Unicodeモードのアプリケーションの管理

この項の内容:

Unicodeをサポートするためのコンピュータの設定

パスワード・セキュリティの定義

アプリケーションとデータベースの名前の指定

UnicodeモードのEssbaseサーバーの管理

Unicodeモードのアプリケーションの管理

レポート・スクリプトでの制御文字の使用

パーティションでの処理

ログの処理

ファイルのエンコード方式の管理

この章の情報は、ブロック・ストレージと集約ストレージ・データベースに適用されます。

Unicodeをサポートするためのコンピュータの設定

Unicodeモードのアプリケーションを管理するコンピュータ上で、UTF-8でエンコードされたテキストを処理するには、次のツール(サードパーティ・ベンダーから提供)をインストールします:

  • UTF-8フォント: 非ASCII文字を含む、UTF-8でエンコードされたテキストを表示するため

  • (オプション) Unicodeエディタ(UTF-8シグネチャを含む): データ・ソースやその他のテキスト・ファイルを手動で編集するため

Essbaseでは、テキスト・ファイルをUTF-8エンコード方式に変換するEssbase Unicodeファイル・ユーティリティを提供しています。Essbase Unicodeファイル・ユーティリティを参照してください。

パスワード・セキュリティの定義

Essbaseのセキュリティは、Essbaseサーバーのレベルで定義されます。パスワードを作成するには、Essbaseサーバー・コンピュータ上のESSLANG変数に指定されているコード・ページに従ってエンコードされた文字を使用します。

マルチバイト文字セットの環境でも、パスワードにマルチバイト文字を含められません。標準のASCII文字セットにある文字(0から127までの範囲)を使用することを検討してください。この文字セットには、標準の英語のアルファベットにある大文字および小文字と数字の0から9までが含まれています。これらの文字は、すべてのコード・ページおよびUTF-8に共通です。

アプリケーションとデータベースの名前の指定

アプリケーションとデータベースの命名時には、ESSLANG変数で指定された文字セットによってサポートされている文字を使用する必要があります。Essbaseサーバーがインストールされているコンピュータ上において、ESSLANG変数はそのコンピュータのオペレーティング・システムに定義されているロケールに設定されている必要があります。

UnicodeモードのEssbaseサーバーの管理

このセクションのトピックでは、UnicodeモードのEssbaseサーバーを管理するためのプロセスについて説明します。

EssbaseサーバーのUnicodeモードへの設定

EssbaseサーバーをUnicodeモードに設定することにより、Unicodeモードのアプリケーションを作成するための権限と、アプリケーションをUnicodeモードに移行するための権限が付与されます。

  EssbaseサーバーをUnicodeモードに設定するには、次のツールを使用します:

ツール

トピック

場所

Administration Services

Unicodeモードのアプリケーションを作成するためのEssbaseサーバーの権限の管理

Oracle Essbase Administration Services Online Help

MaxL

alter system

『Oracle Essbaseテクニカル・リファレンス』

注:

UNICODEENABLE設定をessbase.cfgに追加すると、Essbase ServerをUnicodeモードに設定しなくてもUnicodeモード・アプリケーションを作成できます。Unicodeモードのアプリケーションは、EssbaseサーバーがUnicodeモードに設定されていない場合でも使用できます。

EssbaseサーバーのUnicode関連モードの表示

EssbaseサーバーのUnicode関連モードは、EssbaseサーバーにUnicodeモードのアプリケーションを作成するための権限と、アプリケーションをUnicodeモードに移行するための権限があるかどうかを示します。

管理サービス・コンソールでは、Unicode関連モードはサーバー・プロパティとして表示されます。

MaxLシェルでは、Unicode関連モードは、次の値を持つ構成として表示されます:

  • 2 (非Unicodeモードのアプリケーションの場合)

  • 3 (Unicodeモードのアプリケーションの場合)

  EssbaseサーバーがUnicodeモードに設定されているかどうかを表示するには、次のツールを使用します:

ツール

トピック

場所

Administration Services

Unicodeモードのアプリケーションを作成するためのEssbaseサーバーの権限の管理

Oracle Essbase Administration Services Online Help

MaxL

display system

『Oracle Essbaseテクニカル・リファレンス』

Unicodeモードのアプリケーションの管理

このセクションのトピックでは、Unicodeモードのアプリケーションを管理するためのプロセスについて説明します。

Unicodeモードのアプリケーションの作成

アプリケーションを作成する場合は、アプリケーションをUnicodeモード対応にするよう指定できます。

  Unicodeモード対応のアプリケーションを作成するには、次のツールを使用します:

ツール

トピック

場所

Administration Services

Unicodeモードのアプリケーションの作成

Oracle Essbase Administration Services Online Help

MaxL

create application

『Oracle Essbaseテクニカル・リファレンス』

アプリケーションのUnicodeモードへの移行

Essbaseサーバーで非UnicodeモードのアプリケーションをUnicodeモードに移行する場合は、アプリケーション・ファイル内の文字のエンコード方式がUTF-8エンコード方式に変換されます。

アプリケーション・ファイルをUnicodeモードに移行する場合は、次のタスクを実行します:

  • アプリケーション内のすべてのアプリケーションおよびデータベース・ファイルをバックアップします。

    『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemバックアップおよびリカバリ・ガイド』を参照してください。

  • 必要に応じて、アウトライン変更ファイルを適用してから、それらのファイルを削除します。

    アウトライン変更ファイルは、存在する場合は各データベース・ディレクトリ内にあり、ファイル名はデータベース名と同じで、拡張子は.chgです。たとえば、/sample/basic/basic.chgのようになります。

  • ログ・ファイル内でUnicodeエンコード方式と非Unicodeエンコード方式が混在しないように、ログ・ファイルをバックアップしてから、ログ・ファイルを消去または移動します。

    ログ・ファイルは、.log.xcp.olgのいずれかの拡張子で終わります。

  • アプリケーションをUnicodeモードに移行するためのEssbaseサーバーの権限を付与します。EssbaseサーバーのUnicodeモードへの設定を参照してください。

  アプリケーションを非UnicodeモードからUnicodeモードに移行するには、次のツールを使用します:

ツール

トピック

場所

Administration Services

アプリケーションのUnicodeモードへの移行

Oracle Essbase Administration Services Online Help

MaxL

alter application

『Oracle Essbaseテクニカル・リファレンス』

計算スクリプト、レポート・スクリプト、データ・ソースなどのテキスト・ファイルは、UTF-8エンコード方式に変換されません。Unicodeモードのアプリケーションの場合、テキスト・ファイルは、UTF-8または非Unicodeロケールでエンコードできます。Essbase Unicodeファイル・ユーティリティを使用すると、非UnicodeでエンコードされたファイルをUTF-8に変換できます。Essbase Unicodeファイル・ユーティリティを参照してください。

注:

Unicodeモードのアプリケーションで非Unicodeテキスト・ファイルを処理することを選択する場合は、非Unicodeテキスト・ファイルのロケールがEssbaseによってどのように決定されるかを理解しているようにしてください。ファイルのエンコード方式の管理を参照してください。

Unicodeアプリケーションと非Unicodeアプリケーションの間のデータベースのバックアップおよび復元

Unicodeアプリケーションと非Unicodeアプリケーションを使用している場合、Essbaseでは、Unicodeアプリケーションからバックアップされたデータベースの非Unicodeアプリケーションへの復元は許可されていません。

Unicodeアプリケーションと非Unicodeアプリケーションの間での、バックアップされたデータベースの復元がサポートされている組合せのリストについては、『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemバックアップおよびリカバリ・ガイド』を参照してください。

アプリケーションのUnicode関連モードの表示

Administration Servicesでは、アプリケーションのUnicode関連モードはアプリケーション・プロパティとして表示されます。MaxLでは、次の値を持つアプリケーション・タイプとして表示されます:

  • 2 (非Unicodeモードのアプリケーションの場合)

  • 3 (Unicodeモードのアプリケーションの場合)

  アプリケーションがUnicodeモードのアプリケーションであるかどうかを表示するには、次のツールを使用します:

ツール

トピック

場所

Administration Services

アプリケーションの監視

Oracle Essbase Administration Services Online Help

MaxL

display application

『Oracle Essbaseテクニカル・リファレンス』

レポート・スクリプトでの制御文字の使用

非Unicodeモードのアプリケーションでレポートを処理する場合、レポート・ライターは、縦欄式データを正確に整列できるようにするための言語固有のコードを使用します。Unicodeのエンコード方式には言語固有のフォーマット・コードは含まれていないため、レポートの列が正確に整列されない可能性があります。

1バイトのコード・ページを使用する非Unicodeモードのアプリケーションでは、レポート・スクリプトで、次の16進制御文字がサポートされています:

      x20, x09, x0A, x0D, xB3, xC3, xC4, xC2, xC0, x0C, xB1
   

マルチバイト・コード・ページを使用するUnicodeモードのアプリケーションおよび非Unicodeモードのアプリケーションでは、レポート・スクリプトで、次の16進制御文字がサポートされています:

      x20, x09, x0A, x0C, x0D
   

パーティションでの処理

パーティションを設計し処理する場合は、次の状況について検討します:

  • パーティションでは、非UnicodeモードのデータベースをUnicodeモードのデータベースに接続できません。

  • リンク・パーティションではない透過パーティションおよび複製パーティションの場合は、パーティションのソースとターゲットとで、アプリケーションのモード(Unicodeモードまたは非Unicodeモード)を揃えておく必要があります。

  • 同じパーティションのすべてのデータベースは、同じエンコード方式である必要があります。

  • Unicodeモードのデータベースにまたがるパーティションは、Unicodeモードのクライアント、たとえば、Administration Servicesや、管理サービス・コンソールで実行されたMaxLスクリプトで管理できます。

  • マルチバイト文字を含む非Unicodeモードのアウトラインは、Administration ServicesやMaxLスクリプトなどのUnicodeモードのクライアントでは同期できません。ただし、MaxLシェル(essmsh)などの、Unicodeに対応していないクライアントまたは非Unicodeモードのクライアントを使用できます。

ログの処理

デフォルトでは、Essbaseのエージェント・ログ・ファイルは、Essbaseサーバーで定義されたESSLANG変数に指定されているロケールでエンコードされます。UNICODEAGENTLOG構成設定を使用すると、エージェント・ログ・ファイルをUTF-8エンコード方式で書き込めます。UTF-8フォントを使用すると、ログ・ファイル内のすべての文字が読取り可能になります。『Oracle Essbaseテクニカル・リファレンス』を参照してください。

Unicodeモードのアプリケーションの場合、データベースのアプリケーション・ログ・ファイルおよびアウトライン変更ログ・ファイルは、UTF-8でエンコードされています。表示するには:

  • アプリケーション・ログの場合は、Administration Servicesのログ・ビューアまたはログ・アナライザを使用するか、またはUTF-8エディタを使用します

  • アウトライン変更ログの場合は、UTF-8エディタを使用します

Unicodeモードのアプリケーションに関連するログ・ファイルのエンコード方式は、非Unicodeエンコード方式に変更できません。

ファイルのエンコード方式の管理

Essbaseは、多くの非Unicodeエンコード方式をサポートしています(サポートされているロケールを参照)。さらに、UnicodeモードのアプリケーションではUTF-8エンコード方式がサポートされています。

ビットの組合せが同じでもエンコード方式が異なれば異なる文字にマッピングされることがあるため、特に非UnicodeでエンコードされたファイルをUnicodeモードのアプリケーションで使用する場合など、Essbaseでファイルのエンコードをどのように扱うのかを理解しておく必要があります。

注:

複数のロケールにわたって共有されるUnicodeモードのアプリケーションには、UTF-8でエンコードされたファイルを使用することをお薦めします。ロケールやエンコード方式を追跡する必要がないため、UTF-8エンコード方式を使用する方が簡単です。また、Essbase管理サーバーが内部的にUnicodeエンコード方式を使用しており、フォーマット間の内部の変換が必要なくなるため効率も向上します。

以降のトピックでは、Essbaseによるファイルのエンコード方式の決定方法、およびエンコード方式が異なるファイルの管理方法について説明します。

ファイルのエンコード方式の決定方法

非Unicodeモードのアプリケーションの場合、EssbaseおよびAdministration Servicesは、文字テキストがEssbaseサーバーで定義されたESSLANG値に指定されているロケールでエンコードされていることを前提にします。

Essbaseは、Unicodeモードのアプリケーションを処理する場合、文字テキストを内部的にUTF-8エンコード方式でエンコードし、UTF-8でその文字テキストを保管します。また、エクスポート・ファイルもUTF-8でエンコードされます。Essbaseはまた、Unicodeモードのアプリケーションを処理する場合、非Unicodeでエンコードされた入力ファイル(スクリプト・ファイル、ルール・ファイル、データ・ソースなど)も扱い、内部的にUTF-8に変換します。

注:

Unicodeモードのアプリケーションの場合、Essbaseでは、dbname.cfgクエリー・ログ設定ファイルがUTF-8でエンコードされていることが必要です。

EssbaseおよびAdministration Servicesでは、ファイルのエンコード方式のインディケータ(UTF-8シグネチャまたはロケール・インディケータ)を使用して、ファイルがUTF-8またはサポートされている非Unicodeエンコード方式のどちらでエンコードされているかを認識します。

ロケール・インディケータは、エンコード方式がEssbaseサーバーのロケールに一致する非Unicode入力ファイルではオプションです。ただし、エンコード方式が一致しない場合は、ロケール・インディケータを指定する必要があります。エンコード方式のインディケータを参照してください。

UTF-8でエンコードされているテキスト・ファイルには、UTF-8シグネチャが必要です。

Administration Servicesでは、次のプロセスを使用して、非Unicodeでエンコードされたファイルのエンコード方式を決定します:

  1. ファイル内にロケール・インディケータが存在する場合、Administration Servicesでは指定されたエンコード方式を使用します。

  2. ロケール・インディケータが存在せず、ファイルがアプリケーション内に配置されている場合、Administration ServicesではEssbaseサーバーのロケールに指定されているエンコード方式を使用します。

  3. ロケール・インディケータが存在せず、ファイルがアプリケーション内に配置されていない場合、Administration Servicesではファイルのタイプに基づいてエンコード方式を決定します:

    • テキスト・ファイル: Administration Servicesでは、エンコード方式を入力するよう求めます。

    • アウトライン・ファイルおよびルール・ファイル: Administration Servicesでは、Essbaseサーバーのロケールに指定されているエンコード方式を使用します。

Essbaseで次元構築またはデータ・ロードを実行する場合は、ルール・ファイルとデータ・ファイルのエンコード方式が異なっていても問題はありません。たとえば、ルール・ファイル内のテキストがUTF-8でエンコードされており、データ・ソースが非Unicodeのコンピュータ・ロケールでエンコードされていても問題はありません。

注:

管理サービス・コンソールを使用してスクリプト・ファイルまたはデータ・ソースを作成する場合は、適切なエンコード方式のインディケータがファイル内に自動的に含まれます。他のいずれかのツールを使用して、Unicodeでエンコードされたテキスト・ファイルを作成する場合は、UTF-8シグネチャが含まれていることを確認する必要があります。非Unicodeでエンコードされたテキスト・ファイルで、そのエンコード方式がEssbaseサーバーのロケールと異なる場合はロケール・インディケータが必要です。

次のEssbaseのシステム・テキスト・ファイルは、Essbaseサーバーで定義されたESSLANG値に指定されているロケールでエンコードされます:

  • essbase.cfg

  • ESSCMDスクリプト

エンコード方式のインディケータ

テキスト(メンバー名など)を正しく解釈するには、Essbaseで、そのテキストのエンコード方式を認識している必要があります。多くのファイルにはエンコード方式のインディケータが含まれていますが、場合によっては、エンコード方式を指定するよう求められることがあります。たとえば、次のような場合があります:

  • Administration Servicesがファイルを作成し、それをEssbaseサーバーとは別の場所に保管する場合

  • Administration Servicesが、非Unicodeであった、7.0より前のリリースのEssbaseで作成されたファイルを読み取る場合

エンコード方式のインディケータのタイプは、ファイルのタイプによって異なります:

  • アプリケーションおよびデータベースで内部的に使用され、ユーザーが直接編集できないファイルは、一般にバイナリ・ファイルであり、エンコード方式のインディケータは含まれていません。

    これらのファイル内の文字テキストは、アプリケーションのモードに基づいてエンコードされています:

    • Unicodeモードのアプリケーション・ファイルに含まれているテキストは、UTF-8でエンコードされています。

    • 非Unicodeモードのアプリケーション・ファイルに含まれているテキストは、そのアプリケーションが作成されたEssbaseサーバーのESSLANG変数に指定されているロケールでエンコードされています。

  • ユーザーが編集できるバイナリ・ファイル(アウトライン・ファイルやルール・ファイルなど)

    必要に応じて、Essbaseでは、文字テキストがUTF-8でエンコードされているかどうかを内部的に追跡します。UTF-8エンコード方式でない場合、Essbaseは内部のロケール・インディケータを使用して、文字テキストのエンコード方式に使用されているロケールを識別します。

  • 次の編集可能なテキスト・ファイルでは、UTF-8シグネチャまたはロケール・インディケータを使用してエンコード方式が示されます:

    • 計算スクリプト

    • レポート・スクリプト

    • MaxLスクリプト

    • 次元構築およびデータ・ロードに使用するデータ・ソース

    • 別名テーブルのインポート・ファイル(Administration Servicesでは、別名テーブルのインポート・ファイルがUTF-8でエンコードされていることが必要です)

注意

7.0より前のリリースのEssbaseサーバー・インストール(Unicodeに対応していません)で作成されたロケール・インディケータを含む、非Unicodeでエンコードされたファイルを使用しないでください。これらのロケール・インディケータを削除するには、Essbase Unicodeファイル・ユーティリティを使用します。Essbase Unicodeファイル・ユーティリティを参照してください。

UTF-8シグネチャ

UTF-8でエンコードされたテキスト・ファイルには、テキスト・ファイルの先頭のマークであるUTF-8シグネチャが含まれている必要があります。このシグネチャは、一部のサードパーティ製UTF-8テキスト・エディタで表示されます。

UTF-8シグネチャは、多くのUTF-8テキスト・エディタで作成できます。また、Essbase Unicodeファイル・ユーティリティを使用して、ファイルにUTF-8シグネチャを挿入もできます(Essbase Unicodeファイル・ユーティリティを参照)。

管理サービス・コンソールを使用してファイルを作成した場合は、UTF-8シグネチャがファイルに自動的に挿入されます。

ロケール・インディケータ(ロケール・ヘッダー・レコード)

ロケール・インディケータは、非Unicodeテキスト・ファイルのエンコード方式を識別するための追加のテキスト・レコードであるロケール・ヘッダー・レコードです。非Unicodeでエンコードされたテキスト・ファイルの作成時に、ファイル内の最初のレコードとしてロケール・ヘッダー・レコードを挿入するか、Essbase Unicodeファイル・ユーティリティを使用してヘッダーを追加できます。

注意

UTF-8でエンコードされたファイル内にロケール・ヘッダー・レコードを挿入しないでください。テキスト・ファイルに両方のタイプのエンコード方式のインディケータが含まれていると、そのロケール・ヘッダーは最初のデータ・レコードとして読み取られます。

ロケール・ヘッダー・レコードのフォーマットは次のとおりです:

      //ESS_LOCALE 
      locale-name
   

locale-nameは、サポートされているGlobal Cロケールで、そのフォーマットはESSLANG変数と同じです:

      language
      _
      territory
      .
      code_page_name
      @
      sortsequence
   

次の例は、あるロシア語コード・ページのロケール・ヘッダー・レコードを示しています:

      //ESS_LOCALE Russian_Russia.ISO-8859-5@Default
   

注:

Essbaseは、レコードのcode_page_nameの部分のみを調べます。sortsequenceの指定は、レポート・スクリプト内のソート順には影響を与えません。

また、次の規則も適用されます:

  • locale-nameの後には、空白、タブまたは<end of line>を使用してヘッダーを終了します。

  • 空白またはタブは、次の位置に使用できます:

    • キーワード"//ESS_LOCALE"の前

    • "//ESS_LOCALE"とlocale-nameの間

    • ロケール指定の後

互換性のために、管理サービス・コンソールは、7.0より前のリリースのEssbaseサーバー・インストール上の計算スクリプトを異なるフォーマットで保存します。ロケールの前に//を付けるのではなく、管理サービス・コンソールでは、ロケール・ヘッダーを計算スクリプトのコメント・マークの間に挿入します:

      /* */
   

サポートされているロケール

次のサポートされているロケールを、ロケール・ヘッダー・レコードおよびEssbase Unicodeファイル・ユーティリティで、またはESSLANG変数の値として使用できます:

      Arabic_SaudiArabia.ISO-8859-6@Default
Arabic_SaudiArabia.MS1256@Default
Croatian_Croatia.ISO-8859-2@Croatian
Croatian_Croatia.MS1250@Croatian
CyrillicSerbian_Yugoslavia.ISO-8859-5@Default
CyrillicSerbian_Yugoslavia.MS1251@Default
Czech_CzechRepublic.ISO-8859-2@Czech
Czech_CzechRepublic.MS1250@Czech
Danish_Denmark.ISO-8859-15@Danish
Danish_Denmark.IBM500@Danish
Danish_Denmark.Latin1@Danish
Danish_Denmark.MS1252@Danish
Dutch_Netherlands.IBM037@Default
Dutch_Netherlands.IBM500@Default
Dutch_Netherlands.ISO-8859-15@Default
Dutch_Netherlands.Latin1@Default
Dutch_Netherlands.MS1252@Default
English_UnitedStates.IBM037@Binary
English_UnitedStates.IBM285@Binary
English_UnitedStates.IBM500@Binary
English_UnitedStates.MS1252@Binary
English_UnitedStates.Latin1@Binary
English_UnitedStates.US-ASCII@Binary
Finnish_Finland.IBM500@Finnish
Finnish_Finland.ISO-8859-15@Finnish
Finnish_Finland.Latin1@Finnish
Finnish_Finland.MS1252@Finnish
French_France.IBM297@Default
French_France.IBM500@Default
French_France.ISO-8859-15@Default
French_France.Latin1@Default
French_France.MS1252@Default
German_Germany.IBM273@Default
German_Germany.IBM500@Default
German_Germany.ISO-8859-15@Default
German_Germany.Latin1@Default
German_Germany.MS1252@Default
Greek_Greece.ISO-8859-7@Default
Greek_Greece.MS1253@Default
Hebrew_Israel.ISO-8859-8@Default
Hebrew_Israel.MS1255@Default
Hungarian_Hungary.ISO-8859-2@Hungarian
Hungarian_Hungary.MS1250@Hungarian
Italian_Italy.IBM280@Default
Italian_Italy.IBM500@Default
Italian_Italy.ISO-8859-15@Default
Italian_Italy.Latin1@Default
Italian_Italy.MS1252@Default
Japanese_Japan.IBM930@Binary
Japanese_Japan.JapanEUC@Binary
Japanese_Japan.MS932@Binary
Korean_Korea.MS1361@Binary
Korean_Korea.MS949@Binary
Norwegian_Norway.IBM500@Danish
Norwegian_Norway.ISO-8859-10@Danish
Norwegian_Norway.ISO-8859-15@Danish
Norwegian_Norway.ISO-8859-4@Danish
Norwegian_Norway.Latin1@Danish
Norwegian_Norway.MS1252.Default
Portuguese_Portugal.IBM037@Default
Portuguese_Portugal.IBM500@Default
Portuguese_Portugal.ISO-8859-15@Default
Portuguese_Portugal.Latin1@Default
Portuguese_Portugal.MS1252@Default
Romanian_Romania.ISO-8859-2@Romanian
Romanian_Romania.MS1250@Romanian
Russian_Russia.ISO-8859-5@Default
Russian_Russia.MS1251@Default
Serbian_Yugoslavia.ISO-8859-2@Default
Serbian_Yugoslavia.MS1250@Default
SimplifiedChinese_China.IBM935@Binary
SimplifiedChinese_China.MS936@Binary
SimplifiedChinese_China.UTF-8@Binary
Slovak_Slovakia.ISO-8859-2@Slovak
Slovak_Slovakia.MS1250@Slovak
Slovenian_Slovenia.ISO-8859-10@Slovenian
Slovenian_Slovenia.ISO-8859-2@Slovenian
Slovenian_Slovenia.ISO-8859-4@Slovenian
Slovenian_Slovenia.MS1250@Slovenian
Spanish_Spain.IBM500@Spanish
Spanish_Spain.ISO-8859-15@Spanish
Spanish_Spain.Latin1@Spanish
Spanish_Spain.MS1252@Spanish
Swedish_Sweden.IBM500@Swedish
Swedish_Sweden.ISO-8859-15@Swedish
Swedish_Sweden.Latin1@Swedish
Swedish_Sweden.MS1252@Swedish
Thai_Thailand.MS874@Thai
TraditionalChinese_Taiwan.EUC-TW@Binary
TraditionalChinese_Taiwan.IBM937@Binary
TraditionalChinese_Taiwan.MS950@Binary
Turkish_Turkey.ISO-8859-3@Turkish
Turkish_Turkey.ISO-8859-9@Turkish
Turkish_Turkey.MS1254@Turkish
Ukrainian_Ukraine.ISO-8859-5@Ukrainian
Ukrainian_Ukraine.MS1251@Ukrainian
   

Essbase Unicodeファイル・ユーティリティ

Essbase Unicodeファイル・ユーティリティを使用すると、非Unicodeでエンコードされたテキスト・ファイルをUTF-8エンコード方式に変換したり、エンコード方式のインディケータを追加または削除したりできます。このプログラムは、次の操作をサポートしています:

  • 非Unicodeでエンコードされたテキスト・ファイルをUTF-8エンコード方式(UTF-8シグネチャを含む)に変換します。

  • UTF-8でエンコードされたテキスト・ファイルにUTF-8シグネチャを追加します。

  • 非Unicodeでエンコードされたテキスト・ファイルの先頭にロケール・ヘッダー・レコードを挿入します。

  • アウトライン・ファイル(.otl)またはルール・ファイル(.rul)にロケール・インディケータを追加します。

  • ロケール・インディケータをファイルから削除します(このユーティリティではUTF-8シグネチャを削除できません)。

Essbase Unicodeファイル・ユーティリティは、ESSBASEPATH/binディレクトリに保管され、essutf8.exe (Windows)またはESSUTF8 (UNIX)という名前が付いています。このユーティリティ・プログラムは、次のファイルとともに使用できます:

  • 計算スクリプト

  • レポート・スクリプト

  • MaxLスクリプト

  • 次元構築およびデータ・ロードに使用するテキストのデータ・ソース

  • 別名テーブルのインポート・ファイル

  • アウトライン・ファイル

  • ルール・ファイル

このユーティリティおよびコマンド構文の詳細は、『Oracle Essbaseテクニカル・リファレンス』を参照してください。