ビジネス・ルール・セキュリティの移行

アップグレードされたアプリケーションでBusiness Rulesを使用していた場合、管理者はビジネス・ルールの起動アクセス権およびそのプロジェクトを、Business RulesからPlanningのCalculation Managerビジネス・ルールにHBRMigrateSecurity.cmdユーティリティを使用して移行できます。

HBRMigrateSecurity.cmdユーティリティで次の操作を実行します。

  ビジネス・ルールおよびそのフォルダのアクセス権を移行するには:

  1. HBRMigrateSecurity.cmdの実行前に次を実行します。

    • Planningアプリケーション管理を使用している場合、Calculation Managerがアプリケーションの選択された計算モジュールであることを確認します(システム設定の指定を参照)。アプリケーションをPerformance Management Architectにアップグレードした場合、Calculation Managerが計算モジュールとして自動的に選択されます。

    • ビジネス・ルールをOracle Hyperion Business RulesからCalculation Managerに移行します。Oracle Hyperion Calculation Manager Designer's Guideを参照してください。

    • ビジネス・ルールをPlanningに配置します。

  2. コマンド・ラインで、planning1ディレクトリから次のコマンドとそのパラメータを入力し、それぞれをスペースによって区切ります:

    HBRMigrateSecurity.cmd [-f:passwordFile] /A:appname /U:admin /F:output file

    planning1の完全パスについてはEPM Oracleインスタンスについてを参照してください。

    表 24. HBRMigrateSecurityパラメータ

    パラメータ

    目的

    必須?

    [-f:passwordFile]

    オプション: 暗号化されたパスワードを設定する場合、passwordFileで指定されたファイルのフル・パスおよび名前からパスワードを読み取るため、コマンド・ラインでの最初のパラメータとして使用します。Planningユーティリティでパスワード・プロンプトを抑制を参照してください。

    いいえ

    /A: appname

    ビジネス・ルールの起動アクセス権を移行するPlanningアプリケーションを指定します。

    はい

    /U: admin

    管理者のユーザー名を指定します

    はい

    /F: output file

    XML出力ファイルの名前を指定します。planning1ディレクトリにない場合は完全パス名を含めます(planning1の完全パスについてはEPM Oracleインスタンスについてを参照)。このファイルにはトランザクションのログが含まれ、トラブルシューティングに役立ちます。

    はい

    /?

    HBRMigrateSecurity.cmdの構文とオプションを印刷します

    いいえ

  3. プロンプト表示があればパスワードを入力します。

例:

HBRMigrateSecurity.cmd /A:appname /U:admin /F:C:\temp\HBRExportedSecurity.xml

移行したビジネス・ルールに関するCalculation Managerの「セキュリティ」設定の詳細は、実行時プロンプトと承認セキュリティについてを参照してください。