23 外注管理の伝票照合での経費について

この章には次のトピックがあります。

23.1 外注管理の伝票照合での経費

作業を米国連邦政府契約プロジェクトに外注する場合は、経費がプロジェクトに転記されるとすぐに政府への次の請求書に経費が含められることが想定されます。政府の規定によると、この経費は期日どおりにベンダーに支払われる必要もあります。支払は商品の受領ではなく仕入先への請求書に依存するため、仕入先の請求書を受け取るまでこの費用は請求できません。入荷作成時に、金額は費用勘定に転記されるのではなく、延期して伝票照合時に費用として処理する必要があります。

伝票照合時まで費用処理を延期するには、行タイプ固定情報プログラム(P40205)の「行タイプ固定情報の改訂」フォーム(W40205B)の「伝票で経費処理」を選択してください。このオプションは在庫インターフェイスAまたはBのみに設定します。このオプションを設定すると、入荷確認処理中に受領した商品またはサービスに対して仕訳は作成されません。伝票照合によってのみ、購買オーダーの金額が費用勘定に転記されます。

行タイプ固定情報(P40205)で「伝票で経費処理」オプションが選択されている場合は、「買掛管理インターフェイス」も選択する必要があります。「買掛管理インターフェイス」は、このオーダー・タイプを含むすべてのアクティビティの金額または単価を買掛管理に反映することを指定するコードです。

また、「行タイプ固定情報の改訂」フォームで「伝票照合差異勘定」を選択して、差額を計上する勘定を指定することもできます。このフィールドは在庫インターフェイスがAまたはBの場合にのみ使用します。