データベースのアウトラインは、アウトラインAPI関数を使用して、その中での移動および変更ができます。これらの関数では、アウトライン階層内での移動、メンバーの情報およびプロパティの変更、メンバーの追加および削除などができます。
アウトラインの使用を開始するには、EsxOtlOpenOutline()を呼び出します。アウトラインを編集する場合、EsxOtlOpenOutline()へ渡すfLockおよびfKeepTrans引数を両方ともTRUEに設定する必要があります。fLockフラグが、他の誰かが更新しないようにアウトラインをロックします(表示はできます)。fKeepTransフラグは、アウトラインが後に再構成されるときのために、アウトラインの編集の間に実行されたトランザクションをすべて保存します。
最初の次元メンバーからアウトライン内での移動を始めるには、EsxOtlGetFirstMember()を呼び出します。あるいは、EsxOtlFindMember()またはEsxOtlFindAlias()を使用して、名前でメンバーの位置を指定できます。関数は、そのメンバーに関する情報を取得、設定するため、またはアウトライン階層の隣接したメンバーのメンバー・ハンドルを取得するために使用できる、メンバー・ハンドルを戻します。
現在のメンバーに関する情報を取得するためには、EsxOtlGetMemberInfo()、EsxOtlGetMemberAlias()およびEsxOtlGetMemberFormula()を使用します。現在のメンバーの情報を設定するためには、対応するSet関数を使用します。
メンバーの親を取得するためには、EsxOtlGetParent()を呼び出します。メンバーの最初の子を取得するためには、EsxOtlGetChild()を呼び出します。メンバーの兄弟を取得するためには、EsxOtlGetNextSibling()またはEsxOtlGetPrevSibling()を呼び出します。メンバーの次の共有オカレンスの位置を確認するためには、EsxOtlGetNextSharedMember()を呼び出します。
アウトラインで次元を追加または削除するには、EsxOtlAddDimension()またはEsxOtlDeleteDimension()を使用します。
アウトライン階層内のメンバーを変更するには、EsxOtlAddMember()、EsxOtlDeleteMember()またはEsxOtlMoveMember()を使用します。
変更された後のアウトラインについては、確認を行うにはEsxOtlVerifyOutline()、保存を行うにはEsxOtlWriteOutline()、閉じるにはEsxOtlCloseOutline()を使用します。
サーバーのアウトラインへの変更が有効になる前に、EsxOtlRestructure()を呼び出して、データベースを再構成する必要があります。この関数は、アウトラインの古いバージョンに対してアウトラインに行われた編集を適用し、アウトラインおよび関連するデータの両方を再構成します。
これらの関数の詳細は、EssOtlOpenOutline、EssOtlGetMemberInfo、EsbOtlOpenOutline、EsbOtlGetMemberInfoおよび各関数の関連項目リストを参照してください。