物理バックアップは、物理データベース・ファイルのコピーです。たとえば、ローカル・ディスク・ドライブからデータベース・コンテンツを別の安全な場所にコピーすることは物理バックアップになります。
物理バックアップでは、ホット・バックアップとコールド・バックアップが可能です:
ホット・バックアップ - ホット・バックアップ中、ユーザーはデータベースを変更できます。バックアップ中に行われた変更はログ・ファイルに保存され、このロギングされた変更が適用されて、データベースとバックアップ・コピーとの同期が行われます。ホット・バックアップは、完全バックアップが必要であり、コールド・バックアップのようなシステム・ダウンタイムがサービス・レベルで許可されていない場合に使用します。
コールド・バックアップ - コールド・バックアップ中、ユーザーはデータベースを変更できないので、データベースとバックアップ・コピーは常に同期します。コールド・バックアップは、必要なシステム・ダウンタイムがサービス・レベルで許可されている場合にのみ使用します。
物理バックアップでは、完全バックアップと増分バックアップを実行できます:
注: | コールド完全物理バックアップをお薦めします。 |
完全 - 制御ファイル、トランザクション・ファイル(REDOログ)、アーカイブ・ファイル、データ・ファイルなどのデータベースの一部が含まれるデータ・コピーを作成します。このバックアップ・タイプでは、元のデータを復元できるので、アプリケーション・エラーからデータを保護し、予想外の損失を防げます。このバックアップは、データの変更頻度に応じて、1週間または2週間に1度行ってください。バックアップ中ユーザーによる変更ができない完全コールド・バックアップをお薦めします。
注: | データベースは、完全物理バックアップの際には必ずアーカイブ・ログ・モードであることが必要です。 |
増分 - 最後の完全物理バックアップの後に行われた変更のみバックアップします。ファイルはデータベースによって異なりますが、原則的には、最後のバックアップ以降作成されたトランザクション・ログ・ファイルのみアーカイブされます。増分バックアップでは、データベースの使用中にホット・バックアップを行うことも可能ですが、データベース・パフォーマンスが低下します。
バックアップに加え、クラスタリングやログ・シッピングを使用してデータベース・コンテンツを保護することを検討してください。Oracle Enterprise Performance Management System Installation and Configuration GuideおよびRDBMSのドキュメントを参照してください。