EPM System製品を使用する場合、アップグレードという用語は、新規のソフトウェア・リリースを配置し、以前の配置から新規の配置にアプリケーション、データおよびプロビジョニング情報を移動することと定義されます。
アップグレード・プロセスを必要に応じて繰り返し、以前のリリースから最新のデータを取得します。アプリケーションのアップグレード・プロセスの繰返しを参照してください。
EPM System製品をリリース11.1.2.3にアップグレードするには、リリース11.1.2.3のソフトウェアを新規の場所にインストールおよび構成し、アプリケーションおよびデータを新規の配置環境に移動します。サポートされているシナリオは次の2つです。
EPM Systemを新しいマシン(1つまたは複数)にインストールします。既存のデータベースおよびデータを再使用するか、データベースおよびデータを新しいマシンに複製できます。
新しいマシンにアップグレードする場合、同じオペレーティング・システムのものにアップグレードする必要があります。たとえば、前のリリースがWindowsオペレーティング・システムだった場合、Windowsオペレーティング・システムにアップグレードする必要があります。前のリリースがLinuxオペレーティング・システムだった場合、Linuxオペレーティング・システムにアップグレードする必要があります。オペレーティング・システムの制約の範囲内であれば、オペレーティング・システムのバージョンおよびエディション間の切り替えは、32ビットと64ビットのバリエーションと同様に可能です。たとえば、32ビットWindows 2003から64ビットWindows 2008R2にアップグレードできます。
EPM Systemを既存のマシン(1つまたは複数)にインストールします(新しい場所にインストールすることをお薦めします)。既存のデータベースおよびデータを再使用するか、データベースおよびデータを新しいマシンに複製できます。
注意! | 前のリリースの環境を維持するには、新しいマシンにインストールし、データを複製する必要があります。 |
アップグレードに関連するログは、EPM_ORACLE_INSTANCE/diagnostics/logs/upgradesにあります。アップグレード中のロギングの詳細は、Oracle Enterprise Performance Management Systemインストールおよび構成トラブルシューティング・ガイドを参照してください。