6.1 サーバー・プールの作成

この例では、Oracle VM Serverおよびファイル・システムベースの記憶域(NFSサーバー)のサーバー・プールのファイル・システムを使用して、サーバー・プールを作成します。クラスタリングおよびHAを有効化するには、仮想IPアドレスとして使用するIPアドレスが必要です。この例のサーバー・プールの情報を実際の環境のものに置き換えます。

サーバー・プールを作成するには、次の手順を実行します。

  1. 「Servers and VMs」タブをクリックします。

  2. ツールバーから「Create Server Pool」 「Create Server Pool」アイコンをクリックします。

  3. 「Create a Server Pool」ウィザードが表示されます。サーバー・プールの情報を入力します。

    この図は、「Create Server Pool」ウィザードの最初のステップを示しています。

    サーバー・プールの名称および仮想IPアドレスを入力します。

    「Clustered Server Pool」を選択し、サーバー・プールのOracle VM Serverのクラスタリングを有効化します(これは、HAを有効化するために必要です)。

    サーバー・プールのファイル・システムはサーバー・プールおよびクラスタ・データの保持に使用され、クラスタのハートビートにも使用されます。サーバー・プール・ファイル・システムにファイル・サーバーを使用している場合、サーバー・プールの場所に使用するための記憶域型として「Network File System」を選択します。サーバー・プール・ファイル・システムとしてストレージ・アレイの物理ディスクを使用している場合、記憶域型として「Physical Disk」を選択します。「Storage Location」 「Search」アイコンをクリックして、サーバー・プール・ファイル・システムを検索します。

    この図は、「Create a Server Pool」を示しており、「Network File System」ダイアログ・ボックスを選択します。

    サーバー・プール・ファイル・システムに使用するファイル・システムを選択し、「OK」をクリックします。

    「Next」をクリックして、Oracle VM Serverをサーバー・プールに追加します。

  4. ウィザードの「Add Servers」ステップが表示されます。「Selected Servers」フィールドにOracle VM Serverを追加し、「Finish」をクリックします。

    この図は、ウィザードの「Add Servers」ステップを示しています。

    サーバー・プールにOracle VM Serverが追加され、仮想マシンの作成に使用する準備ができました。

サーバー・プールの作成およびOracle VM Serverの追加の詳細は、サーバー・プールの作成に関する説明およびサーバー・プールへのOracle VM Serverの追加に関する説明を参照してください。

次の手順では、仮想マシン・リソースに使用する記憶域リポジトリを作成します。