利用可能なバックアップの1つにデータベースをリストアするには、次のコマンドをrootなどから実行し、Managerおよびデータベースをシャットダウンする必要があります。

# service ovmm stop; service ovmm_mysql stop

oracleユーザーとしてリストアを開始するには、次のように、/u01/app/oracle/ovm-manager-3/ovm_shell/toolsにあるRestoreDatabase.shコマンドを使用します。

# su - oracle
$ bash /u01/app/oracle/ovm-manager-3/ovm_shell/tools/RestoreDatabase.sh 
  AutoFullBackup-10222012_162543
INFO: Expanding the backup image...
INFO: Applying logs to the backup snapshot...
INFO: Restoring the backup...
INFO: Success - Done!
INFO: Log of operations performed is available at: 
      /u01/app/oracle/mysql/dbbackup/AutoFullBackup-10172012_122920/Restore.log
 
 
IMPORTANT:
 
      As 'root', please start the OVM Manager database and application using:
               service ovmm_mysql start; service ovmm start
        

RestoreDatabase.shスクリプトでは、特定のバックアップ・ディレクトリのディレクトリ名には、第B.1.1項「バックアップ・ディレクトリおよびログ」で説明するものが必要です。バックアップ・ディレクトリへの完全なパスは、DBBACKUP変数ですでに指定済であるため、指定する必要はありません。

データベースをリストアしたら、データベースおよびManagerをrootユーザーとして再起動します。

# service ovmm_mysql start; service ovmm start

バックアップからのリストア後、サーバーおよびリポジトリなどのオブジェクトはOracle VM Manager内で更新して使用できるようにする必要があります。これを行うにはOracle VM Manager内で「Refresh All」オプションを使用します。これらのオプションの詳細は、『Oracle VMユーザーズ・ガイド』のサーバー・プールおよびOracle VM Serverの管理に関する説明を参照してください。