VB APIとメッセージ・データベースを初期化します。この関数に渡されるESB_INIT_T構造体は、いくつかの初期化パラメータを含んでいます。含まれている初期化パラメータは、メッセージ・データベースの名前、カスタマイズされたエラー・ハンドラを使用するかどうかを示すフラグ、このエラー・ハンドラで使用されるメッセージ・スタックの最大サイズ、ヘルプ・ファイルの名前と場所およびバージョン番号などです。
構文
EsbInit
(
pInit, phInst
)
pInit
As ESB_INIT_T
phInst
As Long
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
pInit |
VB API初期化構造体へのポインタ。 |
phInst |
VB APIインスタンス・ハンドルへのポインタ。 |
備考
この関数は、他のすべてのVB API関数よりも前に呼び出す必要があります。
初期化構造体のいずれかのフィールドが空の文字列またはゼロの場合(適切な場合)、APIではこれらのパラメータに対してデフォルトの値が使用されます。
ESB_TRUEおよびESB_FALSEはグローバル変数です。この例で紹介している整数値を割り当てます。
戻り値
この関数に渡されるESB_INIT_T構造体は、いくつかの初期化パラメータを含んでいます。含まれている初期化パラメータは、メッセージ・データベースの名前、エラー・ハンドラ、ヘルプ・ファイルの名前と場所およびバージョン番号などです。
EsbInit()は、phInstにインスタンス・ハンドルを戻します。戻されたインスタンス・ハンドルによって、複数のアプリケーションがVB APIに個別にアクセスできるようになります(DLLの場合のみ)。インスタンス・ハンドルを保持し、EsbLogin()およびEsbTerm()関数に渡す必要があります。
アクセス
この関数には、特別なアクセス権は必要ありません。
例
Declare Function EsbInit Lib "ESBAPIN.DLL" (Init As ESB_INIT_T, hInst As Long) As Long
Sub ESB_Init ()
Dim hInst As Long
Dim Init As ESB_INIT_T
Dim sts As Long ESB_FALSE = 0
ESB_TRUE = 1 '**********************
' Define init structure
'**********************
Init.Version = ESB_API_VERSION
Init.MaxHandles = 10
Init.LocalPath = "C:\ESSBASE"
' Use default message file
Init.MessageFile =""
' Use EsbGetMessage to retrieve
' messages
Init.ClientError = ESB_TRUE
Init.ErrorStack = 100 '*******************
' Initialize the API
'*******************
sts = EsbInit (Init, hInst)
End Sub
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