この章では、次のトピックについて説明します。
「One View」メニューの「レポートの管理」項目を使用すると、様々な方法でレポートを変更できます。変更する内容に応じて、変更は、JD Edwards EnterpriseOneまたはOracle BI Publisherのいずれかで行われます。
変更の例を次に示します。
レポートのデフォルト出力形式の変更。
カラムの追加または削除。
ニーズに合せて、レポートのデータ・モデルからカラムを追加できます。たとえば、データ・モデルに「カテゴリ・コード1」カラムが含まれるが、会社が「カテゴリ・コード2」を使用している場合、レポート定義を変更して、「カテゴリ・コード2」を追加できます。
チャート・タイプの変更、テーブルの追加またはフォントの変更。
別のチャート・タイプ、色またはフォントを使用する場合、適宜レポート・レイアウトを変更できます。
会社または部門のロゴの追加。
出力形式の変更を除き、レポートの変更手順は共有レポートと個人用レポートで異なります。
レポートを変更する前に、まず、変更が個人の設定であるか、または組織全体に適用されるかどうかを決定します。社内の別のユーザーが共有レポートをコピーし、同様の変更をする場合、共有レポートの変更は有効です。共有レポートを変更するかどうかは、変更によりレポートの組織に対する価値が向上するかどうかに基づきます。
注意:
JD Edwardsに用意されているレポートを変更するときは、レポートを新しい名前でコピーし、そのコピーを変更することをお薦めします。このように変更することで、JD Edwardsによってレポートが更新されたときに、行った変更は上書きされません。共有レポートを個人用レポートにコピーし、個人用レポートを変更します。レポートを変更した後、自分で使用するための個人用レポートとして保持するか、共有レポートにプロモートできます。
注意:
個人用レポートを共有レポートにする前に、システム管理者がプロモーション要求を承認する必要があります。個人用レポートを別の個人用レポートにコピーし、そのコピーされたレポートを変更します。コピーされたレポートを変更した後、自分で使用するための個人用レポートとして保持するか、共有レポートにプロモートできます。
共有レポートを予約します。共有レポートを予約すると、システムにより、個人用レポートに同じ名前でレポートのコピーが作成されます。次に、レポートの個人用レポートのバージョンを変更し、プロモートできます。プロモーション要求が承認されると、システムにより、共有レポートが、変更されたバージョンと置換され、個人用レポート・バージョンが削除されます。
「One View」メニューの「レポートの管理」からレポート選択すると、サイド・パネルが表示されます。サイド・パネルには、「レイアウト」タブおよび「レポート定義」タブがあります。「レイアウト」および「レポート定義」タブに表示されるアイコンは、ユーザーのセキュリティ・レベル、およびレポートが共有か個人用かによって異なります。
システム管理者は、個人またはロール別にセキュリティ・レコードを設定して、個人ユーザーまたはロール別に特定のOne View Reporting機能のアクセスを制限します。
機能権限の詳細は、『JD Edwards EnterpriseOne Tools One View管理ガイド』の「One View Reporting機能権限の設定」を参照してください。
注意:
One Viewレポートを変更または作成するには、ユーザーに、One View Reporting機能の権限が必要であり、Oracle BI PublisherのユーザーIDが関連付けられている必要があります。詳細は、『JD Edwards EnterpriseOne Tools One View管理ガイド』の「One View Reportingのインストールおよび構成」を参照してください。各One Viewレポートに関する情報は、サイド・パネルの「レイアウト」および「レポート定義」タブで使用できます。「One Viewレポート情報」アイコンをクリックすると、レポートのベースになっているOne Viewアプリケーション、バージョンおよびフォームを表示できます。また、One Viewレポート情報には、レポート・クエリーIDが含まれており、これを使用して、EnterpriseOneメニュー、EnterpriseOneページおよびショートカット・ランチャーにレポートをタスクとして追加できます。
『JD Edwards EnterpriseOne Tools System Administration Guide』の「Creating Tasks in Web Client」を参照してください。
One Viewレポートに関する情報を検索するには、次の手順に従います。
One Viewレポートが存在するアプリケーションに移動します。
「One View」メニューから、「レポートの管理」を選択します。
ドロップダウン・リストからレポートを選択します。
サイド・パネルが表示されます。
「レイアウト」または「レポート定義」タブで、「One Viewレポート情報」アイコンをクリックします。
One View Reporting情報が「バージョン情報」ウィンドウに表示されます。
ユーザーが個人用レポートに行う変更は、そのユーザーにのみ適用されるため、個人用レポートの「レイアウト」および「レポート定義」タブに表示されるオプションは、共有レポートよりも多くなります。既存の共有レポートまたは個人用レポートをコピーするか、または新規レポートを追加することで、個人用レポートを作成します。
個人用レポートを既存レポートから作成するには、共有レポートまたは個人用レポートのいずれかを同じ名前で新規レポートにコピーします。コピーされたレポートは、「One View」メニューの「マイ・レポート」の下に表示されます。
次の特殊文字を使用しないでください: ~`\'!@#$%ˆ{ENT:*()+={[}]|\}:"<,>.?/
各アプリケーション内で一意の名前をレポートに付けてください。
アプリケーションの範囲内またはデータ・ブラウザ内で、レポート名は各所有者に対して一意である必要があります。
最大50文字まで使用できます。
One View Reporting対応フォームにアクセスします。
「One View」メニューから「レポートの管理」を選択し、共有レポートまたは個人用レポートのいずれかを選択します。
「レポート定義」タブで、「コピー」アイコンをクリックします。
「コピー用の名前を入力」フィールドで、レポートの名前を入力します。
重要:
共有レポートを予約して変更する場合以外は、個人用レポートに共有レポートと同じ名前を指定しないことをお薦めします。共有レポートを予約すると、システムにより、変更を加え共有状況にプロモートするための個人用コピーが作成されます。個人用レポートの名前が共有レポートと同じ場合、プロモーション要求が承認されると、行った変更により前のバージョンの共有レポートが上書きされます。
また、既存のレポートに基づかない完全な新規レポートを追加することもできます。詳細は、新規One Viewレポートの追加を参照してください。
レポートのレイアウトを使用して、テンプレート内のオブジェクト(データ項目、カラムなど)を配置します。レポートは、ユーザー自身が作成したものも含めて、複数のレイアウトを持てます。個人用レポートを共有レポートにする場合、個人用レポートをプロモートします。プロモーション要求が承認されると、個人用レポートは共有レポートになります。
「レイアウト」タブでは、異なるレポート・レイアウトの選択、ロー・セット・オプションの選択、および出力形式の変更を行えます。「レイアウトの編集」アイコンが、個人用レポートの「レイアウト」タブに表示されます。他のユーザーに影響を与えずに、個人用レポートのレポート・レイアウトを変更できるため、「レイアウトの編集」アイコンが「レイアウト」タブに表示されます。
次は、個人用レポートの「レイアウト」タブの例です。
レイアウト・オプションの追加情報は、「「レイアウト」タブ」を参照してください。
One Viewレポートのレイアウトを作成および変更するには、Oracle BI Publisherのレイアウト・エディタを使用します。次の例は、レポート・レイアウトに行える変更を示しています。
カテゴリ・コードのチャートへのマップ。
チャートの追加。
チャート・タイプの変更。
(ツール9.1更新5)レポート基準を満たすレコード数がレポートの表示レコード数を超えている場合の警告の追加。
(ツール9.1更新5)レポートの選択基準の表示。
> チュートリアル:
この機能の動画を見るにはここをクリックします。
次の表に、「レイアウトの編集」アイコンを示し、その使用方法を説明します。
「レイアウトの編集」アイコン |
説明 |
---|---|
![]() |
個人用レポートのレイアウトを編集するには、このアイコンをクリックします。「レイアウトの編集」アイコンをクリックすると、レポート・レイアウトの変更または新規レイアウトの追加を行える、BI Publisherのレイアウト・エディタが表示されます。 |
データ・モデルに対するカラムの追加または削除など、その他のタイプのレポート変更を行うには、「個人用レポートの「レポート定義」タブ」を参照してください。
One View Reporting対応フォームにアクセスします。
「One View」メニューから、「レポートの管理」を選択します。
「マイ・レポート」からレポートを選択します。
サイド・パネルの「レイアウト」タブで、「レイアウトの編集」アイコンをクリックします。
BI Publisherのレイアウト・エディタで、既存のレポート・レイアウトを変更するか、新規レイアウトを追加します。
注意:
「サインアウト」リンクをクリックしないでください。クリックすると、同じセッション中にOne Viewレポートを実行するためにBI Publisherに手動でサインインする必要があります。詳細は、『Oracle® Fusion Middlewareレポート・デザイナーズ・ガイド for Oracle Business Intelligence Publisher』の「レポートの編集」を参照してください。
レポート結果の取得に使用した選択基準を表示する必要がある場合は、この情報をレポートに追加できます。
注意:
レポート・レイアウトに選択基準を追加する前に、レポートを予約する必要があります。Oracle BI Publisherのレイアウト・エディタで選択基準ノードを使用できるようにするには、レポートを1回以上予約する必要があります。One View Reporting対応フォームにアクセスします。
「One View」メニューから、「レポートの管理」を選択します。
「マイ・レポート」からレポートを選択します。
サイド・パネルの「レイアウト」タブで、「レイアウトの編集」アイコンをクリックします。
BI Publisherで、レポートの「編集」オプションを選択します。
BI Publisherのレイアウト・エディタで、選択基準を表示するリストをレポート上に挿入します。
「データ・ソース」ペインの「Grid01\Criteria」フォルダの下で、「レポート基準」または「レポート基準とテーブル名」のいずれかを選択し、先ほど作成したリスト・ボックスにドラッグします。
どちらのオプションでもレポート基準が表示されます。ただし、2番目のオプションでは該当するレポート基準のテーブル名も表示されます。
必要に応じてリストの書式を設定します。
レポートのデータが影響を受けないように、フィルタを削除する必要があります。フィルタを削除するには、リスト・ボックスの外側でクリックしてから、「対話型」の下にある「構成」イベントを選択します。これにより、フィルタを選択/選択解除するダイアログ・ボックスが表示されます。フィルタを選択解除して無効化し、「OK」をクリックします。
「保存」を選択します。
注意:
「サインアウト」リンクをクリックしないでください。クリックすると、同じセッション中にOne Viewレポートを実行するためにBI Publisherに手動でサインインする必要があります。詳細は、『Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』のレポートの編集に関する項を参照してください。
> チュートリアル:
この機能の動画を見るにはここをクリックします。
レポートを実行すると、「レコード件数を取得」フィールドに指定されているレコード数またはシステム制限値のいずれか小さい方を最大件数としてデータがレポートに表示されます。レポート・データが制限されると、対話型でレポートを実行しているユーザーにポップアップ警告が表示されます。このレポート警告はレポート自体に追加することも可能です。
One View Reporting対応フォームにアクセスします。
「One View」メニューから、「レポートの管理」を選択します。
「マイ・レポート」からレポートを選択します。
サイド・パネルの「レイアウト」タブで、「レイアウトの編集」アイコンをクリックします。
BI Publisherで、レポートの「編集」オプションを選択します。
「データ・ソース」ペインの「Grid01」フォルダの下で、「レポート警告」を選択し、これを表示させるレポート領域にドラッグします。
「保存」を選択します。
注意:
「サインアウト」リンクをクリックしないでください。クリックすると、同じセッション中にOne Viewレポートを実行するためにBI Publisherに手動でサインインする必要があります詳細は、『Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』のレポートの編集に関する項を参照してください。
> チュートリアル:
この機能の動画を見るにはここをクリックします。
レポート定義には、One Viewレポートに関する情報(データ・モデルから選択されるカラム、使用されている命名規則、ロー設定、レポートの名前など)が含まれます。レポート・定義を作成または変更するには、レポート定義サイド・パネルを使用します。
次は、個人用レポートの「レポート定義」タブの例です。
「レポート定義」サイド・パネルの「選択したカラム」部分には、レポートに選択されたカラムが表示されます。カラムをクリックすることで、レポート定義からカラムを削除できます。追加のカラムをレポート定義に含めるには、プラス(+)記号の付いたQBEカラム見出しをクリックします。また、タブのアイコンを使用すると、次のタスクを実行できます。
レポートのデータ・モデルの変更。
既存のレポートをコピーします。
サンプル・データを使用した既存レポートのコピー。
共有レポートへの個人用レポートのプロモート。
データ辞書の命名規則へのレポートの同期化。
データ・モデルのすべてのカラムのレポート定義への追加。
データ・モデルのすべてのカラムのレポート定義からの削除。
レポートの削除。
次の表に、レポート定義オプションを示します。
次のアイコンが、個人用レポートの「レポート定義」タブに表示されます。
注意:
JD Edwardsに用意されているレポートを変更するときは、レポートを新しい名前でコピーし、そのコピーを変更することをお薦めします。このように変更することで、JD Edwardsによってレポートが更新されたときに、行った変更は上書きされません。レポートの保存機能を使用すると、レポート定義およびレポート・レイアウトを維持しながら、既存レポートのデータ・モデルおよびサンプル・データを置換できます。既存のレポート・レイアウトを維持し、新規データ・モデル・カラムで変更するには、このオプションを使用します。
新規データ・モデルおよびサンプル・データを作成するには、検索/表示フォームを使用して、レポートに必要なデータを検索し、「レポートの保存」オプションを選択します。変更が行われる前に、データ・モデルのみの置換えでよいかどうか確認されます。データ・モデルのみの置換えでは、レポート・レイアウトに対するカラムの追加または削除が必要になる場合があるため、BI Publisherのレイアウト・エディタが自動的に起動され、レイアウトを確認し必要な変更を行うことができます。
注意:
「サインアウト」リンクをクリックしないでください。クリックすると、同じセッション中にOne Viewレポートを実行するためにBI Publisherに手動でサインインする必要があります。「名前を付けて保存」機能を使用した既存のレポートのコピーによる新規レポートの作成
「レポートに名前を付けて保存」を選択すると、既存レポートのレポート定義およびレポート・レイアウトが新規レポートに指定した名前で保存されますが、データ・モデルおよびサンプル・データは、検索/表示フォームに示されたデータで置き換えられます。
データ・モデルおよびサンプル・データを置き換えたくない場合、「レポートに名前を付けて保存」オプションではなく「レポートのコピー」オプションを使用してください。
「レポートのコピー」オプションでは、レポートのサンプル・データ、レポート定義、データ・モデルおよびレポート・レイアウトが、指定した名前で新規の個人用レポートにコピーされます。同じ名前のレポートがすでに存在する場合、そのレポートはコピーされたレポートで上書きされます。
サンプル・データをコピーしたくない場合、「レポートのコピー」オプションではなく「レポートに名前を付けて保存」オプションを使用してください。
「レポートのプロモート」オプションは、個人用レポートの共有レポートへの変換の要求を開始します。システム管理者がプロモーション要求を承認する必要があります。個人用レポートが共有状況にプロモートされると、そのレポートは個人用レポートとして表示されなくなります。
組織内で複数の言語を使用している場合は、データ辞書項目の命名規則の使用が適しています。データ辞書項目名は、ユーザー言語設定に従って翻訳されます。カラム・タイトルは、同じようには翻訳されない場合があります。
同期化オプションを使用すると、次のような結果になります。
カラム・タイトルの命名規則を使用しているレポートは、データ辞書項目の命名規則を使用して新規レポートに変換されます。レポート・レイアウトのカラム・タイトルも変更されます。
グリッド内の現在のデータは、新規レポートのサンプル・データになります。
レポートにカラムを個別に追加するのではなく、グリッドのすべてのカラムをレポートに同時に追加できます。
検索/表示フォームのグリッドに少数のカラムしかない、または選択した少数のカラムのみでグリッドをカスタマイズしたが、レポート作成用にすべてのカラムが必要な場合に、このオプションは便利です。すべてのグリッド・カラムが表示されている場合、One View Reportingアプリケーションでこのオプションを使用しないことをお薦めします。
データ・モデルからカラムを個別に削除するのではなく、すべてのカラムデータ・モデルから削除できます。
個人用レポートが必要でなくなった場合に削除できるオプションがあります。「レポートの削除」オプションは、レポート定義、データ・モデルおよびレポート・レイアウトを削除します。レポートが削除されると、そのレポートは「One View」メニューの「マイ・レポート」の下に表示されなくなります。共有レポートは、システム管理者が削除する必要があります。
「レポートの保存」オプションは、レポートのレイアウトを維持したまま、既存のレポートのデータ・モデルを置き換えます。
One View Reporting対応フォームにアクセスします。
「One View」メニューから、「レポートの管理」を選択します。
「マイ・レポート」からレポートを選択します。
検索/表示フォームで、新規レポートのデータを検索します。
「レポート定義」タブで、「レポートの保存」アイコンをクリックします。
メッセージ「データ・モデルの置き換え中に、レポートとレイアウトを維持しますか。」が表示されます。
「OK」をクリックしてデータ・モデルを置き換えます。
BI Publisherのレイアウト・エディタが表示されます。
必要に応じて、新規データ・モデルに一致するようにレポート・レイアウトを編集します。
注意:
「サインアウト」リンクをクリックしないでください。クリックすると、同じセッション中にOne Viewレポートを実行するためにBI Publisherに手動でサインインする必要があります。Oracle BI Publisherのレイアウト・エディタの詳細は、『Oracle® Fusion Middlewareレポート・デザイナーズ・ガイド for Oracle Business Intelligence Publisher』の「レポートの編集」を参照してください。
「レポートに名前を付けて保存」オプションは、既存のレポートと同じレポート定義およびレポート・レイアウト、および新規のデータ・モデルを使用して新規レポートを作成します。
One View Reporting対応フォームにアクセスします。
「One View」メニューから、「レポートの管理」を選択します。
「マイ・レポート」からレポートを選択します。
検索/表示フォームで、新規レポートのデータを検索します。
「レポート定義」タブで、「レポートに名前を付けて保存」アイコンをクリックします。
「別名保存用の名前を入力」フィールドに、新規レポートの名前を入力し「OK」をクリックします。
新規レポートが、「One View」メニューの「マイ・レポート」の下に表示されます。
「レポートのコピー」オプションは、既存のレポート定義、データ・モデルおよびレポート・レイアウトを新規レポートにコピーします。
One View Reporting対応フォームにアクセスします。
「One View」メニューから、「レポートの管理」を選択します。
「マイ・レポート」からレポートを選択します。
サイド・パネルで、「レポート定義」タブをクリックします。
「レポートのコピー」オプションをクリックします。
「コピー用の名前を入力」フィールドに、レポートの名前を入力し「OK」をクリックします。
新規レポートが、「One View」メニューの「マイ・レポート」の下に表示されます。
また、既存のレポートに基づかない新規レポートを追加することもできます。詳細は、新規One Viewレポートの追加を参照してください。
One View Reporting対応フォームにアクセスします。
注意:
個人用レポートの名前が共有レポートと同じである場合、プロモーション要求を開始する前に、まず、共有レポートを予約する必要があります。「One View」メニューから、「レポートの管理」を選択します。
「マイ・レポート」からレポートを選択します。
サイド・パネルで、「レポート定義」タブをクリックします。
「レポートのプロモート」アイコンをクリックします。
レポート状況が「編集中」から「プロモート保留」に変わります。
詳細は、『JD Edwards EnterpriseOne Tools One View管理ガイド』の「One Viewレポートのプロモート」を参照してください
> チュートリアル:
この機能の動画を見るにはここをクリックします。
One View Reporting対応フォームにアクセスします。
「One View」メニューから、「レポートの管理」を選択します。
「マイ・レポート」からレポートを選択します。
検索/表示フォームで、レポートのデータを検索します。
サイド・パネルで、「レポート定義」タブをクリックします。
「DD項目の命名規則にのみレポートを同期化」アイコンをクリックします。
「同期化用の名前を入力:(DD項目に対してのみ)」フィールドに、新規レポートの名前を入力し「OK」をクリックします。
新規レポートが、「One View」メニューの「マイ・レポート」の下に表示されます。
One View Reporting対応フォームにアクセスします。
「One View」メニューから、「レポートの管理」を選択します。
「マイ・レポート」からレポートを選択します。
検索/表示フォームで、レポートのデータを検索します。
サイド・パネルで、「レポート定義」タブをクリックします。
検索/表示フォームで、プラス(+)記号の付いたQBEカラム見出しをクリックして、レポート定義に追加します。
選択した項目が、「選択したカラム」リストに表示されます。
レポートを元の名前で保存するには、「レポートの保存」アイコンをクリックします。
メッセージ「データ・モデルの置き換え中に、レポートとレイアウトを維持しますか。」が表示されます。
データ・モデルを置き換えるには、「OK」をクリックします。
メッセージ「レポート定義のカラムが変更された場合は、レイアウトの調整が必要なことがあります。」が表示されます。「OK」をクリックすると、BI Publisherのレイアウト・エディタが表示され、新規カラムをレポート・レイアウトに追加できます。
レポートを別の名前で保存するには、「名前を付けて保存」アイコンをクリックし、「別名保存用の名前を入力」フィールドに新規名を入力します。
> チュートリアル:
この機能の動画を見るにはここをクリックします。
注意:
「サインアウト」リンクをクリックしないでください。クリックすると、同じセッション中にOne Viewレポートを実行するためにBI Publisherに手動でサインインする必要があります。注意:
小数点位置フィールドの小数点の位置は、顧客の実装に基づいて異なる場合があります。例として、単価があります。レポートの形式が、JD Edwards EnterpriseOne対話型アプリケーションの小数点フィールドの形式と一致するように、小数点位置精度をレイアウト・エディタでカラムに割り当ててください。注意:
検索/表示フォームのグリッドに少数のカラムしかない、または選択した少数のカラムのみでグリッドをカスタマイズしたが、レポート作成用にすべてのカラムが必要な場合に、このオプションは便利です。すべてのグリッド・カラムが表示されている場合、One View Reportingアプリケーションでこのオプションを使用しないことをお薦めします。One View Reporting対応フォームにアクセスします。
グリッド形式を選択します。
「One View」メニューから、「レポートの管理」を選択します。
「マイ・レポート」からレポートを選択します。
検索/表示フォームで、レポートのサンプル・データを検索します。
サイド・パネルで、「レポート定義」タブをクリックします。
「すべてのカラムを追加」アイコンをクリックします。
すべてのカラムがレポート定義に追加され、「選択したカラム」の下に表示されます。
「レポートの保存」または「レポートに名前を付けて保存」アイコンのいずれかをクリックして、変更内容を保存します。
注意:
「レポートの保存」オプションは、レポート定義およびレポートのレイアウトを維持したまま、既存のレポートのデータ・モデルを置き換えます。「レポートに名前を付けて保存」オプションは、レポート定義、データ・モデルおよびレポート・レイアウトを使用して新規レポートを作成します。
One View Reporting対応フォームにアクセスします。
BI Publisherのレイアウト・エディタで、レポートからカラムを削除します。
JD Edwards EnterpriseOneアプリケーションで、「One View」メニューから「レポートの管理」を選択します。
「マイ・レポート」からレポートを選択します。
検索/表示フォームで、レポートのデータを定義します。
サイド・パネルで、「レポート定義」タブをクリックします。
「選択したカラム」で、データ・モデルから削除する項目をクリックします。
選択した項目が「選択したカラム」リストから削除され、プラス(+)記号付きで検索/表示フォームに表示されます。
レポートを元の名前で保存するには、「レポートの保存」アイコンをクリックします。
メッセージ「データ・モデルの置き換え中に、レポートとレイアウトを維持しますか。」が表示されます。
データ・モデルを置き換えるには、「OK」をクリックします。
メッセージ「レポート定義のカラムが変更された場合は、レイアウトの調整が必要なことがあります。」が表示されます。「OK」をクリックすると、BI Publisherのレイアウト・エディタが表示され、カラムがレポート・レイアウトに表示される場合そのカラムを削除できます。
レポートを別の名前で保存するには、「名前を付けて保存」アイコンをクリックし、「別名保存用の名前を入力」フィールドに新規名を入力します。
注意:
「サインアウト」リンクをクリックしないでください。クリックすると、同じセッション中にOne Viewレポートを実行するためにBI Publisherに手動でサインインする必要があります。One View Reporting対応フォームにアクセスします。
「One View」メニューから、「レポートの管理」を選択します。
「マイ・レポート」からレポートを選択します。
サイド・パネルで、「レポート定義」タブをクリックします。
「すべてのカラムをクリア」アイコンをクリックします。
すべてのカラムが「選択したカラム」リストから削除されます。
検索/表示フォームで、プラス(+)記号の付いたQBEカラム見出しをクリックして、レポート定義に追加します。
「レポートの保存」または「レポートに名前を付けて保存」アイコンのいずれかをクリックして、変更内容を保存します。
注意:
「レポートの保存」オプションは、既存のレポートのレポート・レイアウト、および異なるデータ・モデルを使用して新規レポートを作成します。「レポートに名前を付けて保存」オプションは、レポート定義、データ・モデルおよびレポート・レイアウトを使用して新規レポートを作成します。
共有レポートを変更するプロセスは、個人用レポートの変更に使用するプロセスとは異なります。共有レポートを変更するには、まずレポートを予約し、レポートの変更中に他のユーザーが編集できないようにします。共有レポートを予約すると、共有レポートは個人用レポートにコピーされ、他の個人用レポートの編集方法と同様の方法で変更できます。変更が完了したら、レポートを共有レポートにプロモートします。プロモーション要求がシステム管理者によって承認されると、変更されたレポートにより既存の共有レポートが置き換えられます。
共有レポートを変更する基本手順を次に示します。
レポートを予約します。
レポートを予約すると、「マイ・レポート」の下にローカル・コピーが作成されます。共有レポートは個人用レポートになります。
共有レポートの個人用コピーを変更します。
変更が完了したら、レポートをプロモートします。
プロモーション要求が承認されると、個人用レポートにより、共有レポートの前のバージョンが置き換えられます。
「One View」メニューの「レポートの管理」から共有レポート選択すると、サイド・パネルが表示されます。サイド・パネルには、「レイアウト」タブおよび「レポート定義」タブがあります。これらのタブに表示されるアイコンは、ユーザーのセキュリティ・レベル、およびレポートが共有か個人用かによって異なります。
共有レポートには、個人用レポートのように、「レイアウト」タブに「レイアウトの編集」アイコンがありません。共有レポートの場合、「レポート定義」タブのアイコンを使用して、レポート・レイアウトの変更などの変更プロセスを開始します。
「レイアウト」タブには、次の情報およびオプションが表示されます。
タイプ
名前
命名規則
状況
使用可能なレイアウト
ロー・セットを選択
形式
これらのオプションの詳細は、「「レイアウト」タブ」を参照してください。
共有レポートの「レポート定義」タブには、One Viewレポートに関する情報(データ・モデルから選択されるカラム、使用されている命名規則、ロー設定、レポートの名前、レポート状況など)が含まれます。タブのアイコンを使用すると、次のことを実行できます。
レポートのコピー。
レポートの予約。
データ辞書の命名規則へのレポートの同期化。
次の表に、レポート定義オプションを示します。
次のアイコンが、共有レポートの「レポート定義」タブに表示されます。
共有レポートをコピーすると、ニーズに合わせて変更できる個人用レポートを作成できます。コピーされたレポートにユーザーが行った変更は、そのユーザーにのみ有効です。共有レポートを変更するには、まず、レポートを予約し、別のプロセスを使用して、変更されたレポートを社内の他のユーザーが使用できるようにします。
レポートをコピーした場合、コピーしているレポートと同じ名前を新規レポートに付けることはできません。ただし、既存のレポートの名前が新規レポートと同じ場合、既存レポートは、新規レポートのサンプル・データ、レポート定義、データ・モデルおよびレポート・レイアウトで上書きされます。ユーザーがコピー操作を確定するか取り消せるように、既存のレポートと同じ名前をレポートに付けようとしていることがユーザーに通知されます。
共有レポートを変更するには、共有レポートを予約する必要があります。レポートを予約するには、パブリッシュ権限が必要です。レポートは、別のユーザーによって予約されている場合、状況が「予約済」から「共有」に変わるまで予約できません。
レポートを予約すると、「マイ・レポート」の下にローカル・コピーが作成されます。ユーザーIDに対して「予約済」状況も保存されます。共有レポートを予約すると、共有レポートは個人用レポートにコピーされるため、同じ名前を持つ既存の個人用レポートは、共有レポートによって置き換えられます。したがって、個人用レポートと同じ名前を持つ共有レポートを予約しようとすると、既存のレポートを上書きしない場合に予約要求を取り消せるようにユーザーに通知されます。
組織内で複数の言語を使用している場合は、データ辞書項目の命名規則の使用が適しています。データ辞書項目名は、ユーザー言語設定に従って翻訳されます。カラム・タイトルは、同じようには翻訳されない場合があります。
同期化オプションを使用すると、次のような結果になります。
カラム・タイトルの命名規則を使用しているレポートは、データ辞書項目名の命名規則を使用して新規レポートに変換されます。レポート・レイアウトのカラム・タイトルも変更されます。
グリッド内の現在のデータは、新規レポートのサンプル・データになります。
One View Reporting対応フォームにアクセスします。
「One View」メニューから、「レポートの管理」を選択します。
共有レポートを選択します。
サイド・パネルで、「レポート定義」タブをクリックします。
「レポートのコピー」オプションをクリックします。
「コピー用の名前を入力」フィールドに、レポートの名前を入力し「OK」をクリックします。
新規レポートが、「One View」メニューの「マイ・レポート」の下に表示されます。
また、既存のレポートに基づかない新規レポートを追加することもできます。詳細は、新規One Viewレポートの追加を参照してください。
One View Reporting対応フォームにアクセスします。
「One View」メニューから、「レポートの管理」を選択します。
共有レポートを選択します。
サイド・パネルで、「レポート定義」タブをクリックします。
「レポートの予約」アイコンをクリックします。
予約されたレポートは(「マイ・レポート」の下の)個人用レポートに「編集中」状況でコピーされます。予約された共有レポートには、共有(ユーザーIDによって予約済)の状況が表示されます。
One View Reporting対応フォームにアクセスします。
「One View」メニューから、「レポートの管理」を選択します。
共有レポートを選択します。
検索/表示フォームで、レポートのデータを定義します。
サイド・パネルで、「レポート定義」タブをクリックします。
「DD項目の命名規則にのみレポートを同期化」アイコンをクリックします。
「同期化用の名前を入力:(DD項目に対してのみ)」フィールドに、新規レポートの名前を入力し「OK」をクリックします。
新規レポートが、「One View」メニューの「マイ・レポート」の下に表示されます。
Oracle BI Publisher 11.1.1.7が組み込まれたことにより、JD Edwards EnterpriseOneでは、One Viewレポートでの小数書式設定の管理方法が改善されました。One View Reportingは、当初、Oracle BI Publisher 11.1.1.5を使用してリリースされました。BI Publisher 11.1.1.5リリースには、取引や会社通貨に応じて、JD Edwardsの小数点以下の金額を動的に書式設定する機能がありませんでした。この制限のため、EnterpriseOne One View Reportingの初期リリースでは、常に小数点以下2桁で金額を表示するために、手動の小数マスクを使用していました。その他の通貨の場合、適切な小数点以下の桁数を表示するには、ユーザーが別の小数マスクを適用してOne Viewレポートを変更する必要がありました。
Oracle BI Publisher 11.1.1.7では、取引および会社通貨に応じてJD Edwardsの小数点以下の金額を動的に書式設定できます。小数点以下がない通貨のデータは小数がない状態で金額が表示され、小数点以下が2桁の通貨のデータは、小数点以下が2桁の状態で金額が表示されます。BI Publisher 11.1.1.7およびこの動的な小数のサポートが組み込まれたため、One Viewレポートの手動小数マスクはなくなりました。
BI Publisher 11.1.1.7の動的書式マスキング機能では、追加の小数マスキング・データが作成され、これがOracle BI Publisherのレイアウト・エディタに送信されます。データ・セット内のすべての小数カラムに対して、マスキング・データが自動的に作成されます。レイアウト・エディタでデータ項目のデフォルトの小数書式を編集し、異なる小数書式でレポートにデータを表示できます。
BI Publisher 11.1.1.7には、集計データの動的書式マスキング機能はありません。ピボット・テーブルには集計された金額のみが表示されるため、動的書式マスキングは行われません。BI Publisher 11.1.1.7では、ピボット・テーブルの金額カラムの書式設定は、デフォルトでは、123456.1のように、区切り文字のカンマがなく、小数点以下1桁の状態で金額が表示されます。大きな数字はカンマ区切り文字がないと読みにくく、ほとんどの通貨は小数点以下の桁数が1桁ではないため、この書式は最適ではありません。
One Viewレポートのピボット・テーブルを小数点以下2桁で表示して、読みやすくするため、JD Edwardsでは手動の小数マスクを使用することにしました。小数点以下1桁以外の通貨の場合、JD Edwardsが提供するOne Viewレポートのデータ・テーブルとピボット・テーブルは、表示がかなり異なります。たとえば、小数点以下がない通貨の場合、123456は、ピボット・テーブルでは123,456.00、データ・テーブルでは123,456と表示されます。小数点以下が2桁以外の通貨を使用している場合は、小数マスクを変更すれば、目的の書式で小数点以下が表示されるよう、提供されたOne Viewレポートのピボット・テーブルを簡単にカスタマイズできます。
手動で割り当てるローおよびカラム・マスクを参照してください。
新しい小数書式設定機能をアクティブにするには、One View Reporting BI Publisherソフト・コーディング・レコードに新しいプロパティを追加する必要があります。
『JD Edwards EnterpriseOne Tools One View管理ガイド』の「ソフトコード・レコードの作成」を参照してください。
小数書式設定がアクティブ化された後、新しい11.1.1.7小数書式を使用するように手動で変換するまで、Oracle BI Publisher 11.1.1.5で作成したレポートには、金額が目的の小数桁数で表示されません。小数書式は、One Viewアプリケーションの「レポート定義」タブで特定のオプションを選択すると自動的に更新されます。
個人用レポートの場合、小数書式は、既存のレポートを選択し、「レポート定義」タブで「保存」、「名前を付けて保存」、「コピー」、「プロモート」または「同期」オプションを使用したときに更新されます。
共有レポートの場合、小数書式は、既存のレポートを選択し、「レポート定義」タブで「コピー」、「予約」または「同期」オプションを使用したときに更新されます。
これらのオプションのいずれかを選択した後、データ・セットのすべての小数カラムに対して、カラム・マスクまたはロー・マスクが作成されます。「保存」、「名前を付けて保存」、「コピー」、「プロモート」、「同期」または「予約」を選択すると、カラムおよびロー・マスクが自動的に生成され、Oracle BI Publisherのレイアウト・エディタの対応する小数カラムに関連付けられます。通常、カラムまたはロー・マスクを作成するために、ユーザーが操作を行う必要はありません。
システムによって作成されたデフォルトの書式マスクを変更するには、レイアウト・エディタの「プロパティ」→「データ書式設定」フォルダの「書式設定マスク」プロパティを編集します。
レポートがBI Publisher 11.1.1.7に更新された後、レイアウト・エディタの「データ・ソース」ペインにデータ・セット内のすべての小数カラムのカラム・マスクまたはロー・マスクが表示されます。マスク・カラムには、レポート・レイアウトの小数カラムに関連付けられる小数書式データが含まれます
マスクには次の2つのタイプがあります。
カラム・マスク
カラム・マスクは、小数点以下の桁数がグリッドのすべてのローで同一である、通貨以外のカラムに作成されます。たとえば、「行番号」や「数量」がカラム・マスクに相当します。
ロー・マスク
ロー・マスクは、小数点以下の桁数がグリッドのローごとに異なる可能性のある通貨カラムに作成されます。たとえば、「金額」、「残高」および「外貨金額」がロー・マスクに相当します。
次の例は、ロー・マスクおよびカラム・マスクがレイアウト・エディタにどのように表示されるかを示しています。カラム・マスクは「カラムマスク」フォルダに表示され、ロー・マスクはグリッドの「ローセット」フォルダに表示されます。
カラム・マスクは、小数点以下の桁数がグリッドのすべてのローで同一であるカラムに作成されます。これらのカラムは、常にJD Edwards EnterpriseOneテーブルの通貨以外のフィールドです。小数点以下の桁数は、カラムのベースになっているデータ項目のデータ辞書プロパティによって決まります。
マスク・カラムの命名規則は、「<カラム名>マスク」です。たとえば、データ・セットに小数カラム「単価」がある場合、対応するマスク・カラムは「単価マスク」になります。レイアウト・エディタの「データ・ソース」ペインには、「カラムマスク」フォルダのマスク・カラムが表示されます。また、レポートのデータ・テーブルに小数カラムが含まれる場合、「プロパティ」→「データ書式設定」ペインの「書式設定マスク」プロパティには、各小数カラムの小数書式マスクが表示されます。
マスク・カラムは、元のデータ・セット内にカラム・マスクを必要とするカラムがある場合にのみリストされます。
ロー・マスクは、小数点以下の桁数がグリッドのローごとに異なる可能性のあるカラムに作成されます。これらのカラムは、JD Edwards EnterpriseOneテーブルの通貨フィールドです。通貨フィールドの小数点以下の桁数は、EnterpriseOneソフトウェアの通貨トリガーによって決まります。レイアウト・エディタの「データ・ソース」ペインには、「ローセット」フォルダのロー・マスクが表示されます。
One Viewアプリケーションでデータ・セットに対して選択したカラムに小数書式設定がない場合、レイアウト・エディタにはカラムまたはロー・マスクは作成されません。データ・セットに通貨カラムが含まれる場合、それらはカラム・マスクではなくロー・マスクとして作成されます。
レポートのデータ・セット内のカラムに関連付けられるマスク・タイプは1つのみです。
新規One Viewレポートの作成時に、レイアウト・エディタでローおよびカラム・マスクを手動で割り当てることができます。テーブルの作成後に、FormatMaskカラムをテーブル内の対応するフィールドに割り当てます。
> チュートリアル:
この機能の動画を見るにはここをクリックします。
ドリルバックにより、One Viewレポートに関連する情報にシームレスかつ直感的な方法でアクセスできます。One ViewレポートとJD Edwards EnterpriseOneアプリケーション間のエンドツーエンドのトレーサビリティが提供されます。
ドリルバック機能により、One Viewレポート・テーブルの特定の行からJD Edwards EnterpriseOneアプリケーションのソース取引にドリルバックすることで、取引をトレースおよび調査できます。たとえば、One View売掛金元帳レポートの特定の期日超過請求書から請求書入力アプリケーションの同じ取引へのドリルバックや、その請求書から顧客マスター・アプリケーションの特定の顧客へのドリルバックなどです。One Viewレポート・データをドリルバックする機能により、ユーザーは、システムを調査およびナビゲートして、情報に基づく意思決定を行い、最適な行動予定をとることができます。
カーソルをOne Viewレポート内のカラムに移動すると、ドリルバック機能でカラムが検出されたときにカーソルが手の形に変わります。
Oracle BI Publisher 11.1.1.7リリースでは、One Viewレポートには、関連する詳細が存在するJD Edwards EnterpriseOneアプリケーションを指定できるドリルバック・リンク・コンポーザがあります。ドリルバック・リンクを定義するには、次のものを定義します。
JD Edwards EnterpriseOne対話型アプリケーション。
レポート内のデータに関連付けられているアプリケーションの名前を指定します。
フォーム名。
JD Edwards EnterpriseOne対話型アプリケーションには複数のフォームを含めることができます。アプリケーションの起動時に表示するフォームを選択します。
ツール9.1更新5では、「検索/表示」フォームを選択するとアプリケーションの起動時に検索が自動実行されるので、「検索」ボタンを選択しなくてもアプリケーションにデータが表示されます。
バージョン。
一部のJD Edwards EnterpriseOne対話型アプリケーションには複数のバージョンがあります。起動する適切なバージョンを選択します。
レポート・フィールド。
アプリケーション内の詳細へのアクセスに必要なレポート内のフィールドを指定します。対話型アプリケーションを起動し、詳細フォームの移入に必要なフィールドをメモすることで、必須フィールドを確認できます。通常は、フォーム上にあるすべてのフィールドをマップする必要はありません。
選択するフィールドは、レポートと対話型アプリケーション間でデータを渡します。
ドリルバック・リンク・コンポーザは、One View Reportingサイド・パネルの「レポート定義」タブにあります。「ドリルバック・リンク・コンポーザ」セクションを展開すると、ドリルバックURLの定義に必要なフィールドが表示されます。
新しいドリルバックURLを作成するには、「ドリルバック・リンク・コンポーザ」を展開します。「ドリルバック・リンク」フィールドでは、ドロップダウン・リストから「(新規リンクを追加)」を選択します。レポート・データに関連付けられているJD Edwards EnterpriseOneアプリケーションを指定します。アプリケーション名を入力すると、アプリケーションのフォーム名が「フォーム」フィールドのドロップダウン・リストに表示されます。フォームを選択すると、フォーム上のフィールドが、各データ項目のドロップダウン・リストとともにリストされます。ドロップダウン・リストには、データ項目と同じデータ・タイプのレポート・フィールドが表示されます。データ項目をブランクにするか、レポートのグリッド・カラムの1つまたはレポートのカスタム変数にマップできます。
ドリルバック情報が保存された後、One Viewアプリケーションを終了したときにドリルバックURLが自動的に生成されます。URLにアクセスするには、アプリケーションを開き、「ドリルバック・リンク・コンポーザ」を展開します。ドリルバック・リンクは、次の例に示すように、「ドリルバック・リンク・コンポーザ」サイド・パネルの下部に表示されます。
ドリルバックURLが作成された後で、それを「ドリルバック・リンク・コンポーザ」からコピーし、BI Publisherのレイアウト・エディタに貼り付けて、ドリルバック機能を実装する必要があります。次の例は、レポート・レイアウトの「販売先」カラムのプロパティ内のドリルバックURLを示しています。
URLがレイアウトの一部になったら、対話型モードでレポートを実行しているときに、ドリルバックURLの一部として定義された任意のレポート・フィールドをクリックして詳細情報を表示できます。詳細がドリルバックURLによってOne Viewレポートに送信されます。
One View Reporting対応フォームにアクセスします。
「One View」メニューから、「レポートの管理」を選択します。
「マイ・レポート」からレポートを選択します。
サイド・パネルで、「レポート定義」タブをクリックします。
プラス(+)記号をクリックして、「ドリルバック・リンク・コンポーザ」を展開します。
「ドリルバック・リンク」ドロップダウン・リストから、「(新規リンクを追加)」を選択します。
「新規リンク名」フィールドに新規リンク名を入力し、「OK」をクリックします。
「アプリケーション」フィールドに、レポートのデータに関連付けられているJD Edwards EnterpriseOneアプリケーションの名前を入力します。
「フォーム」ドロップダウン・リストから、フォーム名を選択します。ツール・リリース9.1更新5では、「検索/表示」フォームを選択するとユーザーがドリルバック・リンクを使用してアプリケーションにアクセスする際に検索が自動実行されます。
アプリケーションに複数のバージョンがある場合は、「バージョン」ドロップダウン・リストからバージョンを選択します。
適切なデータ項目を、データをドリルバックするレポート・フィールドにマップします。
注意:
レポートのカラムとして選択されているデータ項目のみマップできます。「ドリルバック・リンク・コンポーザ」の下部にあるドリルバックURLをコピーします。
注意:
各One Viewレポートに格納されているドリルバック情報は、アプリケーション名、フォーム名およびバージョンのみです。ドリルバックURLは、データ項目をレポート・フィールドにマップすると自動的に生成されます。マッピングの選択は保存されないため、ドリルバックURLを変更するにはマッピング全体を作成する必要があります。「保存」アイコンをクリックします。
サイド・パネルの「レイアウト」タブをクリックします。
「レイアウトの編集」アイコンをクリックしてBI Publisherのレイアウト・エディタを起動します。
レイアウト・エディタで、「編集」リンクをクリックします。
ドリルバック機能を実装するレポート内のカラムを選択します。
「プロパティ」フォルダを展開します。
「その他」フォルダを展開し、「URL」フィールドにドリルバックURLを貼り付けます。
「保存」アイコンをクリックします。
右上隅の「X」をクリックしてレイアウト・エディタを閉じ、JD Edwards EnterpriseOne One Viewアプリケーションに戻ります。
One Viewアプリケーションを終了します。
ドリルバックURLを持つOne ViewレポートがあるOne View Reporting対応フォームにアクセスします。
「One View」メニューから、「レポートの管理」を選択します。
「マイ・レポート」からレポートを選択します。
サイド・パネルで、「レポート定義」タブをクリックします。
プラス(+)記号をクリックして、「ドリルバック・リンク・コンポーザ」を展開します。
「ドリルバック・リンク」フィールドで、ドロップダウン・リストから事前定義済のリンクを選択します。
ドリルバック・リンク情報が表示されます。
必要に応じてデータ項目マッピングの選択を変更します。
注意:
各One Viewレポートに格納されているドリルバック情報は、アプリケーション名、フォーム名およびバージョンのみです。ドリルバックURLは、データ項目をレポート・フィールドにマップすると自動的に生成されます。マッピングの選択は保存されないため、ドリルバックURLを変更するにはマッピング全体を作成する必要があります。「ドリルバック・リンク・コンポーザ」の下部にあるドリルバックURLをコピーします。
「保存」アイコンをクリックします。
サイド・パネルの「レイアウト」タブをクリックします。
「レイアウトの編集」アイコンをクリックしてBI Publisherのレイアウト・エディタを起動します。
レイアウト・エディタで、「編集」リンクをクリックします。
ドリルバックURLを変更するレポート内のカラムを選択します。
「プロパティ」フォルダを展開します。
「その他」フォルダを展開し、「URL」フィールドにドリルバックURLを貼り付けます。
「保存」アイコンをクリックします。
右上隅の「X」をクリックしてレイアウト・エディタを閉じ、JD Edwards EnterpriseOne One Viewアプリケーションに戻ります。
One Viewアプリケーションを終了します。
ドリルバックURLを持つOne ViewレポートがあるOne View Reporting対応フォームにアクセスします。
「One View」メニューから、「レポートの管理」を選択します。
「マイ・レポート」からレポートを選択します。
サイド・パネルで、「レポート定義」タブをクリックします。
プラス(+)記号をクリックして、「ドリルバック・リンク・コンポーザ」を展開します。
「ドリルバック・リンク」フィールドで、ドロップダウン・リストから事前定義済のリンクを選択します。
「リンクの削除」アイコンをクリックして、ドリルバックURLを削除します。
「ドリルバック・リンク」フィールドが「(リセット)」に変わります。
「保存」アイコンをクリックします。
サイド・パネルの「レイアウト」タブをクリックします。
「レイアウトの編集」アイコンをクリックしてBI Publisherのレイアウト・エディタを起動します。
レイアウト・エディタで、「編集」リンクをクリックします。
ドリルバック機能を削除するレポート内のカラムを選択します。
「プロパティ」フォルダを展開します。
「その他」フォルダを展開し、キーボードの[Delete]または[Backspace]キーを押して「URL」フィールドからドリルバックURLを削除します。
「保存」アイコンをクリックします。
右上隅の「X」をクリックしてレイアウト・エディタを閉じ、JD Edwards EnterpriseOne One Viewアプリケーションに戻ります。
One Viewアプリケーションを終了します。
> チュートリアル:
この機能の動画を見るにはここをクリックします。
データ・モデルからカラムを削除し、そのカラムがレポート・レイアウトによって参照されている場合、警告メッセージがJD Edwards EnterpriseOneに表示されます。メッセージには、データ・モデルへの変更に基づいて、レイアウトを調整する必要があることが示されます。次に、Oracle BI Publisherのレイアウト・エディタが、欠落しているカラムの代替を指定できるカラム置換ウィザードを自動的に起動します。
回避策として、JD Edwards EnterpriseOneのデータ・モデルからカラムを削除する前に、レイアウト・エディタを使用してレポート・レイアウトからカラムを削除してください。
注意:
「サインアウト」リンクをクリックしないでください。クリックすると、同じセッション中にOne Viewレポートを実行するためにBI Publisherに手動でサインインする必要があります。BI Publisherのレイアウト・エディタでの出力形式の表示
BI Publisherのレイアウト・エディタでは、1度に1つの出力形式のみを表示できます。別の形式を表示するには、「リスト表示」オプションを使用して、「出力フォーマット」ドロップダウン・リストから形式を選択します。
注意:
「サインアウト」リンクをクリックしないでください。クリックすると、同じセッション中にOne Viewレポートを実行するためにBI Publisherに手動でサインインする必要があります。BI Publisherは、制限された数のローを対話型レポートに表示するように設計されています。残りのデータを表示するには、対話型レポートの垂直スクロール・バーを使用します。
PDFなどその他の出力形式には、この制限はありません。
「レポートの保存」オプションを使用して、既存レポートに行った変更を保存すると、One ViewレポートのBI Publisherデータ・モデルおよびレポート定義が置き換えられますが、レポート・レイアウトは維持されます。
詳細は、「個人用レポートのレポート定義アイコン」を参照してください。
一部のインスタンスでは、JD Edwards EnterpriseOneグリッド・カラムのブランクの数値データは、BI Publisherレポートに0(ゼロ)として表示されます。例は、データ辞書項目SHPN(P4210の出荷番号)です。SHPNがゼロの場合、SHPNには値が表示されませんが、これはSHPNがデータ辞書でそのように構成されているためです。検索/表示フォームでは、この表示ルールを持つデータ辞書項目に基づくカラムは、値がゼロの場合にブランクになります。
データ計算を有効化するために、グリッド・カラムのブランクの数値は、BI Publisherサーバーにゼロとして送信され、データ計算を有効化します。このため、EnterpriseOneのグリッド・カラムがブランクでも、One Viewレポートにはゼロが表示されます。