42インポートおよびエクスポート

この章の内容は次のとおりです。

Oracleのインポートおよびエクスポート・ツールを使用すると、幅広いアプリケーション・データをインポートおよびエクスポートできます。たとえば、営業ビジネス・オブジェクトのレコードをアプリケーションにインポートできるため、UIでレコードを作成する必要はありません。

注意: Oracleでは、20D更新でCX SalesおよびB2Bサービス・オブジェクトに対するファイルベース・データ・インポートのサポートが停止されます。更新20D以降でデータのインポートを続行するには、新しいインポート管理アプリケーション(「ナビゲータ」→「ツール」→「インポート管理」で使用可能)に移行することをお薦めします。

詳細は、関連リンクを参照してください。

インポートおよびエクスポート管理フレームワークへの移行に関する考慮事項

Oracleでは、20D更新でCX SalesおよびB2Bサービス・オブジェクトに対するファイルベース・データ・インポートのサポートが停止されます。20D以降でデータのインポートを続行するには、新しいインポート管理アプリケーション(「ナビゲータ」「ツール」「インポート管理」で使用可能)に移行することをお薦めします。新しいインポート管理フレームワークの使用をできるだけ早く開始してください。新しいフレームワークに移行する際は、必ず手動プロセスと自動プロセスまたはスケジュール済プロセスの両方をアップグレードしてください。マップはフレームワーク間で移植できないため、再作成する必要があります(再作成は一度だけ)。

インポートおよびエクスポート管理フレームワークは、次の利点を備えた、データをインポートおよびエクスポートする優れたメカニズムを提供します。

  • 使いやすさ - 合理化されたUI、ドラッグ・アンド・ドロップ・マッピングおよび実行前の検証

  • 統合 - ジョブの定義、起動およびモニタリングのためのRESTおよびコマンドラインAPI

  • 一貫性 - 親子構造を含め、アプリケーション(インポート、REST、UI、アプリケーション・コンポーザ)全体で同じオブジェクト定義

  • 構成 - カスタム・ビジネス・ロジックおよびイベントのサポート

  • デバッグの向上 - 問題診断の簡易化。ソース・ファイルの最初の10行までを分析して、データ型制約および必須フィールドを検証します

  • パフォーマンス - 大量のデータのインポート時間を大幅に短縮することによりパフォーマンスが向上。1時間当たり数百万件のレコードを処理するように、データ移行を構成できます

  • 柔軟性 - あらゆる規模のハイボリューム・オンボーディングおよび初期データ・ロードのジョブのサポートが可能

注意: 古いフレームワークは、20Cリリースまでサポートされます。これは、円滑な移行および互換性の継続のために、適切な移行、統合、トレーニングおよび技術サポートが提供されるようにするためです。20Dリリースで、古いフレームワークのサポートを終了します。予定されている廃止タイムラインに関する質問がある場合は、アカウント・マネージャおよびサポート・マネージャにお問い合せください。新しいインポート・フレームワーク機能、UI、APIおよびクライアント側ユーティリティの詳細は、ヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/index.html)を参照してください。古いファイルベース・データ・インポートでは、CSV、XMLおよびZIP形式のソース・ファイルがサポートされています。新しいインポート管理ツールでは、使いやすさ、信頼性およびパフォーマンスを向上させるためにCSVおよびZIPファイルのみがサポートされています。

RESTサービスを使用して、インポート管理と外部スケジューラの統合、繰返しインポート・ジョブの実行、インポート/エクスポート・アクティビティの定義および実行、マップの管理、オブジェクト・メタデータのイントロスペクトを行うことができます。インポート管理でRESTサービスを使用する方法の詳細は、RESTドキュメント・ガイド(www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=cloud&id=FAAPS)の「ユースケース」の項を参照してください。インポートには、次のREST APIを使用できます。

  • アクティビティのインポート

  • アクティビティ・マップのインポート

  • オブジェクト・メタデータのインポートとエクスポート

注意: ファイルベース・データ・インポートからインポート管理フレームワークへの移行方法の詳細は、My Oracle Support (support.oracle.com)の記事『Transition from File-Based Data Import to Import Management』(文書ID 2576983.1)を参照してください。CX Salesでは、現在、インポートおよびエクスポート管理機能がデフォルトで有効になっています。これを無効にするには、プロファイル・オプションORA_ZCA_IMPORT_ENABLE_IMPORT_MANAGEMENTを「N」に設定します。