EPM SystemインストーラによってインストールされるOracle HTTP Serverを、EPM Systemコンフィグレータを使用して構成するのではなく、手動で構成するよう選択できます。
EPM SystemインストーラによってインストールされるOracle HTTP Server以外にサポートされているWebサーバーを使用する場合、Webサーバーを手動で構成する必要があります。
Webサーバーの手動構成の注意事項:
IHSを構成する場合は、IBM HTTP Serverの構成を参照してください。
IISの手動構成はサポートされていません。
この項では、EPM Systemコンポーネントを構成するEPM Systemコンフィグレータをすでに使用し、手動でまたはEPM Systemコンフィグレータを使用してJava Webアプリケーションを配置していることを前提としています。
Oracle HTTP Serverを手動で構成するには:
EPM Systemコンフィグレータを起動します: EPM_ORACLE_INSTANCE\BINに変更してからconfigtool.bat|shを起動します。
EPM Systemコンフィグレータで、「タスクの選択」パネルで「すべて選択解除」を選択し、Hyperion Foundationを拡張してから、「Webサーバーの構成」を選択して、「次へ」をクリックします。
「Webサーバーの構成」で、「Webサーバー・タイプ」から「手動によるWebサーバー構成のレジストリの設定」を選択し、「次へ」をクリックします。
EPM Systemコンフィグレータの手順を完了して、構成が完了したら「終了」をクリックします。
EPM Systemコンフィグレータでは、Webサーバーの手動構成を簡素化するための自動生成されたファイルがEPM_ORACLE_INSTANCE/httpConfig/autogenerated/ohs内に作成されます。
SSLを使用するようにOracle HTTP ServerおよびEPM Systemコンポーネントを構成した場合、ファイルを次のように更新します:
"Listen"ディレクティブおよび<VirtualHost>ツリーディレクティブ内のssl.confのポートを更新します。
"Listen"ディレクティブ内のhttpd.confのポートを、SSLポート以外のポートに更新します。
<VirtualHost>ツリーディレクティブ内のHYSL-WebLogic-autogenerated.confのポートを、SSLポート以外のポートに更新します。
HYSL-WebLogic-autogenerated.confを次のように更新します:
必要に応じて、${ORACLE_HOME}環境変数が正確になるようにすべての"LoadModule"ディレクティブを更新します。
OHS_LISTEN_PORT別名を更新して、それを実際の値(<VirtualHost *:OHS_LISTEN_PORT> would be <VirtualHost *:19000>など)と置き換えます。
実際のファイルの場所を使用して、次の行を更新します:
Include "conf/epm_online_help.conf" Include "conf/epm_rewrite_rules.conf" Include "conf/epm.conf"
次に例を示します:
Include "path_to_conf_files/epm_online_help.conf" Include "path_to_conf_files/epm_rewrite_rules.conf" Include "path_to_conf_files/epm.conf"
Oracle HTTP Serverのインストール・フォルダで、httpd.confを参照してテキスト・エディタで開き、次の変更を行います:
ssl.confおよびmod_wl_ohs.confが含まれるすべての行をコメントします。
Include path_to_modified_conf_files/HYSL-WebLogic-autogenerated.conf
Include path_to_modified_conf_files/ssl.conf
ここでssl.confは自動生成されたファイルです
Oracle HTTP Server Windowsサービスが、ネットワーク・アクセスがあり、サービスとしてログオンする権限を持つユーザー・アカウントとして実行中である場合のみ、UNC形式のパスをWindowsのみで使用できます。
Financial Close Managementを使用している場合、次のタスクを実行します:
Webサーバーをホストしているマシンで、自動生成されたファイルEPM_ORACLE_INSTANCE/httpConfig/autogenerated/soa/mod_wl_ohs.confをコピーし、名前をmod_wl_soa_ohs.confに変更します。
mod_wl_soa_ohs.confをテキスト・エディタで開き、soa_server_host:soa_server_portおよびadmin_server_host:admin_server_portを、SOAホストおよびポート、およびWebLogic管理サーバーのホストとポートの実際の値で置き換えます。
変更したmod_wl_soa_ohs.confをEPM_ORACLE_INSTANCE/httpConfig/ohs/config/OHS/ohs_component/confにコピーします。
テキスト・エディタでEPM_ORACLE_INSTANCE/httpConfig/ohs/config/OHS/ohs_component/httpd.confを開き、<VirtualHost>タグ内に次の行を追加します:
Include “conf/mod_wl_soa_ohs.conf"
次に例を示します:
<VirtualHost *:19000> include "conf/mod_wl_ohs.conf" Include "conf/epm_online_help.conf" Include "conf/epm_rewrite_rules.conf" Include "conf/epm.conf" Include "conf/mod_wl_soa_ohs.conf" </VirtualHost>
WEB_SERVERコンポーネントをShared Servicesレジストリで更新して、portプロパティが、Oracle HTTP Serverが実行中のポートの実際の値になるようにします。たとえば、実際のポートを19000に変更するには:
EPM_ORACLE_INSTANCE\bin\epmsys_registry.batを起動してレジストリ・レポートを生成します。プロンプトが表示されたら、Shared Servicesデータベース・パスワードを入力します。
構成されているEPM_ORACLE_INSTANCEとともにプロパティ"type" = MANUAL、"port" = -1および"instance_home"を持つWEB_SERVERコンポーネントを探します。
WEB_SERVERコンポーネントのオブジェクトIDを探して、それを次のコマンドにコピーします:
EPM_ORACLE_INSTANCE/bin/epmsys_registry.bat updateproperty #object_id/@property_name property_value
次に例を示します:
EPM_ORACLE_INSTANCE/bin/epmsys_registry.bat updateproperty #df17801dfc1dca40S24e400aa13a736f8a46S7921/@port 19000