アクティブ-アクティブEssbaseクラスタの構成

Provider Servicesを使用すると、あるEssbaseサーバー内のデータベースとまったく同じデータベースのアクティブ-アクティブ・クラスタを、同じコンピュータ上の複数のEssbaseサーバー、またはネットワーク上の複数のコンピュータに分散されているEssbaseサーバーに作成できます。

注意:

Essbaseサーバーの使用が、ライセンスの制約を受ける場合があります。

Provider Servicesクライアントには、Oracle Hyperion Smart View for Officeクライアント、カスタムJavaアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)クライアント、Analysis対応XML(XMLA)クライアントが含まれます。Provider Servicesは、クラスタに属するデータベース・インスタンスにクライアント要求を分散します。アクティブ-アクティブEssbaseクラスタは、データベース上の読取り専用操作をサポートします。データのライトバックやアウトラインの変更はサポートしていません。アクティブ-アクティブEssbaseクラスタは、1つのデータベースの変更をクラスタ内のすべてのデータベースに対して同期化するなどのデータベースの複製機能を管理しません。

一連のEssbaseサーバーを構成してアクティブ-アクティブ・クラスタリングを行ったら、管理サービス・コンソールのエンタープライズ・ビューの「Provider Services」ノードで、クラスタを定義して使用可能にする必要があります。クラスタリングされたデータベース・コンポーネントを使用可能にするを参照してください。