ファイルベース・マッピングのインポート・フォーマットの定義

ソース・システムがファイルベースのデータ・ロードである場合、設定およびインポート・フォーマット・マッピングを定義します。

次のオプションに基づいてインポート・フォーマット定義にマッピング行を追加できます:

表15.インポート・フォーマット定義のオプション

インポート定義のオプション説明
スキップ「スキップ」オプションは、スキップする入力ファイル内の行を指定する場合に使用します。たとえば、データがない行や負の数の行、あるいは特定の勘定科目の行です。スキップ行の指定は、データ行と同じ方法で定義されます。システムは、入力ファイル内の指定されたロケーションで、「式」フィールドに入力されたテキストと完全に一致するテキストを検索します。

システムは、金額のロケーションに"スペース"や"数値以外"の文字がある入力ファイルの行を自動的にスキップします。このため、スキップの指定が必要になるのは、入力ファイルの行で金額と同じロケーションに金額以外のデータが存在する場合のみです。たとえば、入力ファイルに「date」という名前のラベルが含まれる場合があります。エントリをスキップ行に追加して、テキスト"date"の開始列、テキスト長、照合のための正確なテキストを指定する必要があります。

「スキップ」行オプションは、ファイル・タイプが固定で区切られていない場合のみ使用できます。
属性TDATASEG表には、選択した入力ファイルからロードできる13の属性列が含まれています。入力ファイル内の属性のロケーションを指定(開始位置と長さを指定)するか、処理中に値を入力(属性の値を「式」フィールドに入力)できます。「式」フィールドに属性の値を入力した場合、開始位置と長さは必要ありません。

属性フィールドは、通常はドリルスルーURLの作成や、履歴またはドキュメントのニーズのために使用されます。データ・ロード・ワークベンチでの検索とフィルタ処理に使用できるように、属性フィールドにデータを移入することもできます。

説明TDATASEG表には、2つの説明列があります。これらの列は属性列と同じ方法でロードできます。説明を含む入力行のロケーションを指定するか、明示的な値を指定できます(マッピング表の「式」フィールドに値を入力)。
通貨FDMEEでは、選択したロケーションのデフォルト通貨と異なる通貨のデータをロードできます。このオプションを使用すると、入力行に、関連する金額フィールドの通貨を指定するロケーションを指定できます。ファイル・インポート・フォーマットでは、データの各行に通貨を指定するか、選択したインポート・フォーマットを使用するロケーションに通貨を指定します。

注意:

通貨が正しく指定されない場合は、データをロードするときに問題が発生することがあります。

ディメンションFDMEEでは、ディメンション指定を同じ行の複数のロケーションに分散するときに、インポート・フォーマットで1つのディメンションに複数のエントリを指定できます。この機能を使用すると、ファイルベースのデータのフィールドを連結できます。このオプションを使用するには、ディメンションを選択して、開始位置と終了位置および式を選択します。

固定長のデータ・ファイルのインポート・フォーマットを定義するには:

  1. 「設定」タブを選択し、「統合設定」「インポート・フォーマット」を選択します。

  2. 「インポート・フォーマット」「インポート・フォーマット」要約グリッドからファイルを選択します。

  3. インポート・フォーマットの詳細グリッドで、「追加」ドロップダウンから追加するタイプまたは行を選択します。

    使用可能なオプション:

    • スキップ行

    • 通貨行

    • 属性行

    • 説明行

    • ディメンション行

  4. 「開始」フィールドで、ファイルが開始する列の位置を指定します。

  5. 「長さ」フィールドで、ファイルの長さを指定します。

  6. 「式」フィールドで、ファイルの内容を上書きする式を入力します。

    定数を入力するときも、開始位置と長さを入力する必要があります。開始位置"1"と長さ"1"を使用します。

    詳細は、インポート式の追加を参照してください。

  7. 「保存」をクリックします。

区切りタイプのデータ・ファイルのインポート・フォーマットを定義するには:

  1. 「設定」タブを選択し、「統合設定」「インポート・フォーマット」を選択します。

  2. 「インポート・フォーマット」「インポート・フォーマット」要約グリッドからファイルを選択します。

  3. 「インポート・フォーマット」詳細グリッドで、「追加」から追加するタイプまたは行を選択します。

    使用可能なオプションは次のとおりです:

    • 通貨行

    • 属性行

    • 説明行

    • ディメンション行

  4. 「フィールド番号」で、インポートするフィールドを入力します。

    複数期間データ・ロードの列式を指定すると、「式」フィールドでは「フィールド番号」の値が無視されます。

  5. 「式」フィールドで、フィールドの内容を上書きする式を入力します。

    詳細は、インポート式の追加を参照してください。

  6. 「保存」をクリックします。