前のリリースのShared Servicesデータのエクスポート

前のリリースのShared Servicesのデータを使用するには、ユーティリティを使用してデータをエクスポートし、新しいインストールをホストしているマシンにエクスポートされたファイルをコピーします。構成中に、EPM Systemコンフィグレータによって現在のリリースで必要なデータが抽出されます。

注意:

この手順を実行する前に、データベース、Shared ServicesおよびOpenLDAPが実行中である必要があります。

注意:

Shared Servicesデータを移行する前に、管理ユーザーがEssbaseサーバーにプロビジョニングされていることを確認します。アップグレードの完了後に、このプロビジョニングを削除できます。

前のリリースからShared Servicesデータをエクスポートするには:

  1. まだ準備していなければ、リリース11.1.2.3のファイルをダウンロードし、SystemインストーラZIPファイルを展開します。

    SystemインストーラZIPファイル(Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemインストーラ, Fusion Editionリリース11.1.2.3 for プラットフォーム名)をまだダウンロードしていない場合は、Oracle Software Delivery Cloudからダウンロードします。インストール用ファイルのダウンロードを参照してください。

    ヒント:

    7-Zipなど、長いパス名を処理できるzipファイルの解凍プログラムを使用します。

  2. SystemInstallerExtractLocation/Migrationディレクトリ内のHSSMigrate.zipを探し、内容をShared Servicesの前のリリースをホストしているマシンのHYPERION_HOMEディレクトリに展開します。

  3. コマンド・ラインから、HYPERION_HOME/Migrateディレクトリの次のスクリプトを実行します:

    hssmigrate.bat|sh

    ユーティリティによってShared Services構成ファイルが検出され、確認のプロンプトが表示されます。

    ヒント:

    UNIX上のリリース11.1.1.4からのLifecycle Managementデータのエクスポートが成功したことを確認するには、$home/にあるset_hyphome_servername_1.shに、実行可能権限を設定します。

  4. プロンプトが表示されたら、ユーティリティがShared Services構成ファイルを展開する場所を確認します。パスが正しければ[Enter]キーを押します。パスが正しくなければ2を入力し、正しいパスを指定して[Enter]を押します。

    ヒント:

    入力するパスは、CSS.xmlDomain.xmlおよびWorkflowEngine.propertiesファイルのパス(例: HYPERION_HOME/AppServer/InstalledApps/WebServerName/WebServerVersion)である必要があります。

    ユーティリティにより、ファイルhssmigratedata.zipHYPERION_HOME/migrateに作成されます。ここにShared Servicesのデータが保管されます。

    ヒント:

    ユーティリティによってエラーが返された場合、HYPERION_HOME/migrate/logsのログを確認し、エラーを修正してユーティリティを再実行し、既存のファイルに置き換わる新しいZIPファイルを生成します。

  5. hssmigratedata.zipを、HYPERION_HOME/migrateからShared Servicesの新しいリリースをホストするマシンにコピーするか、またはファイルを共有ドライブ上で使用できるようにします。(同じマシンにインストールする場合、場所がHYPERION_HOMEの外であることを確認してください。)

    場所は構成中に指定します。

  6. 一部の製品の分散インストールでは、Shared Servicesをホストしているマシン以外のマシンに製品をインストールする場合、hssmigratedata.zipを各マシンにコピーします。

    この手順は、Essbase Studio、Web AnalysisおよびPerformance Scorecardに必要です。

    MIDDLEWARE_HOMEディレクトリが存在しない場合は作成します。インストール時に、このMIDDLEWARE_HOMEを指定する必要があります。

Shared Servicesのデータ・インポート中の処理の詳細は、Shared Servicesデータ・インポート中の処理を参照してください。