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Oracle® Enterprise Manager Ops Centerインストレーション・ガイドfor Oracle Solaris Operating System
12cリリース1 (12.1.2.0.0)
B71915-01
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1 インストールの概要

このドキュメントでは、Oracle Enterprise Manager Ops Centerのインストールおよび構成に必要な手順について説明します。

内容は次のとおりです。

インストールの概要

Oracle Enterprise Manager Ops Centerをインストールする場合の一般的な作業手順を次に示します。

  1. システム要件を確認して必要な機器を決定します。

  2. ソフトウェア・インストールのための一連のシステムを、オペレーティング・システムのインストールと、システム・リソースに十分な空きがあることの確認も含めて準備します。

  3. エンタープライズ・コントローラをインストールおよび構成します。高可用性構成を使用している場合は、エンタープライズ・コントローラ・ノードを少なくとも2つインストールして構成します。

  4. プロキシ・コントローラを少なくとも1つインストールおよび構成します。これは、エンタープライズ・コントローラとともにインストールされる同配置のプロキシ・コントローラでも可能です。

前半の2つの作業は「環境の準備」の章で説明します。後半の2つの作業は「インストールおよび構成」の章で説明します。

図1-1 サイトの準備、インストールおよび構成

図1-1の説明が続きます
「図1-1 サイトの準備、インストールおよび構成」の説明

エンタープライズ・コントローラおよびプロキシ・コントローラはOracle Solaris 10、Oracle Solaris 11、Oracle LinuxまたはRed Hat Enterprise Linuxにインストールできます。サポートされているOSのバージョンの詳細は、『Oracle Enterprise Manager Ops Centerシステム認定マトリクス・ガイド』を参照してください。

セキュリティの考慮事項の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Ops Centerセキュリティ・ガイド』を参照してください。

Oracle Enterprise Manager Ops Centerのインストールおよび構成

システムの準備がすべて整ったら、Oracle Enterprise Manager Ops Centerをインストールおよび構成できます。Oracle Enterprise Manager Ops Centerのインストールには3つのコンポーネントがあります。

  • エンタープライズ・コントローラ – エンタープライズ・コントローラではOracle Enterprise Manager Ops Centerの操作が管理され、ユーザー・インタフェースが生成されます。高可用性を使用している場合は、複数のエンタープライズ・コントローラをインストールしますが、アクティブになるのは1回に1つだけです。

  • 1つ以上のプロキシ・コントローラ – プロキシ・コントローラはOracle Enterprise Manager Ops Centerデータを格納し、ジョブを管理対象システムにルーティングします。

  • 管理対象システム用エージェント・コントローラ – エージェント・コントローラは監視データと通信を行い、ジョブの実行を促して、管理対象システムでのソフトウェア更新サポートを可能にします。エージェント・コントローラは、システムが検出されて管理される際にインストールできます。

プロキシ・コントローラのインストールおよび構成には4つの方法があります。

  • エンタープライズ・コントローラとともに自動的にインストールされた同配置のプロキシ・コントローラを構成

  • エンタープライズ・コントローラ構成の一環として、プロキシ・コントローラを1つ以上リモートでデプロイ

  • Deploy Proxy Controllerウィザードを使用して、プロキシ・コントローラを1つ以上リモートでデプロイ

  • プロキシ・コントローラを1つ以上、手動でインストールおよび構成

エンタープライズ・コントローラおよびプロキシ・コントローラのインストールおよび構成が完了すると、Oracle Enterprise Manager Ops Centerが動作可能になります。