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Oracle® Fusion Middleware Oracle Directory Server Enterprise Editionリリース・ノート
11g リリース1 (11.1.1.7.0)
B72435-01
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2 互換性の問題

この章では、Directory Server Enterprise Editionのコンポーネント製品で非推奨になった機能、または削除された機能について説明します。また、Directory Server Enterprise Editionの将来のリリースで削除される可能性のある機能、および非推奨になる可能性のある機能についても説明します。

この章の内容は、次のとおりです。

『Oracle Directory Server Enterprise Edition Manページ・リファレンス』のManページ・エントリごとに、インタフェースの安定性の区分について説明します。

2.1 プラットフォームのサポート

サポートされているすべてのオペレーティング・システムの詳細は、ODSEE証明書マトリクス(http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html)を参照してください。

2.1.1 システム仮想化のサポート

システム仮想化とは、複数のオペレーティング・システム(OS)インスタンスが共有ハードウェア上で独立して動作することを可能にするテクノロジのことです。機能的には、仮想化環境内でホストされているOSにデプロイされたソフトウェアは通常、背後のプラットフォームが仮想化されていることに気づきません。適切に構成された適切なサイズの仮想化環境上で、仮想化されていないシステム上の場合と同様に製品が動作し続けることを確認できるよう、選択したシステム仮想化とOSの組合せについて、いくるかのテストが実施されています。

このリリースでは、OSがネイティブにDirectory Server Enterprise Edition 11g リリース1 (11.1.1.7.0)ソフトウェアですでにサポートされているという条件で、Oracle VMテクノロジをベースに実行しているOSをサポートしています。OSとハードウェアのすべての組合せで動作保証されているわけではなく、サポートは、ベースとするOracle VMテクノロジの実装に依存します。Oracle VMテクノロジをベースとしたDirectory Server Enterprise Edition 11g リリース1 (11.1.1.7.0)ソフトウェアの本番デプロイメントが幅広くテストされているわけではありません。Directory Server Enterprise Editionが仮想化環境にデプロイされている場合は、パフォーマンスに影響が出ることがあります。また、ODSEEは、Oracle VMテクノロジの一部であるSolaris ZonesおよびLogical Domains (LDoms)もサポートしています。

このリリースのDirectory Server Enterprise Editionでサポートされているハードウェア・プラットフォーム、オペレーティング・システムおよびOSバージョンの詳細は、ODSEE証明書マトリクス(http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html)を参照してください。


注意:

仮想化環境でのIdentity Synchronization for Windowsのインストールはサポートされていません。


2.2 ソフトウェアのサポート

ソフトウェアのサポートにおける次の変更点に注意してください。

2.2.1 削除されたソフトウェア・コンポーネント

次のコンポーネントは、Directory Server Enterprise Edition 11g リリース1 (11.1.1.7.0)では提供されません。

  • Java Enterprise System Monitoring Framework (JESMF)は、新しいSNMPエージェントに置き換わりました。SNMPの監視の詳細は、『Oracle Directory Server Enterprise Editionリファレンス』を参照してください。

  • Cacaoベースの共通コンテナおよびCacaoエージェントは、新しいDSCCに置き換わりました。DSCCエージェントの詳細は、『Oracle Directory Server Enterprise Editionデプロイメント・プランニング・ガイド』を参照してください。

  • Directory Editorは削除されました。

  • Agent for Sun Clusterのサポートは削除されました。

  • Sun Java Web Consoleは削除されました。

2.2.2 Directory Service Control Centerの変更点

サポートされているWebブラウザおよびアプリケーション・サーバーの詳細は、ODSEE証明書マトリクス(http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html)を参照してください。

2.3 互換性に関する追加の注意事項

この項では、将来のリリースで削除される可能性のある機能またはコマンドを示し、次回のリリースで削除される機能またはコマンドについても示します。