ロケーションは、データ・ロードがFDMEEで実行されるレベルです。ロケーションは1つのソース・システムに関連付けられますが、そのシステムの複数の元帳からデータをインポートできます。各ロケーションが、インポート・フォーマット、1つ以上のデータ・ロードのルールおよびデータ・ロード・マッピングに割り当てられます。ロケーションを定義することにより、データのロード先を指定できます。さらに、複数のロケーションを定義した場合でも、ディメンショナリティが同じである複数のターゲット・アプリケーションに対して同一のインポート・フォーマットを使用できます。
ロケーション機能では、統合オプション機能を使用して、フリー・フォーム・テキストまたは値を指定することもできます。ロケーションについて入力したテキストまたは値は、FDMEEスクリプトで使用できます。
注意: | 同じソース・システムとアプリケーションを組み合せて、重複するロケーションを作成できます。 |
インポート・ロケーションを作成、変更、および削除するには:
入力するか、をクリックして「インポート・フォーマット」を選択します。
ソース・システムはインポート・フォーマットに基づき自動的に移入されます。
オプション: 入力するか、をクリックして「会計エンティティ」を選択します。(E-Business Suiteの場合は、元帳を選択します。PeopleSoftの場合は、ビジネス・ユニットを選択します。)
ここで会計エンティティを選択した場合、「データ・ロード・ルール」に会計エンティティが自動的に移入されます。データ・ロードのルール詳細の定義を参照してください。
ここで会計エンティティを指定しなかった場合、データ・ルールで会計エンティティを指定できます。これにより、1つのロケーションから複数の元帳のデータを複数のビジネス・ユニットにロードできます。
複数のロケーションに、複数のインポート・フォーマットを使用できます。たとえば、最初のロケーション、元帳1のインポート・フォーマットを定義できます。次に、元帳2用にもう1つのインポート・フォーマットを定義します。このような場合には、同一のインポート・フォーマットを使用する複数のロケーションを作成することもできます。また、複数の同一ターゲット・アプリケーションに対して複数のロケーションを定義することもできます。この場合、ビジネス・ユニットまたは元帳ごとに複数のロケーションを定義し、それらの間でインポート・フォーマットを再使用できます。
「ターゲット・アプリケーション」に入力するか、をクリックして選択します。
注意: | PeopleSoft Human Capital Managementソース・システムを使用してロケーションを作成する際、「機能通貨」列に”が表示されます。PeopleSoft Enterprise Financial Managementソース・システムとは異なり、FDMEEによる人事データのロード時に、機能通貨、入力された通貨、または変換された通貨ごとに金額が分割されることはありません。 |
「親のロケーション」に、場所に割り当てられた親を入力します。
他のロケーションとのマッピングの共有に使用される親マッピング。親ロケーションにマッピングを入力します。関連するロケーションが同じマッピングを使用できます。複数のロケーションが親を共有できます。この機能は、複数のロケーションが勘定科目の1つのチャートを使用している場合に役立ちます。子または親のマッピング表を変更すると、子と親のすべてのロケーションに適用されます。
「データ値」で、マルチディメンショナルのターゲット・システムとの統合にのみ使用する特別なディメンションを指定します。
このディメンションは、データのロード・ロケーションと関連付けられます。Financial Managementでは、データ値は値ディメンションです。FDMEEがロード・ファイルを作成すると、ディメンション値は場所ごとにロードされた各データ行に入力されます。たとえば、データ値ディメンションは、Financial Management内の値ディメンションと関連付けられます。デフォルトで、Financial Managementとの統合でこのフィールドに値を入力しない場合、データ値<エンティティ通貨>がデフォルト値になります。
「検索」が選択されると、FDMEEがFinancial Managementに接続して、有効なデータ値のリストを取得します。FDMEEは、Financial Managementから値を取得し、FDMEEが作成した行(元の値と調整データ値の連結)を追加します。FDMEEは、このように新たに作成された行を使用して、Financial Managementへの仕訳のロードを管理します。
データ値選択画面でFDMEEが作成する行を次に示します:
[Contribution Adjs];[Contribution Adjs]
[Contribution Adjs];[Parent Adjs]
[Contribution Adjs];<Entity Curr Adjs>
[Contribution Adjs];<Parent Curr Adjs>
[Parent Adjs];[Contribution Adjs]
[Parent Adjs];[Parent Adjs]
[Parent Adjs];<Entity Curr Adjs>
[Parent Adjs];<Parent Curr Adjs>
<Entity Curr Adjs>;[Contribution Adjs]
<Entity Curr Adjs>;[Parent Adjs]
<Entity Curr Adjs>;<Entity Curr Adjs>
<Entity Curr Adjs>;<Parent Curr Adjs>
オプション: 「ロジック勘定科目グループ」で、ロケーションに割り当てるロジック勘定科目グループを指定します。
ロジック・グループには、ソース・ファイルがロードされた後に生成される1つ以上の論理勘定科目が含まれます。論理勘定はソース・データから導き出される計算済勘定です。
オプション: 「確認エンティティ・グループ」で、ロケーションに割り当てる確認エンティティ・グループを指定します。
確認エンティティ・グループをロケーションに割り当てた場合、確認レポートは、グループで定義されているすべてのエンティティについて実行されます。確認エンティティ・グループをロケーションに割り当てない場合、確認レポートは、ターゲット・システムにロードされたエンティティごとに実行されます。FDMEE確認レポートは、ターゲット・システム、FDMEEソース・データまたはFDMEE変換済データから値を直接取得します。
オプション: 「確認ルール・グループ」で、ロケーションに割り当てる確認ルール・グループを指定します。
システム管理者は、確認ルールを使用してデータの整合性を強化します。確認ルールのセットが確認ルール・グループ内に作成され、確認ルール・グループがロケーションに割り当てられます。続いて、データがターゲット・システムにロードされた後、確認レポートが生成されます。
既存のロケーションを編集するには、変更するロケーションを選択し、必要に応じて変更を加えます。次に、「保存」をクリックします。
ロケーションを削除するには、「削除」をクリックします。
削除したロケーションは、「メタデータ」、「データ・ロード」、「データ・ライトバック」など、その他のすべてのFDMEE画面から削除されます。
ヒント: | ロケーション名でフィルタするには、フィルタ行が列ヘッダーの上に表示されていることを確認します。(フィルタ行を切り替えるには、 |