ルート監査アクション詳細の決定

PeopleSoftによって発行されるXMLメッセージには、Transactionノードが含まれます。完全リコンシリエーションの場合、USER_PROFILEメッセージのXMLファイルには複数のTransactionノードが含まれます。一方、増分リコンシリエーションの場合、XMLメッセージには1つのTransactionノードのみがあります。

この項では、次の項目について説明します。

• PSCAMAサブノード

• AUDIT_ACTNサブノード

• ルート監査アクション

PSCAMAサブノード

すべてのTransactionノードには、PeopleSoft Common Application Messaging Attributes (PSCAMA)サブノードがあります。

次のスクリーンショットは、PSCAMAノードを示しています。

PSCAMAは、すべてのメッセージに共通のフィールドを含むXMLタグです。PSCAMAタグは、メッセージのTransactionセクションの各レベルの行ごとに繰り返されます。PSCAMAは、メッセージ・データに関する次の情報を提供します。

• データが記述される言語

• 追加、更新、削除など、行が表すトランザクションのタイプ

メッセージを受信すると、PeopleCodeはPSCAMAノードでこの情報を調べ、その結果に応じて応答します。

AUDIT_ACTNサブノード

ルート監査アクションとして知られるPSCAMAのAUDIT_ACTNサブノードは、XMLメッセージ内のデータ・レコードをフィルタ処理します。Oracle Identity Managerでの追加、変更、削除など、ユーザー・プロファイルに対して実行されるアクションを示します。

AUDIT_ACTNノードを次のスクリーンショットに示します。

ルート監査アクション

ユーザー・プロファイル情報がターゲット・システムで変更された場合、ルート監査アクションの値はCです。新しいプロファイルが追加された場合、ルート監査アクションはAまたは空です。

追加ルート監査アクションを次のスクリーンショットに示します。