5 テストおよびトラブルシューティング
この章では、コネクタのテストに関連する次のトピックについて説明します。
5.1 コネクタのテスト
OIM Lotus Notes/Dominoコネクタ・パッケージに付属するテスト・ユーティリティを使用して、構成可能なターゲット・リソースで基本的なプロビジョニング操作(作成、更新または削除)をテストできます。ICFを使用してテスト・ユーティリティを実装して、Dominoアイデンティティ・コネクタ上でコネクタ操作を呼び出します。これは、OIMにデプロイされるDominoコネクタとよく似たアプローチです。コネクタ・サーバーを使用するようにテスト・ユーティリティを構成できます。
ノート:
テスト・ユーティリティを実行する前に、Notes.jarファイルをJAVA_HOME/jre/lib/ext
に置いておくか、classpath
に指定しておく必要があります。
テスト・ユーティリティを使用するには、次のステップを実行します。
5.2 トラブルシューティング
次の表に、IBM Lotus Notes and Dominoコネクタに関して発生する一部の一般的な問題に対する解決策を示します。
問題の詳細 | 解決方法 |
---|---|
nlsxbe.dllが見つからない。 |
ノート: Domino ServerとLotus Notesを同じサーバーに置くことはお薦めしません。テストのためにそのようにする場合は、LD_LIBRARY_PATHがDominoディレクトリではなくNotesディレクトリを指していることを確認してください。また、Dominoのインストール場所がPATH変数に含まれないようにします。これは、コネクタの正常な動作と競合する可能性があります。 |
Oracle Identity ManagerがIBM Lotus Notes and Dominoサーバーとの接続を確立できない。 |
|
Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソールで、操作に失敗したという内容のメッセージが表示される。 |
|
パスワードのプロンプトがユーザーに中断されました |
|
宛先パスは存在しません |
|
制限付き操作はサーバーで許可されません |
ユーザーIDが |
IDファイルをオープンできませんでした |
|
ファイルがありません(<username>) |
たとえば、IBM Lotus Notes and Domino Serverバージョン6.xのメール・テンプレート・ファイルの名前は |
ユーザーを更新するときに次のエラーが発生します。
|
certorgデータを手動で参照定義にプッシュするときは、certorgデータの英大文字と小文字の区別が維持されていることを確認してください。 |
ターゲット・ユーザー・リコンシリエーションの実行後にアカウントを変更すると、次のエラーが発生します:
|
回避策として、次のステップを実行します:
|