期間マッピングの定義

ビジネス要件および法的要件に基づき、各種のカレンダ(たとえば、月、週、また日のカレンダ)を自由に使用できます。またEPMシステムでは、アプリケーションの要件に応じて異なるカレンダ(期間のレベルが異なるカレンダなど)を使用することもできます。FDMEEではERPソース・システムのデータがEPMターゲット・アプリケーションへ抽出されるため、ソースであるERPソース・システムの期間とターゲットであるEPMアプリケーションの期間の間の期間マッピングを定義することにより、マッピング関係を確立する必要があります。

データ・ルールを定義する前に、期間マッピングを定義します。期間マッピングにより、ERPカレンダとEPMアプリケーションの年または期間との間のマッピングが定義されます。次の方法で期間マッピングを定義できます:

グローバル・マッピング - サンプル月期間マッピング

次の表に、ERPソースの1か月ごとのカレンダと、ターゲットの月ごとの期間とのマッピング例を示します。

注意:

グローバル・マッピングは、最も小さな粒度で定義する必要があります。たとえば、1か月ごとのカレンダと1週間ごとのカレンダがある場合は、最も小さい粒度レベルでグローバル・マッピングを定義します。この場合、期間キーは週レベルとなり、週を月にマッピングすることになります。粒度レベルがより大きな期間に対してはアプリケーション・マッピングを作成できます。

表16. サンプル月期間マッピング

期間キー前期間キー期間名ターゲット期間の月ターゲット期間の四半期ターゲット期間の年ターゲット期間の日ターゲット年度
Jan 1 2010Dec 1 20092010年1月1日1月Q1  FY10
Feb 1 2010Jan 1 20102010年2月1日2月Q1  FY10
Mar 1 2010Feb 1 20102010年3月1日3月Q1  FY10
April 1 2010March 1 20102010年4月1日4月Q2  FY10
May 1 2010April 1 20102010年5月1日5月Q2  FY10

グローバル・マッピング - サンプル週期間マッピング

次の表に、ERPソース・システムの1週間ごとのカレンダと、EPMアプリケーションの1か月ごとの期間とのマッピング例を示します。

表17. サンプル週期間マッピング

期間キー前期間キー期間名ターゲット期間の月ターゲット期間の四半期ターゲット期間の年ターゲット期間の日ターゲット年度
Jan 26 2009Jan 19 20092010年1月26日1月Q1  FY09
Feb 2 2009Jan 26 20092010年2月2日2月Q1  FY09
Feb 9 2009Feb 2 20092010年2月9日2月Q1  FY09
Feb 16 2009Feb 9 20092010年2月16日2月Q1  FY09

アプリケーション・マッピング - 1か月ごとのカレンダ・ソースをソースとするターゲット・アプリケーションの例

次の表に、1か月ごとのカレンダをソースとするターゲット・アプリケーションの例を示します。このマッピングは、「アプリケーション・マッピング」タブで実行します。

表18. アプリケーション・マッピングの例 - 1か月ごとのカレンダ・ソースを使用したターゲット・アプリケーション#1

期間キーターゲット期間の月ターゲット期間の四半期ターゲット期間の年ターゲット期間の日ターゲット年度
Jan 1 20091月Q1  FY09
Feb 1 20092月Q1  FY09
Mar 1 20093月Q1  FY09

アプリケーション・マッピング - 1週間ごとのカレンダ・ソースをソースとするターゲット・アプリケーション#2の例

次の表に、1週間ごとのカレンダをソースとするターゲット・アプリケーションの例を示します。このマッピングは、「アプリケーション・マッピング」タブで実行します。

表19. アプリケーション・マッピングの例 - 1週間ごとのカレンダ・ソースを使用したターゲット・アプリケーション#2

期間キーターゲット期間の月ターゲット期間の四半期ターゲット期間の年ターゲット期間の日ターゲット年度
Jan 26 20091月Q1  FY09
Feb 2 20092月Q1  FY09
Feb 9 20092月Q1  FY09
Feb 16 20092月Q1  FY09

注意:

損益計算書勘定科目の重複集計を避けるため、ある年の調整期間が翌会計年度の期間に含まれるようなマッピングを定義しないようにしてください。

調整期間マッピング - 期間キーの調整期間へのマッピング

注意:

YTDがERPソースとして選択されている場合、調整期間が期末残高となります(期間12が置換されます)。PTDの場合、調整期間が期間12に追加されます。

表20. 調整期間マッピングの例 - 期間の調整期間へのマッピング

期間キーカレンダ調整期間 説明
Dec-2003 会計13 13-03 2003年の調整期間
Dec-2004 会計13 13-042004年の調整期間
Dec-2005 会計13 13-05 2005年の調整期間
Dec-2007 会計13 13-07 2007年の調整期間

注意:

ソースがPeopleSoft General Ledgerの場合、調整期間マッピングを関連する会計年度とともに設定します。