システムからOracle Unified Directoryをアンインストールするには、次の2つのステップがあります。
構成したサーバー・インスタンスをアンインストールします
ソフトウェア自体をシステムから削除します
この章では、両方のステップについて手順を説明します。ソフトウェアをアンインストールする前に、サーバー・インスタンスをアンインストールする必要があります。
この章では、次の項目について説明します。
次の手順では、ディレクトリ・サーバー、プロキシ・サーバーおよびレプリケーション・ゲートウェイ・サーバーのサーバー・インスタンスをアンインストールする方法を示します。
次のいずれかのモードを使用してサーバー・インスタンスを削除できます。
Graphical User Interface (GUI)モード。
対話型コマンド行モード。
スクリプトの使用。
アンインストール・コマンドの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Unified Directory管理者ガイド』のuninstallに関する項を参照してください。
Graphical User Interfaceまたはコマンド行を使用して、ディレクトリ・サーバー・インスタンスをアンインストールできます。
GUIモードはデフォルトであり、推奨のアンインストール・オプションです。GUIは、ディレクトリ・サーバー・インスタンスを削除するための簡単なインタフェースを提供します。
次のようにしてグラフィカル・アンインストーラを起動します。
(UNIX, Linux) $ instance-dir/OUD/uninstall(Windows) C:\> instance-dir\OUD\uninstall.bat
削除しないコンポーネントの選択を解除し、「アンインストール」をクリックします。
デフォルトでは、すべてのコンポーネントが削除用に選択されています。
サーバーがレプリケーション・トポロジに含まれる場合、「はい」をクリックしてアンインストールを続行します。
アンインストーラによりサーバーが起動し(実行中でない場合)、グローバル管理者ログインによってその他のレプリケート中のディレクトリ・サーバー内に存在するこのサーバーへの参照を削除するよう求められます。
サーバーがスタンドアロン・サーバーであり実行中である場合、ダイアログ・ボックスが表示され、アンインストールを続行する前にサーバーをシャットダウンするよう求められます。
「はい」をクリックすると、アンインストーラによりサーバーが自動停止し、アンインストールが続行されます。
ログを確認し、ファイルまたはディレクトリが削除されたことを確認します。UNIXでは/var/tmp、Linuxでは/tmp、WindowsではTEMPユーザー環境変数で定義された場所にエントリが記録されます。
ログ・ファイルはoud-uninstall-IDNumber.logとしてリストされますが、IDNumberはログについてシステム生成された番号です。
Windowsシステムでは、Oracle Unified Directoryで終わる残りのキーがないかWindowsレジストリを確認します。次に例を示します。
SYSTEM\\CurrentControlSet\\Services\\EventLog\\Application\\Oracle Unified Directory
Oracle Unified Directoryインスタンスを対話型のコマンド行モードで削除するには、uninstall --cliと入力します。対話型モードでは、必要な入力が求められます。
次のようにしてCLIアンインストーラを起動します。
(UNIX, Linux) $ instance-dir/OUD/uninstall --cli(Windows) C:\> instance-dir\OUD\uninstall.bat --cli
削除するコンポーネントを選択します。
すべてのコンポーネントを削除するには、[Enter]または改行キーを押してデフォルトを受け入れます。
特定のコンポーネントを削除してその他を保持するには、2と入力します。
uninstallにより削除するコンポーネントを選択するよう求められた場合は、[Enter]または改行キーを押してデフォルトを受け入れます。
サーバーがレプリケーション・トポロジに含まれる場合、Yesと入力するか、[Enter]または改行キーを押してアンインストールを続行します。
アンインストーラによりサーバーが起動し(実行中でない場合)、グローバル管理者ログインによってその他のレプリケート中のディレクトリ・サーバー内に存在するこのサーバーへの参照を削除するよう要求されます。
ディレクトリ・サーバーがスタンドアロン・サーバーであり実行中である場合、アンインストールにより、サーバーの停止およびすべてのファイルの削除が求められます。
[Enter]または改行キーを押してデフォルト(Yes)を受け入れます。
ファイルを削除せずにアンインストーラを終了する場合は、qと入力します。
アンインストールによりプロセスが終了し、エントリが記録されます。
UNIXでは/var/tmp、Linuxでは/tmp、WindowsではTEMPユーザー環境変数で定義された場所にエントリが記録されます。
すべてのファイルおよびディレクトリが削除されたことを確認します。削除されていない場合は、手動で削除します。
Windowsシステムでは、Oracle Unified Directoryで終わる残りのキーがないかWindowsレジストリを確認します。
次に例を示します。
SYSTEM\\CurrentControlSet\\Services\\EventLog\\Application\\Oracle Unified Directory
uninstallコマンドでは、スクリプト記述を単純にするために、--quietおよび--no-promptという2つのオプションが提供されています。多くのディレクトリ管理者には、システム・タスクを自動化するための優先スクリプト言語があります。ディレクトリ・サーバーでは、スクリプト・フレンドリ・オプションと、迅速なコーディングを容易にするためのコマンド行ユーティリティが提供されています。
アンインストール・スクリプトを作成し、次のuninstallコマンドを追加します。
コマンドは1行で入力してください。
instance-dir/OUD/uninstall --cli \ 
--remove-all --no-prompt --forceOnError --quiet
スクリプトを実行します。
ログに残りのディレクトリがないか確認し、ディレクトリまたはファイルが残っている場合、手動で削除します。
Graphical User Interfaceまたはコマンド行を使用して、プロキシ・サーバー・インスタンスをアンインストールできます。
GUIモードはデフォルトであり、推奨のアンインストール・オプションです。GUIは、プロキシ・サーバー・インスタンスを削除するための簡単なインタフェースを提供します。
次のようにしてグラフィカル・アンインストーラを起動します。
(UNIX, Linux) $ instance-dir/OUD/uninstall(Windows) C:\> instance-dir\OUD\uninstall.bat
削除しないコンポーネントの選択を解除し「アンインストール」をクリックします。
デフォルトでは、すべてのコンポーネントが削除用に選択されています。
サーバーが実行中である場合、ダイアログ・ボックスが表示され、アンインストールを続行する前にサーバーをシャットダウンするよう求められます。
Yesをクリックすると、アンインストーラによりサーバーが自動停止し、アンインストールが続行されます。
ログを確認し、ファイルまたはディレクトリが削除されたことを確認します。UNIXでは/var/tmp、Linuxでは/tmp、WindowsではTEMPユーザー環境変数で定義された場所にエントリが記録されます。
ログ・ファイルはoud-uninstall-IDNumber.logとしてリストされますが、IDNumberはログについてシステム生成された番号です。
Windowsシステムでは、Oracle Unified Directoryで終わる残りのキーがないかWindowsレジストリを確認します。次に例を示します。
SYSTEM\\CurrentControlSet\\Services\\EventLog\\Application\\Oracle Unified Directory
プロキシ・インスタンスを対話型のコマンド行モードで削除するには、uninstall --cliと入力します。対話型モードでは、必要な入力が求められます。
次のようにしてCLIアンインストーラを起動します。
(UNIX, Linux) $ instance-dir/OUD/uninstall --cli(Windows) C:\> instance-dir\OUD\uninstall.bat --cli
削除するコンポーネントを選択します。
すべてのコンポーネントを削除するには、[Enter]または改行キーを押してデフォルトを受け入れます。
特定のコンポーネントを削除してその他を保持するには、2と入力します。
uninstallにより削除するコンポーネントを選択するよう求められた場合は、[Enter]または改行キーを押してデフォルトを受け入れます。
プロキシ・サーバーが実行中である場合、アンインストールにより、サーバーの停止およびすべてのファイルの削除が求められます。
[Enter]または改行キーを押してデフォルト(Yes)を受け入れます。
ファイルを削除せずにアンインストーラを終了する場合は、qと入力します。
アンインストールによりプロセスが終了し、エントリが記録されます。
UNIXでは/var/tmp、Linuxでは/tmp、WindowsではTEMPユーザー環境変数で定義された場所にエントリが記録されます。
すべてのファイルおよびディレクトリが削除されたことを確認します。削除されていない場合は、手動で削除します。
Windowsシステムでは、Oracle Unified Directoryで終わる残りのキーがないかWindowsレジストリを確認します。
次に例を示します。
SYSTEM\\CurrentControlSet\\Services\\EventLog\\Application\\Oracle Unified Directory
uninstallコマンドでは、スクリプト記述を単純にするために、--quietおよび--no-promptという2つのオプションが提供されています。多くのディレクトリ管理者には、システム・タスクを自動化するための優先スクリプト言語があります。Oracle Unified Directoryでは、スクリプト・フレンドリ・オプションと、迅速なコーディングを容易にするためのコマンド行ユーティリティが提供されています。
アンインストール・スクリプトを作成し、次のuninstallコマンドを追加します。
コマンドは1行で入力してください。
instance-dir/OUD/uninstall --cli \ 
--remove-all --no-prompt --forceOnError --quiet
スクリプトを実行します。
ログに残りのディレクトリがないか確認し、ディレクトリまたはファイルが残っている場合、手動で削除します。
Graphical User Interfaceまたはコマンド行を使用して、レプリケーション・ゲートウェイ・サーバー・インスタンスをアンインストールできます。この項の内容は次のとおりです。
| 注意: なんらかの理由でレプリケーション・ゲートウェイのアンインストールに失敗した場合、ゲートウェイへの参照がODSEEサーバー構成に残る可能性があります。この場合は、ODSEEサーバー構成から次の内容を手動で削除します。 
 | 
GUIモードはデフォルトであり、推奨のアンインストール・オプションです。GUIは、レプリケーション・ゲートウェイ・インスタンスを削除するための簡単なインタフェースを提供します。
次のようにしてグラフィカル・アンインストーラを起動します。
(UNIX, Linux) $ instance-dir/OUD/uninstall(Windows) C:\> instance-dir\OUD\uninstall.bat
「Oracle Unified Directoryサーバーの設定」画面で次の情報を入力します。
レプリケーション・ゲートウェイ・サーバー・インスタンスがインストールされているホストの名前。
Oracle Unified Directoryサーバーへの接続に使用されるグローバル管理者のUID。
グローバル管理者のパスワード。
「次へ」をクリックします。
「ODSEEサーバーの設定」画面で、ODSEEサーバーに接続するために構成されたユーザーのバインドDNおよびパスワードを入力します。
「次へ」をクリックします。
「レプリケーション・ゲートウェイ・アンインストールの確認」画面で「完了」をクリックします。
ログを確認し、ファイルまたはディレクトリが削除されたことを確認します。UNIXでは/var/tmp、Linuxでは/tmp、WindowsではTEMPユーザー環境変数で定義された場所にエントリが記録されます。
ログ・ファイルはoud-uninstall-IDNumber.logとしてリストされますが、IDNumberはログについてシステム生成された番号です。
Windowsシステムでは、Oracle Unified Directoryで終わる残りのキーがないかWindowsレジストリを確認します。次に例を示します。
SYSTEM\\CurrentControlSet\\Services\\EventLog\\Application\\Oracle Unified Directory
レプリケーション・ゲートウェイ・インスタンスを対話型のコマンド行モードで削除するには、uninstall --cliと入力します。対話型モードでは、必要な入力が求められます。
アンインストールを開始する前に、次に関するバインド資格証明が必要です。
OUDサーバー・インスタンスへの接続に使用されるグローバル管理者
ODSEEサーバー・インスタンスに接続する管理ユーザー
次の例では、これらの資格証明をコマンド行で提供します。
次のようにしてCLIアンインストーラを起動します。
(UNIX, Linux)
$ instance-dir/OUD/uninstall --cli -h server1.example.com \
  --adminUID admin --adminPasswordFile pwd-filename \
  --bindDNLegacy "cn=Directory Manager" --bindPasswordFileLegacy pwd-filename
(Windows)
C:\> instance-dir\OUD\uninstall.bat --cli -h server1.example.com \
  --adminUID admin --adminPasswordFile pwd-filename \
  --bindDNLegacy "cn=Directory Manager" --bindPasswordFileLegacy pwd-filename
ゲートウェイをアンインストールするには1と入力します。
Windowsシステムでは、Oracle Unified Directoryで終わる残りのキーがないかWindowsレジストリを確認します。
次に例を示します。
SYSTEM\\CurrentControlSet\\Services\\EventLog\\Application\\Oracle Unified Directory
uninstallコマンドでは、スクリプト記述を単純にするために、--quietおよび--no-promptという2つのオプションが提供されています。多くのディレクトリ管理者には、システム・タスクを自動化するための優先スクリプト言語があります。Oracle Unified Directoryでは、スクリプト・フレンドリ・オプションと、迅速なコーディングを容易にするためのコマンド行ユーティリティが提供されています。
アンインストール・スクリプトを作成し、次のuninstallコマンドを追加します。
コマンドは1行で入力する必要があります。
instance-dir/OUD/uninstall --cli -h hostname \ --adminUID admin --adminPasswordFile pwd-filename \ --bindDNLegacy bindDN --bindPasswordFileLegacy pwd-filename \ --remove-all --no-prompt --forceOnError --quiet
スクリプトを実行します。
ログに残りのディレクトリがないか確認し、ディレクトリまたはファイルが残っている場合、手動で削除します。
Oracle Unified Directoryソフトウェアをシステムから削除するには、次の手順でアンインストーラを実行します。
$ORACLE_HOME/oui/binディレクトリに移動します。
$ cd $ORACLE_HOME/oui/bin
Windowsシステムでは、$ORACLE_HOME\oui\batディレクトリに移動します。
-deinstallオプションを指定してOracle Universal Installerを実行します。
$ ./runInstaller -deinstall
「ようこそ」画面で、「次へ」をクリックします。
Oracleホームのアンインストール画面で、アンインストールする対象の場所を確認し、「アンインストール」をクリックします。
アンインストールしようとしているORACLE_HOMEにアプリケーション・サーバーが関連付けられていないことを確認するよう求められます。
警告画面が表示され、アンインストールされるディレクトリが示されます。「はい」をクリックしてアンインストールを続行します。
アンインストール完了画面で「終了」をクリックします。
ORACLE_HOMEディレクトリとそのすべての内容が削除されます。