラーが返されます。 |
ウォッチリスト: デフォルト・リフレッシュ間隔 | 「ウォッチリストの管理」タブで「リフレッシュ間隔」フィールドのデフォルト値(分)を指定します。これは、ウォッチリストの作成時に使用されます。 |
ウォッチリスト: 下限リフレッシュ間隔 | ウォッチリストの「リフレッシュ間隔」フィールドにユーザーが入力できる最小値(分)を指定します。 |
ウォッチリスト: スレッド数 | 同時に更新できるウォッチリストのユーザーごとの最大数を指定します。 |
ウォッチリストの作成の詳細は、『JD Edwards EnterpriseOne Applications One View Watchlists Implementation Guide』を参照してください。