バッチ定義の操作

バッチ定義を使用して、バッチ・ジョブとパラメータ、およびバッチに含まれるルールのタイプを定義します。バッチには1つのルールしか含まれません。有効なルールのタイプは次のとおりです:

注意:

バッチ定義を作成できるのは管理者のみです。

バッチ定義機能には次の3つの領域があります:

バッチ定義を追加するには:

  1. 「設定」タブの「バッチ」で、「バッチ定義」を選択します。

  2. 「バッチ定義」要約セクションで、「追加」をクリックします。

    「バッチ定義」要約グリッドで空白の「名前」フィールドおよび「ターゲット・アプリケーション」フィールドを使用して、バッチ名または検索対象のターゲット・アプリケーションを入力します。

  3. 「バッチ定義」詳細セクションで、「定義」タブを選択します。

  4. 「名前」で、バッチ定義の名前を指定します。

    名前には、英数字またはアンダースコアしか使用できません。空白や他の文字を入力しないでください。

  5. 「ターゲット・アプリケーション」ドロップダウンから、ターゲット・アプリケーションの名前を選択します。

  6. 「タイプ」ドロップダウンで、定義のルールのタイプを選択します。

    使用可能なタイプは次のとおりです:

    • メタデータ

    • data

    • バッチ

    • オープン・バッチ

    「オープン・バッチ」タイプは、ファイルベースのデータ・ソースのみで使用できます。このタイプにはバッチ・ジョブは含まれません。このタイプのバッチを実行すると、プロセスが、openbatchディレクトリからファイルを自動的に読み取り、ファイル名に基づいて適切なPOVにインポートします。「オープン・バッチ」を実行すると、マスター・フォルダが空になります。

  7. 「実行モード」ドロップダウンから、バッチ処理方法を選択します。

    • シリアル - ファイルは順に処理され、1つのファイルのプロセスが完了するまで、次のファイルのプロセスは開始されません。

    • 並列 - ファイルは同時に処理されます。

  8. 並列モードで実行されるバッチ処理については、次のフィールドを指定します。

    • 完了の待機 - 「待機する」を選択すると、バッチ処理が終了したときに制御が返されます。

      「待機しない」を選択すると、バックグラウンドでバッチを実行します。この場合、すぐに制御を返します。

    • タイムアウト - ジョブの最大実行時間を指定します。FDMEEはジョブの完了を待ってから制御を戻します。

      「タイムアウト」には秒数または分数を指定できます。数値を入力して、後にS (秒)またはM (分)を入力します。

  9. 「オープン・バッチ」タイプの「オープン・バッチ・ディレクトリ」inbox\batches openbatchの下にフォルダを指定します。ここに、インポートされるファイルがコピーされます。このフィールドが空白またはnullの場合、inbox\batches\openbatch内のすべてのファイルが処理されます。

  10. 「オープン・バッチ」の「ファイル名セパレータ」で、オープン・バッチ・ファイル名の5つのセグメントを区切るために使用する文字を選択します。

    次のオプションがあります:

    • ~

    • @

    • :

    • ;

  11. 「データ・ルールの自動作成」を選択すると、ファイルベースのデータ・ロードのためにデータ・ルールが自動的に作成されます。

    注意:

    「データ・ルールの自動作成」オプションは、ルール・タイプが「オープン・バッチ」の場合に使用できます。

    FDMEEがデータ・ルール名を割り当てるとき、"Location_Category"という名前のデータ・ルールが存在するかどうかを確認します。この名前が存在しない場合、FDMEEは、次のファイル名の命名ルールを使用してデータ・ルールを作成します:

    • ルール名 — Location_Category

    • 説明 — 自動的に作成されるデータ・ルール

    • カテゴリ — カテゴリ

    • ファイル名 — Null

    • モード — 置換

  12. オプション: 「説明」フィールドで、バッチ定義の説明を入力します。

  13. 「保存」をクリックします。

  14. オプション: 「バッチ・グループ」ドロップダウンから、バッチに関連付けるバッチ・グループを選択します。

  15. オプション: 「バッチ前スクリプト」に、バッチの前に実行するカスタム・スクリプトの名前を入力します。

    イメージは「検索」アイコンを示しますをクリックして、選択画面でカスタム・スクリプトを参照して選択するか、アップロードできます

    カスタム・スクリプトはJythonまたはVisual Basicスクリプトで記述できます。

  16. オプション: 「バッチ後スクリプト」に、バッチの後に実行するカスタム・スクリプトの名前を入力します。

    イメージは「検索」アイコンを示しますをクリックして、選択画面でカスタム・スクリプトを参照して選択するか、アップロードできます

    カスタム・スクリプトはJythonまたはVisual Basicスクリプトで記述できます。

    注意:

    バッチ前およびバッチ後スクリプトは、1つ以上のバッチに対して実行されません。マスター・バッチ・スクリプトを含む個々のバッチにスクリプトを追加する必要があります。

  17. 「保存」をクリックします。

バッチ定義のパラメータを追加するには:

  1. 「設定」タブの「バッチ」で、「バッチ定義」を選択します。

    注意:

    バッチ・パラメータは、「バッチ」タイプに対して使用できません。

  2. 「バッチ定義」バッチ定義の詳細で、「パラメータ」タブを選択します。

  3. 「パラメータ」で、「ソースからインポート」を選択すると、ソース・システムからデータがインポートされて必要な変換が実行され、FDMEEステージング表にデータがエクスポートされます。

  4. 「ターゲットにエクスポート」を選択すると、データがターゲット・アプリケーションにエクスポートされます。

  5. 「POV期間」を選択して、POV設定に基づいた期間パラメータを導出します。

    「POV期間」を選択すると、期間キーの「開始期間」および「終了期間」は無効になります。

    このフィールドはデータ・ロード・バッチの場合のみ使用可能です。

    バッチを設定する場合は、期間を派生させるPOVを選択するか、期間を明示的に入力します。POVを選択すると、「システム」、「アプリケーション」または「ユーザー」設定の「デフォルトPOV期間」設定から取り出されます。

  6. 「開始期間」および「終了期間」で日付を指定し、データを処理する期間パラメータを導出します。

    ロケールのロケール設定に基づいた日付形式を使用します。たとえば、MM/DD/YYという形式を使用して日付を入力します。

    「開始期間」および「終了期間」を選択すると、「POV期間」フィールドは無効になります。

    このフィールドはデータ・ロード・バッチの場合のみ使用可能です。

  7. 「インポート・モード」ドロップダウンで、期間全体のデータをすべて一度に抽出するモードか、期間中にデータを徐々に抽出するモードのいずれかを選択します。

    オプションは次のとおりです:

    • スナップショット - 期間全体について選択したソース・セットをすべて抽出します。

      スナップショット・モードの次の動作に注意してください:

      • 選択した期間のソース・データが実行されていない場合、データはソースから抽出されます。

      • 選択した期間のソース・データが実行されている場合、データはソースからではなく、FDMEEステージング表から抽出されます。これは、ユーザーに同じERPソースから抽出するロケーションが2つある場合、データはソースから1回のみ抽出されるということです。

        たとえば、選択した期間のデータをEBSからFinancial Managementにロードしたが、同じソースおよび期間についてARMへの統合を実行する場合、データはソースから初回のみ抽出されるため、インタフェース表のデータを使用します。この結果、その後のデータ・ロードのパフォーマンスが大幅に向上します。最初の抽出に最も時間がかかり、その後の抽出は速くなります。

    • 増分 - 前のデータ抽出後に追加されたレコードを抽出します。

    • 完全リフレッシュ - ソース・システムからのクリーン抽出を実行し、その結果、指定したソース・ビジネス・ユニットおよびソース期間の、該当するFDMEEステージング表内の既存のデータ行をクリアします。

    • 追加 — (ファイルベースのソース・システム) POVの既存の行は変わらず、新しい行がPOVに追加されます(つまり、TDATASEGに新しい行が追加されます)。

    • 置換 — (ファイルベースのソース・システム) POVの行をロード・ファイルの行で置き換えます(つまり、TDATASEGの行が置換されます)。

    注意:

    インポート・モードのオプション(スナップショット、増分および完全リフレッシュ)は、標準インポート・フォーマットを使用するロケーションでデータ・ルールに対してのみ適用できます。ソース・アダプタ・インポート・フォーマットが設定されたロケーションのデータ・ルールでは、常に完全データ抽出(完全リフレッシュに類似)が実行され、データは直接TDATASEG_T表に移入されます。

    このフィールドはデータ・ロード・バッチの場合のみ使用可能です。

  8. 「為替レートの抽出」を選択して、為替レートを抽出します。

    このフィールドはファイル・ベースのソース・システムには適用されません

    為替レートの抽出の詳細は、通貨の処理方法を参照してください。

  9. EssbaseおよびPlanningアプリケーションの場合、「エクスポート・モード」ドロップダウンから、データをエクスポートするモードを選択します。

    Planningアプリケーションの場合、「エクスポート・モード」ドロップダウンから、データをエクスポートするモードを選択します。

    EssbaseおよびPlanningアプリケーションのオプションは次のとおりです:

    • STORE_DATA

    • ADD_DATA

    • SUBTRACT_DATA

    • OVERRIDE_ALL_DATA

    Financial Managementアプリケーションのオプション:

    • 累計

    • 置換

    • マージ

    このフィールドはデータ・ロード・バッチの場合のみ使用可能です。

  10. 「保存」をクリックします。

バッチ・ジョブを追加するには:

  1. 「設定」タブの「バッチ」で、「バッチ定義」を選択します。

  2. 「バッチ定義」「バッチ・ジョブ」で、「追加」をクリックします。

  3. 「ルール名」に、バッチ・ジョブに関連付けられたルール名を指定します。

    「検索」ボタン。を選択し、ルール名を検索して選択することもできます。

  4. 「ジョブ・シーケンス」で、ジョブを逐次処理する順序を指定します。

  5. 「保存」をクリックします。