システム設定オプションを使用して、システム全体に適用するシステム・レベルのプロファイルを更新またはクリアします。システム設定は、管理者役割権限を持つユーザーのみが定義できます。
システム設定を定義するには:
「システム設定」の「プロファイル・タイプ」で、「システム設定」画面に表示する特定のプロファイルを選択します。
使用可能なプロファイル・タイプ:
すべて
ファイル(「ファイル」プロファイル・タイプを選択すると、ファイル特有のシステム設定に加えて、「アプリケーション・フォルダの作成」ボタンが表示されます。この機能により、「アプリケーション・ルート・ディレクトリ」設定で指定したパスにフォルダ構造が作成されます)。
その他(これを使用して、EPMAデータ・ソース、「ユーザーの言語」、「ユーザー・インタフェースのテーマ」、「デフォルトの確認レポート」に関連付けるプロファイルを設定します。)
POV
使用可能なプロファイル・タイプ:
選択するプロファイル・タイプによって、画面で追加または変更できる設定が決まります。
「選択」フィールドにが表示されている場合、その値で検索できます。
システム設定のオプションについて、表2で説明します。
注意: | FDMEEをインストールおよび構成する場合、Oracle Data Integratorは自動的にインストールおよび構成されます。Oracle Data IntegratorのデータベースはFDMEEと同じデータベース内にあり、Oracle Data IntegratorエージェントはFDMEE管理対象サーバーに配置されます。ODI詳細を指定する前に、Oracle Data Integratorについて完全に理解し、Oracle Data Integratorのドキュメント・セットを確認してください。 |
表2.システム設定のプロファイル・オプション
プロファイル・タイプ | プロファイル・オプション | プロファイルの説明 |
---|---|---|
すべて | すべてのプロファイル・タイプを含む | |
ファイル | アプリケーション・ルート・フォルダ | 注意: このフィールドに指定したアプリケーション・ルート・ディレクトリをサーバー上で設定してください。FDMEEを使用する際の最初の手順として、「アプリケーション・フォルダの作成」オプションを実行する必要があります。 「ファイル」プロファイル・タイプを選択した場合、「システム設定」画面に「アプリケーション・フォルダの作成」ボタンが表示されます。この機能により、このフィールドに指定したパスにフォルダ構造が作成されます。フォルダ構造は次のとおりです(それぞれにサブフォルダが含まれます): datainbox outox inbox内で、ロケーションが作成されるとき、「ロケーション」オプションに作成されます。FDMEEアプリケーション・アーキテクチャも参照してください。アプリケーション・レベルでフォルダを指定する場合、スクリプトはこのフォルダに保存されます。これはアプリケーション間で異なるイベント・スクリプトの場合、特に重要です。アプリケーション・レベルのフォルダを設定しない場合はアプリケーションごとに異なるイベント・スクリプトを使用できません。 注意: Financial ManagementおよびFDMEEが別個のサーバー上にある場合は、アプリケーション・ルート・フォルダにUniversal Naming Convention (UNC)パスを使用します。フォルダの共有アクセス権では、読取り/書込み操作のためのDCOMユーザーへのアクセスを許可する必要があります。必要なUNC定義の指定については、サーバー管理者にお問い合せください。 |
ファイル | ロケーション・フォルダの作成 | この設定により、ロケーションが作成されるとき、inboxにロケーション・フォルダを作成するようにシステムに指示されます。指定できる値は「はい」または「いいえ」です。このオプションは一度設定したら変更しないでください。このオプションは必要に応じて設定できますが、設定を推奨します。 |
ファイル | アーカイブ・モード | アーカイブされたファイルをアーカイブ・ロケーションにコピーするか移動するかを指定します。「コピー」、「移動」または「なし」を設定します。 「コピー」を選択すると、ファイルはinboxに残されます。 「移動」を選択すると、ファイルはアーカイブ・フォルダに移動され、inboxから削除されます。dataという名前のフォルダがアーカイブ・フォルダです。 ファイルがアーカイブ・ロケーションに移動されると、ファイル名が次のように変更されます:<Process ID><Year><Month><Day>.<Original Extension> たとえば、ソース・ファイル名がBigFile.csvであり、このファイルが期間Mar-07に期間キー03/01/2007でロードされ、プロセスIDが983であった場合、結果のファイル名は98320070301.csvとなります。 |
ファイル | ファイル・アップロードのワイルド・カードを除外 | アップロードできないファイル拡張子を指定します。*.*"と入力すると、すべてのファイルをアップロードできなくなります。 |
ファイル | バッチ・サイズ | ファイルからメモリーに一度に読み込まれる行数を指定します。このパラメータは主にパフォーマンスのために使用されます。データがロードされるとき、この設定により、キャッシュに格納されるレコード数が決まります。たとえば、1000を指定すると、システムはキャッシュに1,000レコードを格納します。同じく、5000を指定すると、システムはキャッシュに5,000レコードを格納してコミットします。この設定はサーバー・メモリーによって決める必要があります。必要に応じて調整できます。 |
ファイル | ファイルの文字セット | テキストを作成、保管および表示するためにビット組合せを文字にマッピングする方法を指定します。 各エンコード方式にはUTF-8などの名前が付けられています。各エンコード方式では、それぞれの値は特定のビット組合せにマッピングされています。たとえば、UTF-8では大文字のAはHEX41にマッピングされています。 使用可能な文字セットは、![]() |
ファイル | 暗号化パスワード・フォルダ | 暗号化されたパスワードを格納するファイルを配置するディレクトリを指定します。 この暗号化パスワード・フォルダは、「構成ファイルの更新」ボタンとともに使用します。詳細は、バッチ・スクリプトの操作を参照してください。 |
ODI | ODIエージェントURL | Oracle Data IntegratorがインストールされているサーバーのURLを指定します。 |
ODI | ODIユーザー名 | Oracle Data Integratorマスター・リポジトリへのアクセスに使用されるOracle Data Integratorのユーザー名を指定します。たとえば、Supervisorと入力します。 この設定はODIの構成時に自動的に定義されますが、必要に応じてカスタマイズできます。 |
ODI | ODIパスワード | Oracle Data Integratorマスター・リポジトリへのアクセスに使用されるOracle Data Integratorのデータベース・スキーマを指定します。たとえば、Masterと入力します。 この設定はODIの構成時に自動的に定義されますが、必要に応じてカスタマイズできます。 |
ODI | ODI実行リポジトリ | すべてのシナリオが格納されるリポジトリを指定します。たとえば、ERPI_REFと入力します。 この設定はODIの構成時に自動的に定義されますが、必要に応じてカスタマイズできます。 |
ODI | ODI作業リポジトリ | ランタイム・オブジェクトを含むリポジトリを指定します(実行)(例: シナリオ)。作業リポジトリは1つのマスター・リポジトリとのみリンクできます。 たとえば、FDMEE_WORK_REFと入力します。 |
ODI | ODIマスター・リポジトリ・ドライバ | ODIマスター・リポジトリのドライバを指定します。 この設定はODIの構成時に自動的に定義されますが、必要に応じてカスタマイズできます。 ![]() |
ODI | ODIマスター・リポジトリURL | Oracle Data Integratorのマスター・リポジトリがインストールされているサーバーのURLを指定します。 この設定はODIの構成時に自動的に定義されますが、必要に応じてカスタマイズできます。 ![]() |
ODI | ODIマスター・リポジトリ・ユーザー | Oracle Data Integratorマスター・リポジトリのユーザー名を指定します。 この設定はODIの構成時に自動的に定義されますが、必要に応じてカスタマイズできます。 |
ODI | ODIマスター・リポジトリのパスワード | Oracle Data Integratorマスター・リポジトリのパスワードを指定します この設定はODIの構成時に自動的に定義されますが、必要に応じてカスタマイズできます。 |
その他 | EPMAデータ・ソース名 | EPMAインタフェース・データ・ソースの「EPMAデータ・ソース名」を指定します。 |
その他 | ユーザーの言語 | FDMEEのユーザーが使用するバージョンのシステムのデフォルト言語を選択します 注意: FDMEEは、ユーザー言語を使用して、列タイトルやセグメント名などの言語データを問合せします。 |
その他 | ユーザー・インタフェースのテーマ | デフォルトのテーマには、ユーザー・インタフェースに表示されるすべての色、スタイル、および一般に使用されるアイコンが含まれています。FDMEEはBLAF+をデフォルト値として使用します。 |
その他 | デフォルトの確認レポート | デフォルトの確認レポートとして使用する確認レポートのタイプを指定します。次にシード済確認レポートを示しますが、新しいレポートを作成してここに指定できます:
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その他 | デフォルト交差レポート | システム・レベルでデフォルトの交差確認レポートとして使用する交差確認レポートのタイプを指定します。交差レポートは、データ・ロード・エラーを特定します。これは、「データ・ロード・ワークベンチ」のデータ検証ステップの一部として生成されます。使用可能なレポートのフォーマットは、動的列フォーマットと固定列フォーマットの2つです。固定列には、最大4つのカスタム・ディメンションが表示されます。 |
その他 | バッチ・タイムアウト(分) | バッチ・ジョブを同期モード(即時処理)で実行する場合、ジョブの最大実行時間を指定します。同期モードでは、FDMEEはジョブの完了を待ってから制御を戻します。 |
その他 | イベント・スクリプト実行の有効化 | 「はい」を選択すると、データのロード前(BefLoad)や検証後(AftValidate)にアプリケーション・イベントの実行が有効になります。「いいえ」を選択すると、アプリケーション・イベントの実行が無効になります。 |
その他 | SQL Server Database Provider | SQL Server Database Providerの名前を指定します。 指定できるSQL Server Database Provider:
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その他 | ログ・レベル | ログに表示される詳細のレベルを指定します。ログ・レベル1を指定すると、詳細が最も少なく表示されます。ログ・レベル5を指定すると、詳細が最も多く表示されます。 ログは、「ログ」リンクを選択すると「プロセスの詳細」に表示されます。 |
POV | デフォルトPOVロケーション | デフォルトPOVの場所を指定します。 これらのプリファレンスが優先されるのは、「アプリケーション設定」または「ユーザー設定」に同等の設定がない場合です。 ![]() |
POV | デフォルトPOV期間 | デフォルトPOV期間を指定します。 これらのプリファレンスが優先されるのは、「アプリケーション設定」または「ユーザー設定」に同等の設定がない場合です。 ![]() |
POV | デフォルトPOVカテゴリ | デフォルトPOVカテゴリを指定します。これらのプリファレンスが優先されるのは、「アプリケーション設定」または「ユーザー設定」に同等の設定がない場合です。
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POV | グローバルPOVモード | これが「はい」に設定されている場合、他のPOV (アプリケーション・レベルとユーザー・レベルのPOV)は無視されます。 |