SSO用のEPM Systemの構成

EPM System製品は、SSO用にセキュリティ・エージェントをサポートするために構成する必要があります。Shared Servicesで指定した構成により、すべてのEPM System製品に次のことが決定されます。

SSOを使用可能な環境において、ユーザーが最初にアクセスするEPM System製品では、SSOメカニズムが分析され、ここに含まれている認証済ユーザーIDが取得されます。EPM System製品では、Shared Servicesで構成されたユーザー・ディレクトリに対してユーザーIDがチェックされ、ユーザーが有効なEPM Systemユーザーであることが決定されます。また、EPM System製品全体でSSOを使用可能にするトークンも発行されます。

Shared Servicesで指定される構成により、SSOが使用可能になり、すべてのEPM System製品に対してSSOを受け入れる認証メカニズムが決定されます。

  Webアイデンティティ管理ソリューションからSSOを使用可能にするには:

  1. Shared Services ConsoleをShared Services管理者として起動します。Shared Services Consoleの起動を参照してください。

  2. 「管理」、「ユーザー・ディレクトリの構成」の順に選択します。

  3. Webアイデンティティ管理ソリューションにより使用されるユーザー・ディレクトリがShared Servicesで外部のユーザー・ディレクトリとして構成されることを確認します。

    たとえば、Kerberos SSOを使用可能にする場合、Kerberos認証用に構成されているActive Directoryを外部ユーザー・ディレクトリとして構成する必要があります。

    ユーザー・ディレクトリの構成。を参照してください。

  4. 「セキュリティ・オプション」を選択します。

  5. 「詳細オプションの表示」を選択します。

  6. 「定義済ユーザー・ディレクトリ」画面の「シングル・サインオン構成」で、次の手順に従います:

    1. 「SSOの使用可能」を選択します。

    2. 「SSOプロバイダ/エージェント」から、Webアイデンティティ管理ソリューションを選択します。KerberosでSSOを構成している場合、「その他」を選択します。

      推奨されるSSOメカニズムが自動的に選択されます。表8を参照してください。サポートされているSSOメソッドを参照してください。

      注:

      推奨されるSSOメカニズムを使用していない場合、「SSOプロバイダ/エージェント」で「その他」を選択する必要があります。たとえば、SiteMinderのHTTPヘッダー以外のメカニズムを使用するには、「SSOプロバイダ/エージェント」の「その他」を選択してから、「SSOメカニズム」で使用するSSOメカニズムを選択します。

    表 8. Webアイデンティティ管理ソリューションに適したSSOメカニズム

    Webアイデンティティ管理ソリューション

    推奨SSOメカニズム

    Oracle Access Manager

    カスタムHTTPヘッダー [1]

    OSSO

    カスタムHTTPヘッダー

    SiteMinder

    カスタムHTTPヘッダー

    Kerberos

    HTTP要求からリモート・ユーザーを取得

    1 デフォルトのHTTPヘッダー名は、HYPLOGINです。カスタムHTTPヘッダーを使用中の場合、名前を置き換えます。

  7. 「OK」をクリックします。