標準的なVisual Basic言語の型

次の表は、VB API関数がESB_xx...x_Tを参照する場合は常に(ユーザー定義の型を除く)Visual Basicアプリケーションで使用されるCデータ型について説明しています。Visual Basicでは、これらのデータ型に基づいた新規のデータ型の定義を許可しません。

表 14. 単純なデータ型

データ型

Essbase型

As String * 1

ESB_CHAR_T

As Integer

ESB_SHORT_T

As Long

ESB_LONG_T

As String * 1

ESB_UCHAR_T

As Integer

ESB_USHORT_T

As Long

ESB_ULONG_T

As Long

ESB_FLOAT_T

As Long

ESB_DOUBLE_T

As Long

ESB_TIME_T

As Long

ESB_DATE_T

表 15. ビットマスク・データ型

データ型

Essbase型

説明

As Integer

ESB_ACCESS_T

セキュリティ・アクセス・レベル。可能なビット値は次のとおりです:

  • ESB_PRIV_NONE - 0x0000 - 権限なし

  • ESB_PRIV_READ - 0x0001 - データの読取り

  • ESB_PRIV_WRITE - 0x0002 - データの書込み

  • ESB_PRIV_CALC - 0x0004 - データの計算

  • ESB_PRIV_DBLOAD - 0x0010 - データベースのロードおよびアンロード

  • ESB_PRIV_DBDESIGN - 0x0020 - データベースのデザイン

  • ESB_PRIV_DBCREATE - 0x0040 - データベースの作成、削除および編集

  • ESB_PRIV_APPLOAD - 0x0100 - アプリケーションのロードおよびアンロード

  • ESB_PRIV_APPDESIGN - 0x0200 - アプリケーションのデザイン

  • ESB_PRIV_APPCREATE - 0x0400 - アプリケーションの作成、削除および編集

  • ESB_PRIV_USERCREATE - 0x1000 - ユーザーの作成、削除および編集

アクセス・タイプは権限の組合せです。有効な値は次のとおりです:

  • ESB_ACCESS_NONE - 0x0000

  • ESB_ACCESS_READ - 0x0111

  • ESB_ACCESS_WRITE - 0x0113

  • ESB_ACCESS_CALC - 0x0117

  • ESB_ACCESS_DBDESIGN - 0x0137

  • ESB_ACCESS_DBCREATE - 0x0177

  • ESB_ACCESS_APPDESIGN - 0x0377

  • ESB_ACCESS_APPCREATE - 0x0777

  • ESB_ACCESS_FILTER - 0x0110

  • ESB_ACCESS_DBALL - 0x00ff - データベースへのフル・アクセス

  • ESB_ACCESS_APPALL - 0x0fff - アプリケーションおよびデータベースへのフル・アクセス

  • ESB_ACCESS_SUPER - 0xffff - 管理者(無制限アクセス)

As Integer

ESB_OBJTYPE_T

ファイル・オブジェクト・タイプ。単一オブジェクト・タイプは次のとおりです:

                     ESB_OBJTYPE_NONE
ESB_OBJTYPE_OUTLINE
ESB_OBJTYPE_CALCSCRIPT
ESB_OBJTYPE_REPORT
ESB_OBJTYPE_RULES
ESB_OBJTYPE_ALIAS
ESB_OBJTYPE_STRUCTURE
ESB_OBJTYPE_ASCBACKUP
ESB_OBJTYPE_BINBACKUP
ESB_OBJTYPE_EXCEL
ESB_OBJTYPE_LOTUS2 (No longer supported)
ESB_OBJTYPE_LOTUS3 (No longer supported)
ESB_OBJTYPE_TEXT
ESB_OBJTYPE_PARTITION
ESB_OBJTYPE_LOTUS4 (No longer supported)
ESB_OBJTYPE_WIZARD
ESB_OBJTYPE_SELECTION
ESB_OBJTYPE_LRO
                  

オブジェクト・タイプの組合せは次のとおりです:

                     ESB_OBJTYPE_BACKUP
ESB_OBJTYPE_WORKSHEET
ESB_OBJTYPE_DATA
ESB_OBJTYPE_ALL
                  

注:

ビットマップ・データ型に対する値は、適切な場合、追加の値を提供するために組み合せられるビット値から構成されます。たとえば、データベースに対するWRITEアクセスを必要とする呼出し元は、READおよびWRITEの特権を持っている必要があります。したがって、ESB_ACCESS_WRITEは、ESB_PRIV_READおよびESB__PRIV_WRITEのビット値と等しくなります。同様に、ESB_OBJTYPE_BACKUPは、ESB_OBJTYPE_ASCBACKUPESB_OBJTYPE_BINBACKUPとの組合せです。

表 16. 追加データ型

データ型

Essbase型

説明

   

ByVal As String * 1

ESB_BOOL_T

boolean

ByVal As String

*ESB_STR_T

文字列(文字の配列)

ByVal As Long

*ESB_HINST_T

APIインスタンス・ハンドル

ByVal As Long

*ESB_HCTX_T

APIコンテキスト・ハンドル

As Any

ESB_VOID_T

void

ByVal As Long

ESB_SIZE_T

メモリー・ブロックのサイズ

ByVal As Integer

ESB_ACCESS_T

Essbaseのアクセス・レベル

ByVal As Long

ESB_LOGINID_T

EssbaseログインID

表 17. ポインタ型

データ型

Essbase型

説明

As Integer

*ESB_PSHORT_T

short型に対するポインタ

As Long

*ESB_PLONG_T

long型に対するポインタ

As Integer

*ESB_PUSHORT_T

符号なしshort型に対するポインタ

As Long

*ESB_PULONG_T

符号なしlong型に対するポインタ

As Long

*ESB_PFLOAT_T

float型に対するポインタ

As Long

*ESB_PDOUBLE_T

double型に対するポインタ

As Any

*ESB_PVOID_T

void型に対するポインタ

As Long

*ESB_PSIZE_T

メモリー・ブロックのサイズへのポインタ

As Long

*ESB_PHINST_T

VB APIインスタンス・ハンドルへのポインタ

As Long

*ESB_PHCTX_T

VB APIコンテキスト・ハンドルへのポインタ

As Integer

*ESB_PACCESS_T

セキュリティ・アクセス・レベルへのポインタ

As Long

*ESB_PLOGINID_T

EssbaseログインIDへのポインタ

表 18. その他の型

データ型

Essbase型

説明

ByVal As Long

ESB_STS_T

API関数からの戻り値

As Long

ESB_FUNC_T

関数へのポインタ

表 19. ブール・フラグ

データ型

Essbase型

説明

chr$(1)

ESB_TRUE

データ構造で使用されるブールTRUE

chr$(0)

ESB_FALSE

データ構造で使用されるブールFALSE

1

ESB_YES

VB API関数パラメータのリストで使用されるYESフラグ

0

ESB_NO

VB API関数パラメータのリストで使用されるNOフラグ

ByVal 0&

NULL

Null