FDMEEは、一連のデフォルト・ポリシーでWebサービスを構成するスクリプトを提供します。PeopleSoftまたはFusion Financialsが様々なポリシーを使用する場合、Enterprise Managerを使用してポリシーを構成します。
スクリプトを実行する前に、次を確認します:
Oracle Web Services Managerを構成する手順を実行済みです。
FDMEEおよびWebLogic管理サーバーを実行中です。
セキュリティ・ポリシーを構成するには:
Account Reconciliation Managerを除くすべての製品の場合:
テキスト・エディタでEPM_ORACLE_HOME/products/FinancialDataQuality/bin/wls-infra.propertiesを開き、お客様の環境に必要なプロパティを更新します。他のすべてのプロパティはそのままにして、ファイルを保存します。プロパティのリストは、表4、wls-infra.propertiesのプロパティを参照してください。
wlsConfigMDS.batまたはwlsConfigMDS.shを実行し、スクリプトが正常に完了してエラーが表示されないことを確認します。
FDMEEを実行中の場合、wlsConfigOWSM.batまたはwlsConfigOWSM.shを実行して、スクリプトが正常に完了してエラーが表示されないことを確認します。
Account Reconciliation Managerとの統合の場合:
テキスト・エディタでEPM_ORACLE_HOME/products/FinancialDataQuality/bin/wls-infra.propertiesを開き、ユーザーの環境に必要なプロパティを更新します。他のすべてのプロパティはそのままにして、ファイルを保存します。プロパティのリストは、表5、wls-ARM.propertiesのプロパティを参照してください。
コマンド・プロンプトから、EPM_ORACLE_HOME/products/FinancialDataQuality/binに移動し、wlsConfigARM.batまたはwlsConfigARM.shを実行して、スクリプトが正常に実行することを確認します。
注意: | FDMEEをPeoplesoftまたはFusion Financialsとともに使用している場合、aif.earをパッチ適用または再配置する際はいつもwlsConfigMDS.bat|.shスクリプトを再実行する必要があります。 |
表4. wls-infra.propertiesのプロパティ
プロパティ名 | プロパティの更新? | 説明 |
---|---|---|
Username | あり | Weblogic管理サーバーに接続するユーザー名。有効なWeblogic管理サーバー・ユーザーにユーザー名を変更してください。 |
Password | あり | weblogic管理サーバーに接続するパスワード。パスワードを有効なweblogic管理サーバー・パスワードに変更してください。 |
adminServerURL | あり | weblogic管理サーバーのURL。適宜ホストおよびポートを更新してください。マルチノード設定には、管理サーバーがインストールされているホストを使用します。 |
partitionName | 必要に応じて更新 | リポジトリで作成されるパーティションを表します。すべての接続構成詳細は、このパーティションに格納されます。 |
schemarUserName | あり | MDSスキーマのユーザー名。 |
schemaPassword | あり | MDSスキーマ・ユーザーのパスワード。 |
databaseType | あり | MDSの構成に使用するデータベース・タイプ。有効な値はORACLEまたはMSSQLです。 |
HostName | あり | データベース・サーバに対するホスト名。 |
ポート | あり | データベース・サーバー・リスナーのポート。 |
dbName | あり | MDSスキーマ・ユーザーのサービス名/データベース名。 |
dataLoadServiceWSDL | あり | dataLoadAMServiceを実行しているURL。FDMEEを構成してAccount Reconciliation Management (ARM)アプリケーションと統合する場合、これを更新する必要があります。適宜ホストおよびポートの詳細を更新してください。 |
clientSecPolicyForARM | なし | ARM dataLoadAMServiceは、メッセージ保護サービス・ポリシーでSAMLトークンを使用して保護されます。ARMにアクセスするには、対応するクライアント・ポリシーを使用している必要があります。 |
hypBudgetCheckWSDL | あり | PeopleSoft Budget確認サービスを実行しているURL。PeopleSoft Commitment Controlとの統合を構成する場合、これを変更する必要があります。適宜ホストおよびポートの詳細を変更してください。 |
ClientSecPolicyForPSFT | 必要に応じて更新 | PeopleSoftは、wss10 SAMLトークン・ポリシーのみ使用します。デフォルト・ポリシーは、プロパティ・ファイルで指定されています。ポリシー詳細を更新する前に、PeopleSoft構成を確認してください。 |
PSFTAlias | あり | このプロパティは、PeopleSoft LocalNodeを表します。エラーのないFDMEEおよびPeopleSoftの通信のため、これが必要です。プロパティを適宜更新します。 |
fusionWriteBackWSDL | あり | Fusion LedgerEssbaseAPIサービスを実行しているURL。FDMEEとFusion for Write-Backの統合を構成する場合、これを変更する必要があります。適宜ホストおよびポートの詳細を変更します。 |
ClientSecPolicyForFusion | 必要に応じて更新 | 通常、Fusionシステムは、ユーザー名/パスワード保護ポリシーを使用します。プロパティ・ファイルに指定されたデフォルト・ポリシーは、ユーザー名/パスワード保護ポリシーに対応しています。 |
FusionUserName | あり | Fusionシステムに接続する必要があるサービスを使用したユーザー名。ユーザー名は、Fusion General Ledgerアプリケーションのアクセス権を持つ有効なFusion Financialsユーザーである必要があります。 |
FusionUserPassword | あり | Fusion Financialユーザーのパスワード。 |
ServiceEndPointSecPolicy | 必要に応じて更新 | FDMEEはパブリックRuleServiceおよびSetupServiceを公開します。これらのサービスを保護するには、メッセージ保護サービス・ポリシーとともにデフォルトのSAMLトークンを使用します。サービスを別のポリシーで保護する必要がある場合は、ポリシーを変更してください。 |