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この章では、Oracle VMユーティリティの使用方法の詳細を、コマンドラインの例を挙げながら説明します。
Oracle VMユーティリティにより提供されるコマンドライン・ツールの多くは引き続き役立ちますが、Oracle VM 3.2.1では、それらで実行できる操作の多くは、Oracle VMコマンドライン・インタフェースで実行できます。Oracle VMコマンドライン・インタフェースを使用すると、Oracle VM Manager内のオブジェクトに対してより広範な制御を実行できます。Oracle VMコマンドライン・インタフェースは、オブジェクトについてより優れた情報を提供し、特定のオブジェクトの種類を対象にする場合はより柔軟に制御できるようになっています。詳細は、Oracle VMコマンドライン・インタフェース・ユーザーズ・ガイドを参照してください。
Oracle VMユーティリティは、サーバー・ホスト名および管理ユーザー名とパスワードを使用して、Oracle VM Managerホスト・サーバーに接続します。Oracle VM Managerは、ポート54321(TCP、ローカル・アクセスのみ)または54322(セキュアなTCP)でリスニングします。すべてのユーティリティは、パラメータの共通セットを共有して、Oracle VM Managerインスタンスに接続します。各ユーティリティで使用する必要があるパラメータは次のとおりです。
-u <Oracle VM Manager管理ユーザーのユーザー名>
-p <管理ユーザー名に対応するパスワード>
-h <Oracle VM Managerを実行しているサーバーのホスト名>