Oracle VM Managerのインストーラ・スクリプトの構文は、次のとおりです。
runInstaller.sh [-h | --help] [-e | --extract_only] [{-d | --dir=}directory] 
             [{-c | --config=}configfile.yml] [{-u | --uuid=}uuid] 
             [{-i | --installtype=}{Simple | Custom | Uninstall}] [-y | --assumeyes]
             [-n | --noprereq] [-k | --cleanup][-h | --help]インストーラのヘルプを表示します。
[-e | --extract_only]インストーラを抽出し、終了します。
[{-d | --dir=}directory]指定されたディレクトリでOracle VM Managerのインストーラ・スクリプトを実行します。
 [{-c | --config=}configfile.yml]インストール構成ファイルを指定します。このファイルは、サイレント・インストール時のインストール・オプションの設定に使用します。
# ./runInstaller.sh --config=/path/myconfig.yml \
    --installtype=Custom --assumeyesインストール構成ファイルは、第A.2項「インストーラの構成ファイル」に示す形式である必要があります。
 [{-u | --uuid=}uuid] Oracle VM ManagerのUUIDを設定します。既存のUUIDを使用するためにOracle VM Managerインスタンスをリカバリするときに、このオプションを使用します。Oracle VM Manager構成ファイルにはUUIDが含まれ、次の場所に保存されています。
/u01/app/oracle/ovm-manager-3/.config
# ./runInstaller.sh --uuid=0004FB000000100002CB7F2DFFA8D8
 [{-i | --installtype=}{Simple | Custom | Uninstall}] インストール時にはプロンプトが表示されなくても使用するインストール・タイプを設定します。このオプションは、サイレント・インストール時に使用します。
# ./runInstaller.sh --config=/path/myconfig.yml \
    --installtype=Custom --assumeyes [-y | --assumeyes] 
              インストール時の各プロンプトでyesと応答するように設定します。--installtype=Simpleオプションと組み合せると、新しくローカルにインストールしたMySQLデータベースを使用して、デフォルト設定のサイレント・インストールが実行されます。
            
# ./runInstaller.sh --assumeyes --installtype=Simple
 [-n | --noprereq] メモリーやオペレーティング・システムの要件など事前に必要なシステム・チェックをすべて無視するようインストーラを設定します。
# ./runInstaller.sh --noprereq
 [-k | --cleanup] インストールの完了後、一時インストール構成ファイルをすべてクリーン・アップします。
# ./runInstaller.sh --cleanup