データ・ロードのマッピング詳細を定義する際、抽出するデータを定義できます。これには、次を抽出するかどうかが含まれます:
金額タイプ - 通貨金額、統計金額のみ、または通貨金額と統計金額の両方
勘定科目の借方と貸方の合計がゼロになり、期間アクティビティがない、ゼロ残高勘定科目。
調整期間 - 調整期間内の残高を抽出するかどうかを決定
標準残高または平均残高 - 平均残高には、貸借対照表データのみが含まれます。
ソース残高タイプ - 実績、予算または予算引当
FDMEEでは、実績、予算および予算引当のソース会計エンティティで有効なタイプを使用して、転送するデータを分類します。通常、シナリオ・ディメンションには勘定体系のセグメントをマップしないため、データ・ルール定義の一部としてデフォルト・メンバーを選択します。データが抽出されると、これは、選択したデフォルトに従って定義されたシナリオ列を使用して定義されます。
機能通貨建ての残高を抽出できます。機能通貨建ての残高が、選択した元帳またはビジネス・ユニットの基本通貨を単位として保管されます。たとえば、取引が複数の通貨で入力された場合、すべての取引残高の合計は機能通貨で表されます。
入力済残高を抽出することもできます。これは、主要元帳に割り当てられた機能/現地通貨以外の通貨に関連付けられている残高です。
また、FDMEEでは、ユーザーが指定した通貨でデータをインポートできます。この場合、残高をソース・システムで指定された通貨に換算する必要があります。これは、ERPシステムで通貨換算プロセスを実行して行います。(FDMEEでは通貨換算は実行されません。)
FusionおよびE-Business Suiteソース・システムのデータ・ロード・ソース・フィルタを定義するには:
通貨
統計 - 入力した通貨または機能通貨のいずれで残高を表すかの選択は、適用されません。
通貨と統計
「ゼロの残高を含む」ドロップダウンで、ゼロの残高を含むかどうかを選択します。
ゼロ残高を抽出するには、「はい」を選択します。
「いいえ」を選択すると、ゼロ残高の勘定科目は抽出されません。次の場合に、FDMEEがゼロ残高をいつ除外するかを判別する方法に注意してください:
貸借対照表勘定科目タイプ — FDMEEが残高を除外するのは、期首借方、期首貸方、期間借方および期間貸方がすべてゼロの場合です。
損益計算書勘定科目タイプ — FDMEEが残高を除外するのは、期間借方と期間貸方がすべてゼロの場合です。
データ・ルールで残高タイプにYTDを選択すると、ゼロ残高を除外する方法は貸借対照表勘定科目タイプになります。
残高が除外されるのは、その期間のアクティビティがない場合のみです。たとえば、期間借方/貸方だけでなく期首残高の借方/貸方がゼロの場合です。
アクティビティがあり残高がゼロの場合に、金額が抽出されます。たとえば借方5と貸方5のように、ゼロ残高になるアクティビティがあると、ゼロ金額が抽出されます。
注意: | 「ゼロの残高を含む」オプションは、データをPeoplesoftから取り出す場合には適用できません。 |
「符号方法」で、データがロードされた際に金額の符号を反転する方法を選択します。
使用可能な方法:
「貸借対照表勘定科目の金額」および「損益計算書勘定科目の金額」を選択します:
YTD - 年次累計の勘定科目残高で、勘定科目残高は年の始まりから現在の期間まで累計されます。通常、貸借対照表勘定科目の金額(資産、負債、資本)はYTD残高で指定します。(デフォルトはYTDです。)
期別 - 特定の期間の勘定科目残高です。通常、損益計算書勘定科目の金額(収益および支出)は期別残高で指定します。(デフォルトはPTDです。)
機能 - 選択した元帳または事業部門の基本通貨で保管される残高(現地通貨)。
入力済 - 「通貨コード」フィールドで指定した、主要元帳に割り当てられた機能/現地通貨以外の通貨に関連付けられている残高。
換算済 — FDMEEでは、ユーザーが指定した通貨でデータをインポートできます。この場合、残高をソース・システムで指定された通貨に換算する必要があります。これは、ERPシステムで通貨換算プロセスを実行して行います。(FDMEEでは通貨換算は実行されません。)また、「通貨コード」フィールドで換算済の通貨コードを指定する必要があります。
「通貨コード」(「入力済」および「換算済」通貨タイプのみ)から、入力済または換算済通貨タイプで使用するISO 4217通貨コードを選択します。
たとえば、EURと入力してEURO通貨コードを選択します。
標準 - Oracle General Ledgerに、会計取引残高がそのまま保管されます。標準残高とも言われます。
平均 - 平均残高には、貸借対照表データのみが含まれます。金額タイプとして統計を選択した場合、「残高方法」は無視されます。
実績
予算 - 「予算」ソース残高タイプを選択する際、「追加」をクリックして、抽出対象に予算タイプを選択します。
予算引当 - 「予算引当」ソース残高タイプを選択する際、「追加」をクリックして、抽出対象に予算引当タイプを選択します。
ソース一般会計システムからすべてのデータを抽出しない場合、ソースの調整セグメント別にデータをフィルタします。次のオプションがあります:
すべて
選択済
Oracle E-Business Suiteでは、調整セグメントは、このレベルで調整借方と貸方が等しくなることを保証します。データ・ロードのルールを作成する場合、調整セグメントのすべてのメンバーまたは特定のメンバーのどちらに関連する一般会計残高を抽出できます。
調整セグメント値を選択するには、をクリックし、次に、セグメント値を選択して、「OK」をクリックします。
値を選択解除するにはをクリックし、次に、「調整セグメント値の選択」ダイアログ・ボックスで、任意の値をクリアして、「OK」をクリックします。
期首、期末および「平均」為替レート・オプションを選択します。
ERPソース・システムは、トランザクション処理に関する包括的な為替レート情報を保持しています。この情報は、ターゲット・アプリケーションが為替レートを抽出することによって使用できます。ソース・システムからは期首、期末および平均レート・タイプを選択できます。(ソース・システム内のタイプは、これらのレート・タイプを明示的に定義していない場合がありますが、FDMEEインタフェース表内のレート・タイプにはマップされています。)
注意: | Planningアプリケーションの場合、為替レートがロードされるのは、「クラシック」データ・ロード方法が選択された場合のみです。 |
注意: | 為替レート・オプションを定義するのは、ターゲット・アプリケーションが複数通貨である場合のみです。 |
注意: | Account Reconciliation Managerアプリケーションの場合、複数のレート・オプションは選択できません。 |
ターゲット・フィルタ・オプションを定義した後、データ・ルールを実行します。データ・ロードのルールの実行を参照してください。