EsbOtlAddDimension

アウトラインに次元を追加し、メンバーの属性を設定します。

構文

            EsbOtlAddDimension
             (
            hOutline, pMemberInfo, hPrevSibling, pszDataMbr, phMember
            )
ByVal 
            hOutline
                 As Long
      
            pMemberInfo
              As ESB_MBRINFO_T
ByVal 
            hPrevSibling
             As Long
ByVal 
            pszDataMbr
               As String
      
            phMember
                 As Long

パラメータ	説明
hOutline	アウトラインのコンテキスト・ハンドル。
pMemberInfo	メンバーとその属性を定義しているメンバー情報構造体。
HPrevSibling	前の兄弟のハンドル。このフィールドがESB_NULLである場合、次元は、アウトラインの最初の次元になります。それ以外の場合、次元はhPrevSiblingで指定された次元の後に配置されます。
PszDataMbr	アウトラインが再構成されるときにデータ値を受領する、新規次元のメンバーのメンバー名。このフィールドがESB_NULLである場合、次元メンバー自身が使用されます。
phMember	APIから戻された新規メンバーのハンドル。

備考

この関数は、アウトラインの再構築時にデータを割り当てることのできる新規次元のメンバーを指定します。
ESB_MBRINFO_T構造体を作成し、値を入れてから、この関数を呼び出す必要があります。
属性次元を追加するには、この関数を呼び出す必要があります。
属性次元でない次元を追加するには、この関数またはEsbOtlAddMember()を呼び出します。
- EsbOtlAddDimension()を使用すると、追加された次元の任意のメンバーを選択して、既存の次元に割り当てられているデータ値を割り当てることができます。
- EsbOtlAddMember()を使用した場合、追加された次元の最上位メンバー(次元)が使用されます。
pszDataMbrフィールドを有効にするには、fKeepTransフラグをESB_YESに設定してEsbOtlOpenOutline()を使用して、アウトラインを開いておくことが必要です。
pszDataMbrフィールドで参照されたメンバーは、次元が作成された後EsbOtlAddMember()を使用して、新しい次元に追加されます。再構成のときに参照されたメンバーが存在しない場合、次元メンバーがそのかわりに使用されます。

属性次元については、ESB_MBRINFO_Tの各フィールドを次のように設定する必要があります:

フィールド	設定
usConsolidation	ESB_UCALC_NOOP
fTwoPass	ESB_FALSE
fExpense	ESB_FALSE
usConversion	ESB_CONV_NONE
usTimeBalance	ESB_TIMEBAL_NONE
usSkip	ESB_SKIP_NONE
usShare	ESB_SHARE_DYNCALCNOSTORE
usStorage	ESB_DIMTYPE_SPARSE
usCategory	ESB_CAT_ATTRIBUTE
usStorageCategory	ESB_STORECAT_ATTRIBUTE
Attribute	属性値。次の属性メンバー・データ型のいずれかになります: ESB_ATTRMBRDT_BOOL ESB_ATTRMBRDT_DATETIME ESB_ATTRMBRDT_DOUBLE ESB_ATTRMBRDT_STRING

属性次元に基本次元を関連付ける必要があります。
属性次元は、基本次元および標準次元の後ろに置く必要があります。

戻り値

正常終了の場合は0が戻されます。それ以外の場合は、次のいずれかの値が戻されます:

OTLAPI_BAD_CONSOL
OTLAPI_BAD_MBRNAME
OTLAPI_ERR_ADDDELETEDIMDYNAMICCALC
OTLAPI_ERR_ADDNAMEUSED
OTLAPI_ERR_BADSHARE
OTLAPI_ERR_BADSKIP
OTLAPI_ERR_BADSTORAGE
OTLAPI_ERR_BADSTORAGECATEGORY
OTLAPI_ERR_BADTIMEBAL
OTLAPI_ERR_CURTOOMANYDIMS
OTLAPI_ERR_ILLEGALBOOLEAN
OTLAPI_ERR_ILLEGALCURRENCY
OTLAPI_ERR_ILLEGALDATE
OTLAPI_ERR_ILLEGALNUMERIC
OTLAPI_ERR_ILLEGALTAG
OTLAPI_ERR_LEAFLABEL
OTLAPI_ERR_NONATTRDIMFOLLOWED
OTLAPI_ERR_NOSHAREPROTO
OTLAPI_ERR_NOTIMEDIM

例

         Declare Function EsbOtlAddDimension Lib "ESBOTLN" 
(ByVal hOutline As Long, pMemberInfo As ESB_MBRINFO_T,
ByVal hPrevSibling As Long, ByVal pszDataMbr As String,
phMember As Long) As Long

Sub ESB_OtlAddDimension()
Dim sts As Long
Dim NewInfo as ESB_OUTLINEINFO_T
Dim hOutline As Long
Dim MbrInfo As ESB_MBRINFO_T
Dim hDimMeasures As Long
NewInfo.usOutlineType = ESB_DBTYPE_NORMAL
NewInfo.fCaseSensitive = ESB_FALSE
NewInfo.fAutoConfigure = ESB_TRUE
sts = EsbOtlNewOutline(hLocalCtx, NewInfo, hOutline)
If sts = 0 Then
   MbrInfo.szMember = "Measures"
    sts = EsbOtlAddDimension(hOutline,
     MbrInfo, ESB_NULL, "Profit", hDimMeasures)
End If
End Sub