特定のビジネス要件に対応するようにコネクタの機能を拡張できます。
デフォルトでは、コネクタは特定の一連のタスクを実行するように構成されています。特定のビジネス要件に対処するために、次の項で説明する手順を実行してコネクタの機能を拡張できます。
ノート:
Oracle Identity Managerリリース11.1.2以降では、参照問合せはサポートされません。Oracle Identity Managerシステム管理コンソールでのフォーム・デザイナの使用による参照の管理の詳細は、Oracle Identity Managerの管理の参照の管理を参照してください。
ユーザー、グループまたは組織単位のリコンシリエーションのためにさらにフィールドを追加できます。
ノート:
この項ではオプションの手順を説明します。リコンシリエーション用のカスタム・フィールドを追加しない場合は、この手順を実行する必要はありません。
デフォルトでは、表1-14に示したフィールドが、Oracle Identity Managerとターゲット・システム間のリコンシリエーション用にマップされます。必要であれば、ユーザー、グループまたは組織単位のリコンシリエーションのために追加フィールドをマップすることができます。
ターゲット・リソースのリコンシリエーションのためにカスタム・フィールドを追加するには:
Oracle Identity Manager Design Consoleにログインします。
リソース・オブジェクトのリコンシリエーション・フィールドのリストに、次のようにして、カスタム・フィールドを追加します。
「Resource Management」を開き、「Resource Objects」をダブルクリックします。
次のリソース・オブジェクトのうち1つを検索して開きます。
ユーザーの場合: AD User
グループの場合: AD Group
組織単位の場合: AD Organizational Unit
「Object Reconciliation」タブで、「Add Field」をクリックします。
「Add Reconciliation Field」ダイアログ・ボックスに、フィールドの詳細を入力します。
たとえば、「Field Name」フィールドにDescription
と入力し、「Field Type」リストから「String」を選択します。
ブール型フィールドを追加している場合は、フィールド・タイプとして「文字列」を選択します。
「Save」をクリックして、ダイアログ・ボックスを閉じます。
「Create Reconciliation Profile」をクリックします。これにより、リソース・オブジェクトに行われた変更がMDSにコピーされます。
「保存」をクリックします。
リコンシリエーションの参照定義で、次のようにして、フィールドのエントリを作成します。
「Administration」を開き、「Lookup Definition」をダブルクリックします。
次のいずれかの参照定義を検索して開きます。
ユーザーの場合: Lookup.ActiveDirectory.UM.ReconAttrMap
グループの場合: Lookup.ActiveDirectory.GM.ReconAttrMap
組織単位の場合: Lookup.ActiveDirectory.OM.ReconAttrMap
「Add」をクリックし、フィールドのコード・キー値とデコード値を入力します。コード・キー値は、ステップ2.dのリコンシリエーション・フィールドに指定したフィールドの名前です。デコード値はターゲット・システム・フィールドの名前です。
たとえば、「Code Key」フィールドにはDescription
、「Decode」フィールドにはdescription
と入力します。
「保存」をクリックします。
次のようにして、プロセス・フォームにカスタム・フィールドを追加します。
「開発ツール」を開き、「フォーム・デザイナ」をダブルクリックします。
次のプロセス・フォームのうち1つを検索して開きます。
ユーザーの場合: UD_ADUSER
グループの場合: UD_ADGRP
組織単位の場合: UD_ADOU
「Create New Version」、「Add」を順にクリックします。
フィールドの詳細を入力します。
たとえば、「Description」フィールドを追加する場合は、「Name」フィールドにUD_ADUSER_DESCRIPTION
を入力し、続いてこのフィールドの残りの詳細を入力します。
「Save」をクリックし、「Make Version Active」をクリックします。
Oracle Identity Managerリリース11.1.2.x以降を使用している場合、次のようにして、Design Consoleの「フォーム・デザイナ」に加えられたすべての変更を、新しいUIフォームで実行する必要があります。
Oracle Identity System Administrationにログインします。
サンドボックスを作成し、アクティブにします。詳細は、サンドボックスの作成およびアクティブ化を参照してください。
新たに追加したフィールドと残りのフィールドを表示するために新しいUIフォームを作成します。UIフォームの作成の詳細は、UIフォームの新規作成を参照してください。
新たに作成したUIフォームを、ターゲット・システムのアプリケーション・インスタンスと関連付けます。それを行うには、「フォーム」フィールドの、リソースの既存のアプリケーション・インスタンスを開き、(ステップ5.cで作成した)フォームを選択して、アプリケーション・インスタンスを保存します。
サンドボックスを公開します。詳細は、サンドボックスの公開を参照してください。
プロビジョニング処理の一部として、カスタム・フィールドのリコンシリエーション・フィールド・マッピングを、次のようにして作成します。
Design Consoleにログインします。
「Process Management」を開き、「Process Definition」をダブルクリックします。
次のプロビジョニング処理のうち1つを検索して開きます。
ユーザーの場合: AD User
グループの場合: AD Group
組織単位の場合: AD Organizational Unit
プロビジョニング処理の「Reconciliation Field Mappings」タブで、「Add Field Map」をクリックします。
「Add Reconciliation Field Mapping」ダイアログ・ボックスの「Field Name」フィールドで、追加するフィールドの値を選択します。
たとえば、「Field Name」フィールドでDescriptionを選択します。
「Process Data」フィールドをダブルクリックし、UD_ADUSER_DESCRIPTIONを選択します。
「Save」をクリックして、ダイアログ・ボックスを閉じます。
「保存」をクリックします。
Oracle Identity Managerとターゲット・システムとの間のリコンシリエーション用に複数値フィールドを追加できます。
ノート:
この手順は、ユーザー・フィールド、グループ・フィールドまたは組織単位フィールドの追加に適用できます。
リコンシリエーション用に追加する新しいフィールドに文字列形式のデータのみが格納されていることを確認する必要があります。Oracle Identity Managerにはバイナリ・フィールドを送信しないでください。
デフォルトでは、表1-14に示した複数値フィールドが、Oracle Identity Managerとターゲット・システム間のリコンシリエーション用にマップされます。必要に応じて、ターゲット・リソースのリコンシリエーション用に新しい複数値フィールドを追加できます。
ターゲット・リソースのリコンシリエーション用に新しい複数値フィールドを追加するには、次のようにします。
Oracle Identity Manager Design Consoleにログインします。
次のようにして、複数値フィールド用のフォームを作成します。
「Development Tools」を開き、「Form Designer」をダブルクリックします。
表の名前および説明を指定してフォームを作成し、「Save」をクリックします。
「Add」をクリックしてフィールドの詳細を入力します。
「Save」をクリックし、「Make Version Active」をクリックします。図4-1に、新しいフォームで追加された複数値フィールドを示します。
次のようにして、複数値フィールド用に作成されたフォームをプロセス・フォームの子フォームとして追加します。
次のプロセス・フォームのうち1つを検索して開きます。
ユーザーの場合: UD_ADUSER
グループの場合: UD_ADGRP
組織単位の場合: UD_ADOU
「新しいバージョンの作成」をクリックします。
「Child Table(s)」タブをクリックします。
「割当て」をクリックします。
「Assign Child Tables」ダイアログ・ボックスで、新規作成した子フォームを選択して右矢印をクリックした後、「OK」をクリックします。
「Save」をクリックし、「Make Version Active」をクリックします。図4-2に、プロセス・フォームに追加された子フォームを示します。
Oracle Identity Managerリリース11.1.2.x以降を使用している場合、次のようにして、Design Consoleの「フォーム・デザイナ」に加えられたすべての変更を、新しいUIフォームで実行する必要があります。
Oracle Identity System Administrationにログインします。
サンドボックスを作成し、アクティブにします。詳細は、サンドボックスの作成およびアクティブ化を参照してください。
新たに追加したフィールドと残りのフィールドを表示するために新しいUIフォームを作成します。UIフォームの作成の詳細は、UIフォームの新規作成を参照してください。
新たに作成したUIフォームを、ターゲット・システムのアプリケーション・インスタンスと関連付けます。それを行うには、「フォーム」フィールドの、リソースの既存のアプリケーション・インスタンスを開き、(ステップ4.cで作成した)フォームを選択して、アプリケーション・インスタンスを保存します。
サンドボックスを公開します。詳細は、サンドボックスの公開を参照してください。
リソース・オブジェクトのリコンシリエーション・フィールドのリストに、次のようにして、新しい複数値フィールドを追加します。
Design Consoleにログインします。
「Resource Management」を開き、「Resource Objects」をダブルクリックします。
次のリソース・オブジェクトのうち1つを検索して開きます。
ユーザーの場合: AD User
グループの場合: AD Group
組織単位の場合: AD Organizational Unit
「Object Reconciliation」タブで、「Add field」をクリックします。
「Add Reconciliation Fields」ダイアログ・ボックスに、フィールドの詳細を入力します。
たとえば、「Field Name」フィールドにcarlicenses
と入力し、「Field Type」リストから「Multi Valued Attribute」を選択します。
「Save」をクリックしてダイアログ・ボックスを閉じます。
新規作成したフィールドを右クリックして、「Define Property Fields」を選択します。
「Add Reconciliation Fields」ダイアログ・ボックスに、新規作成したフィールドの詳細を入力します。
たとえば、「Field Name」フィールドにcarlicense
と入力し、「Field Type」リストから「String」を選択します。
「保存」をクリックしてダイアログ・ボックスを閉じます。図4-3に、リソース・オブジェクトに追加された新しいリコンシリエーション・フィールドを示します。
「Create Reconciliation Profile」をクリックします。これにより、リソース・オブジェクトに行われた変更がMDSにコピーされます。
リコンシリエーションの参照定義で、次のようにして、フィールドのエントリを作成します。
「Administration」を開き、「Lookup Definition」をダブルクリックします。
次のいずれかの参照定義を検索して開きます。
ユーザーの場合: Lookup.ActiveDirectory.UM.ReconAttrMap
グループの場合: Lookup.ActiveDirectory.GM.ReconAttrMap
組織単位の場合: Lookup.ActiveDirectory.OM.ReconAttrMap
ノート:
ターゲット・システム・フィールドには、ターゲット・システムと同じ大文字または小文字を使用する必要があります。フィールド名では、大/小文字が区別されるためです。
「Add」をクリックしてフィールドの「Code Key」および「Decode」に値を入力し、「Save」をクリックします。コード・キーとデコードの値は次の形式にする必要があります。
コード・キー: MULTIVALUED_FIELD_NAME~CHILD_RESOURCE_OBJECT_FIELD_NAME
デコード: 対応するターゲット・システム属性。
たとえば、「Code Key」フィールドにはcarlicenses~carlicense
、「Decode」フィールドにはcarlicense
と入力します。図4-4に、参照定義に追加された参照コードを示します。
次のようにして、新しいフィールド用のリコンシリエーション・フィールド・マッピングを作成します。
「Process Management」を開き、「Process Definition」をダブルクリックします。
次のいずれかのプロセス定義を検索して開きます。
ユーザーの場合: AD User
グループの場合: AD Group
組織単位の場合: AD Organizational Unit
AD User(あるいはAD GroupまたはAD Organizational Unit)プロセス定義の「Reconciliation Field Mappings」タブで、「Add Table Map」をクリックします。
「Add Reconciliation Table Mapping」ダイアログ・ボックスで、リストからフィールド名および表名を選択し、「Save」をクリックしてダイアログ・ボックスを閉じます。
新規作成したフィールドを右クリックして、「Define Property Field Map」を選択します。
「Field Name」フィールドで、追加するフィールドの値を選択します。
「Process Data Field」フィールドをダブルクリックし、UD_CARLICENを選択します。
「Key Field for Reconciliation Field Matching」を選択して「Save」をクリックします。図4-5に、プロセス定義のプロセス・データ・フィールドにマップされた新しいリコンシリエーション・フィールドを示します。
デフォルト属性以外の追加属性をプロビジョニングのためにマップできます。
デフォルトでは、表1-19で示した属性が、Oracle Identity Managerとターゲット・システムとの間のプロビジョニング用にマップされます。
プロビジョニングのためにカスタム・フィールドを追加するには、次の項で示す手順を実行します。
「ターゲット・リソースのリコンシリエーション用のカスタム・フィールドの追加」のステップ4を実行してプロセス・フォームにフィールドを追加した場合は、フィールドを再度追加する必要はありません。フィールドを追加していない場合は、次のように追加します。
Oracle Identity Managerリリース11.1.2.x以降を使用している場合、次のようにして、Design Consoleの「フォーム・デザイナ」に加えられたすべての変更を、新しいUIフォームで実行する必要があります。
カスタム・フィールドを追加した後、次のように、そのフィールドで更新プロビジョニング操作を有効にする必要があります。
プロビジョニング処理で、フィールドを更新する新しいタスクを、次のようにして作成します。
「Process Management」を開き、「Process Definition」をダブルクリックします。
次のプロビジョニング処理のうち1つを検索して開きます。
ユーザーの場合: AD User
グループの場合: AD Group
組織単位の場合: AD Organizational Unit
「Add」をクリックしてタスクの名前および説明を入力します。次にサンプル値を示します。
Task Name: Description Updated
Task Description: Process Task for handling update of the description field.
「Task Properties」セクションで、次のフィールドを選択します。
条件付き
保留中の取消しを許可
複数のインスタンスを許可
「保存」をクリックします。
プロビジョニング処理で、次のようにして、「Handler Type」セクションでアダプタ名を選択します。
「Integration」タブに移動し、「Add」をクリックします。
「Handler Selection」ダイアログ・ボックスで「Adapter」を選択します。
「Handler Name」列でadpADIDCUPDATEATTRIBUTEVALUEを選択します。
「Save」をクリックして、ダイアログ・ボックスを閉じます。
「Adapter Variable」リージョンでprocInstanceKey変数をクリックします。
表示されるダイアログ・ボックスで次のマッピングを作成します。
変数名: procInstanceKey
マップ先: Process Data
修飾子: Process Instance
「Save」をクリックして、ダイアログ・ボックスを閉じます。
「ユーザー」カスタム・フィールドの更新プロビジョニング操作を有効にする場合、「アダプタ変数」リージョン内の残りの変数について、ステップ3から5を繰り返します。各変数について次の表に示す値を「Map To」、「Qualifier」および「Literal Value」リストから選択してください。
変数 | マップ先 | 修飾子 | リテラル値 |
---|---|---|---|
アダプタの戻り変数 |
レスポンス・コード |
該当なし |
該当なし |
itResourceFieldName |
リテラル |
文字列 |
UD_ADUSER_SERVER |
attrFieldName |
リテラル |
文字列 |
説明 |
objectType |
リテラル |
文字列 |
User |
「グループ」カスタム・フィールドの更新プロビジョニング操作を有効にする場合、次の表内のすべての変数について、ステップ3から5を繰り返します。各変数について次の表に示す値を「Map To」、「Qualifier」および「Literal Value」リストから選択してください。
変数 | マップ先 | 修飾子 | リテラル値 |
---|---|---|---|
procInstanceKey |
プロセス・データ |
プロセス・インスタンス |
該当なし |
アダプタの戻り変数 |
レスポンス・コード |
該当なし |
該当なし |
itResourceFieldName |
リテラル |
文字列 |
UD_ADGRP_SERVER |
attrFieldName |
リテラル |
文字列 |
CUSTOM_FIELD_NAME |
objectType |
リテラル |
文字列 |
Group |
組織単位カスタム・フィールドの更新プロビジョニング操作を有効にする場合、次の表内のすべての変数について、ステップ3から5を繰り返します。各変数について次の表に示す値を「Map To」、「Qualifier」および「Literal Value」リストから選択してください。
変数 | マップ先 | 修飾子 | リテラル値 |
---|---|---|---|
procInstanceKey |
プロセス・データ |
プロセス・インスタンス |
該当なし |
アダプタの戻り変数 |
レスポンス・コード |
該当なし |
該当なし |
itResourceFieldName |
リテラル |
文字列 |
UD_ADOU_SERVER |
attrFieldName |
リテラル |
文字列 |
CUSTOM_FIELD_NAME |
objectType |
リテラル |
文字列 |
organizationalUnit |
「レスポンス」タブで「追加」をクリックして、少なくともSUCCESSレスポンス・コードをステータスC
とともに追加します。これにより、カスタム・タスクが正常に実行されると、タスクのステータスが「完了」
として表示されます。
「Save」アイコンをクリックしてダイアログ・ボックスを閉じ、プロセス定義を保存します。
PurgeCacheユーティリティを実行して、サーバー・キャッシュからのデータセットのリクエストに関連するコンテンツをクリアします。
PurgeCacheユーティリティの実行の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managerの管理』のキャッシュのパージに関する項を参照してください。
ノート:
リクエストベースのプロビジョニングを有効にした場合のみ、この項で説明する手順を実行します。
XML形式のリクエスト・データセット定義をMDSにインポートします。
この手順の詳細は、「リクエスト・データセットのインポート」を参照してください。
プロビジョニングのために新しい複数値フィールドを追加できます。
ノート:
次の手順を始める前に、「ターゲット・リソースのリコンシリエーション用の新規複数値フィールドの追加」に記載されているステップ1から4を実行してください。ターゲット・リソースのリコンシリエーション用に新しい複数値フィールドを追加する際にこれらのステップを実行した場合は、繰り返し実行する必要はありません。
プロビジョニング用に新しい複数値フィールドを追加するには、次のようにします。
ノート:
リクエストベースのプロビジョニングを有効にした場合のみ、この項で説明する手順を実行します。
プロセス・フォームで属性を追加した場合は、リクエスト・データセット定義を含むXMLファイルも更新します。リクエスト・データセットを更新するには:
ノート:
リクエストベースのプロビジョニングを有効にした場合のみ、この項で説明する手順を実行します。
PurgeCacheユーティリティを実行して、サーバー・キャッシュからのデータセットのリクエストに関連するコンテンツをクリアします。PurgeCacheユーティリティの詳細は、Oracle Identity Managerの管理のキャッシュのパージに関する項を参照してください。
ノート:
リクエストベースのプロビジョニングを有効にした場合のみ、この項で説明する手順を実行します。
XML形式のリクエスト・データセット定義をMDSにインポートします。
この手順の詳細は、「リクエスト・データセットのインポート」を参照してください。
リコンシリエーション操作およびプロビジョニング操作のためにさらにターミナル・サービス・フィールドを追加できます。
ノート:
この項の情報は、Microsoft Active Directoryターゲット・システムに対して、およびターゲット・システムをターゲット・リソースとして使用する場合にのみ適用できます。
ターミナル・サービス・フィールドがサポートされるのは、Microsoft Active Directoryのみです。Microsoft AD LDSではサポートされません。ターゲット・システムとしてMicrosoft AD LDSを使用している場合、この項を読む必要はありません。
デフォルトでは、リコンシリエーションとプロビジョニングのために次のターミナル・サービス・フィールドが用意されています。
AllowLogon
TerminalServicesProfilePath
TerminalServicesHomeDirectory
必要であれば、リコンシリエーションおよびプロビジョニング操作のために次のターミナル・サービス・フィールドを追加することができます。
TerminalServicesInitialProgram
TerminalServicesWorkDirectory
AllowLogon
MaxConnectionTime
MaxDisconnectionTime
MaxIdleTime
ConnectClientDrivesAtLogon
ConnectClientPrintersAtLogon
DefaultToMainPrinter
BrokenConnectionAction
ReconnectionAction
EnableRemoteControl
TerminalServicesProfilePath
TerminalServicesHomeDirectory
TerminalServicesHomeDrive
コネクタ操作用のユーザー定義オブジェクト・クラスまたはカスタム・オブジェクト・クラスについてコネクタを構成できます。
デフォルトでは、Active Directory User Managementコネクタは、Userオブジェクト・クラスをサポートしています。コネクタでコネクタ操作のためにユーザー定義オブジェクト・クラスまたはカスタム・オブジェクト・クラスを使用する場合は、次のようにします。
オブジェクト・クラスを作成し、必須および任意の属性をオブジェクト・クラスに割り当てます。
オブジェクト・クラスの作成方法は、Microsoft社のドキュメントを参照してください。
ノート:
作成したオブジェクト・クラスの親として、userオブジェクト・クラスを割り当てます。
スキーマをリフレッシュします。
プロビジョニングのためのオブジェクト・クラスの必須属性およびオプション属性を追加します。
ノート:
プロビジョニングおよびリコンシリエーションの属性マッピングに、(ステップ1で作成した)ユーザー定義のオブジェクト・クラスでサポートされる属性のみが含まれていることを確認します。
Lookup.Configuration.ActiveDirectory参照定義を次のように更新します。
Lookup.Configuration.ActiveDirectory参照定義を検索して開きます。
ObjectClassコード・キー・エントリを検索して、新しいオブジェクト・クラスの名前が含まれるようにそのデコード値を変更します。
オブジェクト・クラスに複数の必須属性が含まれている場合は、新しい参照エントリを次の値を指定して追加します。
コード・キー: ObjectClassMandatoryAttributes
デコード: "CUSTOM_MANDATORY_ATTRIBUTE_NAME"
ノート:
デコード列に値を追加するときは、複数の必須属性をカンマ(,)で区切る必要があります。たとえば、"CustomIntAttr","CustomStringAttr"
です。
「保存」アイコンをクリックします。
動的補助オブジェクト・クラスおよびそれらの属性をユーザーに追加できます。
この項で説明する手順を実行するには、フォレストのすべてのドメイン・コントローラがMicrosoft Windows Server 2003以降を実行していて、フォレスト機能モードがMicrosoft Windows Server 2003以降である必要があります。動的補助オブジェクト・クラスの詳細は、次のWebサイトの「Dynamically Linked Auxiliary Classes (Windows)」を参照してください。
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/windows/desktop/ms676289%28v=vs.85%29.aspx
動的補助オブジェクト・クラスおよびそれらの属性をユーザーに追加するには、次の手順を実行します。
メイン構成参照定義に動的補助オブジェクト・クラスのエントリを次のように作成します。
「Administration」を開き、「Lookup Definition」をダブルクリックします。
Lookup.Configuration.ActiveDirectory参照定義を検索して開きます。
「追加」をクリックし、次のようにコード・キー値とデコード値を入力します。
コード・キー: 'AccountObjectClasses'
デコード: "NAME_OF_THE_CUSTOM_AUXILIARY_OBJECT_CLASS
"
ノート:
デコード列に値を追加するときは、複数の補助クラスをカンマ(,)で区切る必要があります。たとえば、"AuxIntAttr","AuxStringAttr"
です。
動的補助クラスに複数の必須属性が含まれている場合は、新しい参照エントリを次の値を指定して追加します。
コード・キー: ObjectClassMandatoryAttributes
デコード: "MANDATORY_ATTRIBUTE_NAME_OF_THE_AUX_CLASS"
ノート:
複数の必須属性はカンマ(,)で区切る必要があります。たとえば、"AuxIntAttr","AuxStringAttr"
です。
「保存」アイコンをクリックします。
PurgeCacheユーティリティを実行します。
ターゲット・リソースのリコンシリエーションおよびプロビジョニングのための(ステップ1で追加した)カスタム補助クラスに属性を追加するには、次の項で説明する手順を実行します。
ノート:
これらの項で説明する手順を実行するときは、そのユーザー・オブジェクト・クラスにのみ固有の手順に従ってください。
リコンシリエーションおよびプロビジョニング用のグループ名(pre-Windows 200)属性を追加できます。
この項では、リコンシリエーションおよびプロビジョニングのためのGroup Name (pre-Windows 2000)属性の追加に関連する次のトピックについて説明します。
Group NameとGroup Name (pre-Windows 2000)は、ターゲット・システムのグループに固有の2つの属性です。Oracle Identity Managerのプロセス・フォームには、「グループ名」フィールドのみが含まれています。デフォルトでは、グループ・プロビジョニング中に、OIMプロセス・フォームの「グループ名」フィールドに指定した値が、Group Name属性およびGroup Name (pre-Windows 2000)属性の値として入力されます。ターゲット・システムのGroup Name属性およびGroup Name (pre-Windows 2000)属性に別の値を指定する場合は、OIMプロセス・フォームにGroup Name (pre-Windows 2000)フィールドを作成する必要があります。
これを行うには、Oracle Identity Managerにリコンシリエーション操作およびプロビジョニング操作用の新しいフィールド(「Group Name Pre Windows」)を追加する必要があります。
リコンシリエーションのためにGroup Name Pre Windowsフィールドを追加するには、次の手順を実行します。
Oracle Identity Manager Design Consoleにログインします。
リソース・オブジェクトのリコンシリエーション・フィールドのリストに、Group Name Pre Windowsフィールドを次のように追加します。
「Resource Management」を開き、「Resource Objects」をダブルクリックします。
ADグループ・リソース・オブジェクトを検索し、開きます。
「Object Reconciliation」タブで、「Add Field」をクリックします。
リコンシリエーション・フィールドの追加ダイアログ・ボックスの「フィールド名」フィールドにGroup Name Pre Windows
と入力し、「フィールド・タイプ」リストから「文字列」を選択します。
「Save」をクリックして、ダイアログ・ボックスを閉じます。
「Create Reconciliation Profile」をクリックします。これにより、リソース・オブジェクトに行われた変更がMDSにコピーされます。
「保存」をクリックします。
リコンシリエーション用のLookup.ActiveDirectory.GM.ReconAttrMap参照定義を次のように更新します。
「Administration」を開き、「Lookup Definition」をダブルクリックします。
Lookup.ActiveDirectory.GM.ReconAttrMap参照定義を検索して開きます。
「追加」をクリックして、「Group Name Pre Windows」フィールドのエントリを作成します。
コード・キー列に、Group Name Pre Windows
と入力します。デコード列に、sAMAccountName
と入力します。
コード・キー列で、「グループ名」を探し、デコード値をcn
に変更します。表4-1に、Lookup.ActiveDirectory.GM.ReconAttrMap参照定義の更新されたエントリのリストを示します。
表4-1 更新されたLookup.ActiveDirectory.GM.ReconAttrMap参照定義のエントリ
Oracle Identity Managerのグループ・フィールド | Microsoft Active Directoryのフィールド |
---|---|
Display Name |
displayName |
Group name |
cn |
Group Name Pre Windows |
sAMAccountName |
Group Type |
groupType |
OIM Org Name |
sAMAccountName |
Organization Name[LOOKUP] |
ad_container |
Org Name |
sAMAccountName |
Org Type |
OIM Organization Type |
Unique Id |
__UID__ |
「保存」をクリックします。
次のようにして、プロセス・フォームにGroup Name Pre Windowsフィールドを追加します。
「開発ツール」を開き、「フォーム・デザイナ」をダブルクリックします。
UD_ADGRPプロセス・フォームを検索し、開きます。
「Create New Version」、「Add」を順にクリックします。
新しいフィールドの詳細を入力します。「名前」フィールドにUD_ADUSER_GROUPNAME_PREWINDOWS.
と入力します。フィールド・ラベル列にGroup Name Pre Windows
と入力します。このフィールドの残りの詳細を入力します。
「プロパティ」タブで、Group Name Pre Windowsフィールドを選択してプロパティの追加をクリックします。プロパティの追加ダイアログ・ボックスが表示されます。
「プロパティ名」リストで「必須」を選択します。
「プロパティ値」フィールドに、True
と入力します。
「保存」アイコンをクリックしてダイアログ・ボックスを閉じます。
「Save」をクリックし、「Make Version Active」をクリックします。
プロビジョニング処理の一部として、新しいフィールドのリコンシリエーション・フィールド・マッピングを、次のようにして作成します。
「Process Management」を開き、「Process Definition」をダブルクリックします。
ADグループ・プロビジョニング処理を検索し、開きます。
プロビジョニング処理の「Reconciliation Field Mappings」タブで、「Add Field Map」をクリックします。
リコンシリエーション・フィールドのマッピングの追加ダイアログ・ボックスの「フィールド名」フィールドで、Group Name Pre Windowsを選択します。
「プロセス・データ」フィールドをダブルクリックし、「UD_ADGRP_GROUPNAME_PREWINDOWS」を選択します。
「Save」をクリックして、ダイアログ・ボックスを閉じます。
「保存」をクリックします。
「Resource Management」を開き、「Resource Objects」をダブルクリックします。
「Create Reconciliation Profile」をクリックします。
プロビジョニングのためにGroup Name Pre Windowsフィールドを追加できます。
これを行うには、次の手順を実行します。
「リコンシリエーション用のGroup Name Pre Windowsフィールドの追加」のステップ4を実行してプロセス・フォームにフィールドを追加した場合は、フィールドを再度追加する必要はありません。フィールドを追加していない場合は、次のようにします。
UD_ADUSER_GROUPNAME_PREWINDOWS.
と入力します。Group Name Pre Windows
と入力します。次に、「グループ名」フィールドに表示されている残りの列の値を入力します。True
と入力します。Lookup.ActiveDirectory.GM.ProvAttrMap参照定義をプロビジョニングのために次のように更新します。
Group Name Pre Windowsフィールドでの更新プロビジョニング操作を次のように有効化します。
プロビジョニング処理で、フィールドを更新する新しいタスクを、次のようにして作成します。
「Process Management」を開き、「Process Definition」をダブルクリックします。
ADグループ・プロビジョニング処理を検索し、開きます。
「追加」をクリックして、次のようにタスクの名前および説明を入力します。
「タスク名」: Group Name Pre Windows Updated
「タスクの説明」: Process Task for handling update of the Group Name Pre Windows field.
タスク・プロパティセクションで、条件付き、「保留中の取消しを許可」および「複数のインスタンスを許可」フィールドを選択します。
「保存」をクリックします。
プロビジョニング処理で、次のようにして、「Handler Type」セクションでアダプタ名を選択します。
「Integration」タブに移動し、「Add」をクリックします。
「Handler Selection」ダイアログ・ボックスで「Adapter」を選択します。
「Handler Name」列でadpADIDCUPDATEATTRIBUTEVALUEを選択します。
「Save」をクリックして、ダイアログ・ボックスを閉じます。
「Adapter Variable」リージョンでprocInstanceKey変数をクリックします。
表示されるダイアログ・ボックスで次のマッピングを作成します。
変数名: procInstanceKey
マップ先: Process Data
修飾子: Process Instance
「Save」をクリックして、ダイアログ・ボックスを閉じます。
次の表に示すすべての変数に関して、ステップ3から5を繰り返します。各変数について次の表に示す値を「Map To」、「Qualifier」および「Literal Value」リストから選択してください。
変数 | マップ先 | 修飾子 | リテラル値 |
---|---|---|---|
procInstanceKey |
プロセス・データ |
プロセス・インスタンス |
該当なし |
アダプタの戻り変数 |
レスポンス・コード |
該当なし |
該当なし |
itResourceFieldName |
リテラル |
文字列 |
UD_ADGRP_SERVER |
attrFieldName |
リテラル |
文字列 |
Group Name Pre Windows |
objectType |
リテラル |
文字列 |
Group |
「レスポンス」タブで「追加」をクリックして、少なくともSUCCESSレスポンス・コードをステータスC
とともに追加します。これにより、カスタム・タスクが正常に実行されると、タスクのステータスが「完了」
として表示されます。
「Save」アイコンをクリックしてダイアログ・ボックスを閉じ、プロセス定義を保存します。
ノート:
リクエストベースのプロビジョニングを有効にする場合のみ、この項で説明する手順を実行します。
プロセス・フォームで属性を追加した場合は、リクエスト・データセット定義を含むXMLファイルも更新します。リクエスト・データセットを更新するには:
ノート:
リクエストベースのプロビジョニングを有効にする場合のみ、この項で説明する手順を実行します。
PurgeCacheユーティリティを実行して、サーバー・キャッシュからのデータセットのリクエストに関連するコンテンツをクリアします。PurgeCacheユーティリティの詳細は、Oracle Identity Managerの管理のキャッシュのパージに関する項を参照してください。
信頼できるソースのリコンシリエーション用に新規フィールドを追加できます。
ノート:
リコンシリエーション用に追加する新しいフィールドに文字列形式のデータのみが格納されていることを確認する必要があります。Oracle Identity Managerにはバイナリ・フィールドを送信しないでください。
デフォルトでは、表1-22に示した属性が、リコンシリエーション用にOracle Identity Managerとターゲット・システム間でマップされます。必要に応じて、信頼できるソースのリコンシリエーション用に新しいフィールドを追加できます。このセクションのトピックは次のとおりです:
信頼できるソースのリコンシリエーション用に新規フィールドを追加するには、次のステップを実行する必要があります。
信頼できるソースのリコンシリエーション用に新しいフィールドを追加する前に、まず、次のようにしてターゲット・システム・フィールドの名前を特定する必要があります。
信頼できるソースのリコンシリエーション用に新しいフィールドを追加するには、次のようにします。
Oracle Identity Manager Design Consoleにログインします。
次のようにして、OIMユーザー・プロセス・フォームに新しいフィールドを追加します。
ノート:
Oracle Identity Manager 11gリリース1 PS1以降を使用している場合は、「Identity Manager - 拡張管理」ページを使用してUDFを作成する必要があります。
Oracle Identity Manager 11gリリース2以降を使用している場合、UDFの作成については、Oracle Identity Managerの管理のカスタム属性の構成を参照してください。
「管理」を開きます。
「User Defined Field Definition」をダブルクリックします。
Usersフォームを検索して開きます。
「Add」をクリックしてフィールドの詳細を入力します。
たとえば、「Employee ID」フィールドを追加する場合、「Name」フィールドにEmployee ID
と入力してデータ型を「String」に設定し、列名としてUSR_UDF_EMPLOYEE_ID
と入力してフィールド・サイズ値を入力します。
「保存」をクリックします。
リソース・オブジェクトのリコンシリエーション・フィールドのリストに、次のようにして、新しいフィールドを追加します。
「Resource Management」フォルダを開きます。
「リソース・オブジェクト」をダブルクリックします。
次のリソース・オブジェクトのうち1つを検索して開きます。
ユーザーの場合: AD User Trusted
グループの場合: AD Group
組織単位の場合: AD Organizational Unit
「Object Reconciliation」タブで、「Add field」をクリックします。
フィールドの詳細を入力して「Save」をクリックします。
たとえば、「Field Name」フィールドにEmployee ID
を入力し、フィールド・タイプのリストから「String」を選択します。
この手順でこの後、リコンシリエーションのための参照定義の中に作成するエントリのデコード値として、フィールド名を入力します。
「Create Reconciliation Profile」をクリックします。これにより、リソース・オブジェクトに行われた変更がMDSにコピーされます。
次のようにして、新しいフィールド用のリコンシリエーション・フィールド・マッピングを作成します。
「プロセス管理」を開きます。
「プロセス定義」をダブルクリックします。
AD User Trustedプロセス定義を検索して開きます。
「Reconciliation Field Mappings」タブで、「Add Field Map」をクリックします。
「Field Name」フィールドで、追加するフィールドの値を選択します。
たとえば、「Employee ID = Employee ID」を選択します。
「保存」をクリックします。
リコンシリエーションの参照定義で、次のようにして、フィールドのエントリを作成します。
「Administration」を開き、「Lookup Definition」をダブルクリックします。
Lookup.ActiveDirectory.UM.ReconAttrMap.Trusted参照定義を検索して開きます。
Microsoft AD LDSを使用している場合は、Lookup.ActiveDirectoryLDS.UM.ReconAttrMap.Trusted参照定義を検索して開きます。
「Add」をクリックし、フィールドのコード・キー値とデコード値を入力します。コード・キー値は、AD User Trustedリソース・オブジェクトに作成されたフィールド名にする必要があります。デコード値は、ターゲット・システムの対応するフィールドの名前です。
ノート:
ターゲット・システム・フィールドには、ターゲット・システムと同じ大文字または小文字を使用する必要があります。フィールド名では、大/小文字が区別されるためです。
たとえば、「Code Key」フィールドにはemployeeID
、「Decode」フィールドにはEmployee ID
と入力します。
「保存」をクリックします。
「Field Type」を選択し、「Save」をクリックします。
要件に応じて、リコンサイルされた単一値アカウント・データの変換を構成できます。たとえば、User NameおよびLast Name値を使用して、Oracle Identity Managerの「氏名」フィールドの値を作成できます。
ノート:
この項ではオプションの手順を説明します。この手順は、リコンシリエーション時のデータの変換を構成する場合にのみ実行します。
要件に応じて、リコンサイルしたデータの変換を構成することができます。たとえば、外部システムのフィールド名の参照を自動化して、フィールド名に基づいた値を設定できます。
データの変換を構成するには:
必要な変換ロジックをJavaクラスに実装するコードを記述します。
クラスの基準は、次の名前とシグネチャを含むメソッドを持つことのみです。
public Object transform(HashMap hmUserDetails, HashMap hmEntitlementDetails, String sField) {}
次に、サンプル変換クラスを示します。
import java.util.*; public class MyTransformer { /* Description:Abstract method for transforming the attributes param hmUserDetails<String,Object> HashMap containing parent data details param hmEntitlementDetails <String,Object> HashMap containing child data details */ public Object transform(HashMap hmUserDetails, HashMap hmEntitlementDetails, String sField) { /* * You must write code to transform the attributes. Parent data attribute values can be fetched by using hmUserDetails.get("Field Name"). *To fetch child data values, loop through the * ArrayList/Vector fetched by hmEntitlementDetails.get("Child Table") * Return the transformed attribute. */ String firstName= (String)hmUserDetails.get("First Name"); firstName= "blahPrefix" + firstName + "blahSuffix"; System.out.println("First Name Value is changed to: " + firstName); return firstName; } } /* End */
このクラスに定義されるメソッドにより、First Name属性の名の前にblahPrefix、後にblahSuffixが付けられて値が変換され、変換された値が返されます。
Javaクラスを保持するJARファイルを作成します。
Oracle Identity Manager JARアップロード・ユーティリティを実行して、JARファイルをOracle Identity Managerデータベースに投稿します。このユーティリティは、Oracle Identity Managerのインストール時に次の場所にコピーされます。
ノート:
このユーティリティを使用する前に、Oracle WebLogic ServerをインストールしたディレクトリにWL_HOME
環境変数が設定されていることを確認してください。
Microsoft Windowsの場合:
OIM_HOME/server/bin/UploadJars.bat
UNIXの場合:
OIM_HOME/server/bin/UploadJars.sh
ユーティリティを実行すると、Oracle Identity Manager管理者のログイン資格証明、Oracle Identity Managerホスト・コンピュータのURL、コンテキスト・ファクトリ値、アップロードするJARファイルのタイプおよびJARファイルがアップロードされる場所の入力を求めるプロンプトが表示されます。JARタイプの値として1を指定します。
変換の参照定義に、次のようにしてエントリを追加します。
Design Consoleにログインします。
Lookup.ActiveDirectory.UM.ReconTransformation参照定義を検索して開きます。
「Code Key」列に、変換を適用する属性のリコンシリエーション・フィールドの名前を入力します。たとえば、First Name
です。
「Decode」列に、クラス・ファイルの名前を入力します。たとえば: com.transformationexample.MyTransformer
参照定義に変更を保存します。
ノート:
信頼できるソースのリコンシリエーション時のデータの変換を構成するには、次のエントリをLookup.ActiveDirectory.UM.Configuration.Trusted参照定義に追加します。
コード・キー値: Recon Transformation Lookup
デコード値: Lookup.ActiveDirectory.UM.ReconTransformation
要件に応じて、リコンサイルおよびプロビジョニングされた単一値データの検証を構成できます。たとえば、「名」属性からフェッチしたデータを検証して、そのデータに番号記号(#)が含まれていないことを確認します。また、プロセス・フォームの「名」フィールドに入力したデータを検証して、プロビジョニング操作中にターゲット・システムに番号記号(#)が送信されないようにします。
データの検証を構成するには:
必要な検証ロジックをJavaクラスに実装するコードを記述します。
この検証クラスには、検証メソッドを実装する必要があります。
関連項目:
このインタフェースの詳細は、コネクタに同梱されているJavadocを参照してください。
次のサンプル検証クラスは、「名」属性の値に番号記号(#)が含まれるかどうかを確認します。
package com.validate; import java.util.*; public class MyValidation { public boolean validate(HashMap hmUserDetails, HashMap hmEntitlementDetails, String field) { /* * You must write code to validate attributes. Parent * data values can be fetched by using hmUserDetails.get(field) * For child data values, loop through the * ArrayList/Vector fetched by hmEntitlementDetails.get("Child Table") * Depending on the outcome of the validation operation, * the code must return true or false. */ /* * In this sample code, the value "false" is returned if the field * contains the number sign (#). Otherwise, the value "true" is * returned. */ boolean valid=true; String sUserID=(String) hmUserDetails.get(field); for(int i=0;i<sUserID.length();i++){ if (sUserID.charAt(i) == '#'){ valid=false; break; } } return valid; } }
Javaクラスを保持するJARファイルを作成します。
Oracle Identity Manager JARアップロード・ユーティリティを実行して、JARファイルをOracle Identity Managerデータベースに投稿します。このユーティリティは、Oracle Identity Managerのインストール時に次の場所にコピーされます。
ノート:
このユーティリティを使用する前に、Oracle WebLogic ServerをインストールしたディレクトリにWL_HOME
環境変数が設定されていることを確認してください。
Microsoft Windowsの場合:
OIM_HOME/server/bin/UploadJars.bat
UNIXの場合:
OIM_HOME/server/bin/UploadJars.sh
ユーティリティを実行すると、Oracle Identity Manager管理者のログイン資格証明、Oracle Identity Managerホスト・コンピュータのURL、コンテキスト・ファクトリ値、アップロードするJARファイルのタイプおよびJARファイルがアップロードされる場所の入力を求めるプロンプトが表示されます。JARタイプの値として1を指定します。
リコンシリエーションのプロセス・フォーム・フィールドを検証するJavaクラスを作成した場合は、次の手順を実行します。
Design Consoleにログインします。
Lookup.ActiveDirectory.UM.ReconValidation参照定義を検索して開きます。
「Code Key」列に、リソース・オブジェクト・フィールド名を入力します。「Decode」列には、クラス名(たとえば、com.validate.MyValidation
)を入力します。
参照定義に変更を保存します。
Lookup.ActiveDirectory.UM.Configuration参照定義を検索して開きます。
Recon Validation Lookupエントリの値がLookup.ActiveDirectory.UM.ReconValidation
に設定されていることを確認します。
参照定義に変更を保存します。
プロビジョニングのプロセス・フォーム・フィールドを検証するJavaクラスを作成した場合は、次の手順を実行します。
Design Consoleにログインします。
Lookup.ActiveDirectory.UM.ProvValidation参照定義を検索して開きます。
「Code Key」列に、プロセス・フォーム・フィールド名を入力します。「Decode」列には、クラス名(たとえば、com.validate.MyValidation
)を入力します。
参照定義に変更を保存します。
Lookup.ActiveDirectory.UM.Configuration参照定義を検索して開きます。
Provisioning Validation Lookupエントリの値がLookup.ActiveDirectory.UM.ProvValidation
に設定されていることを確認します。
参照定義に変更を保存します。
これで、データの検証を構成するための手順が完了します。検証チェックで合格しないデータについては、次のメッセージが表示されるか、ログ・ファイルに記録されます。
フィールド
FIELD_NAME
に返された値はfalseです。
Microsoft Active Directory User Managementコネクタでは、1つのフォレストの複数ドメインにわたるリコンシリエーションおよびプロビジョニング操作がサポートされます。
ノート:
この項の情報は、ターゲット・システムとしてMicrosoft Active Directoryを使用している場合のみ適用されます。Microsoft AD LDSをターゲット・システムとして使用している場合、複数ドメインでのリコンシリエーションおよびプロビジョニング操作の有効化はサポートされません。
リコンシリエーションはグローバル・カタログ・サーバーを使用して実行され、プロビジョニング操作はLDAP参照を使用して実行されます。
複数のドメインにわたるリコンシリエーションおよびプロビジョニングを有効化する場合、次の項で説明する手順を実行します。
次の項は、複数のドメインにわたるリコンシリエーションの有効化を理解するために役立ちます。
複数のドメインにわたるリコンシリエーションを実行する場合、このコネクタはドメイン・コントローラとグローバル・カタログ・サーバーの両方を使用して、ターゲット・システムからレコードをフェッチします。
リコンシリエーション時に、グローバル・カタログ・サーバーのレコードがコネクタにフェッチされます。レコードがコネクタにフェッチされた後で、distinguishedName属性とuSNChanged属性の値が読み取られます。コネクタはdistinguishedNameを使用することにより、実際のデータを含むドメイン・コントローラに対してLDAP問合せを実行します(ここで参照が使用されます)。グローバル・カタログ・サーバーにはレコードの部分的なセットしか含まれないため、この方法がリコンシリエーションで使用されます。完全なデータはドメイン・コントローラからしかフェッチできません。
すべてのレコードがOracle Identity Managerにフェッチされると、リコンシリエーション・エンジンが、グローバル・カタログ・サーバーが実行しているドメイン・コントローラのuSNChanged属性の最大値でスケジュール済ジョブのLatest Token属性を更新します。次回のリコンシリエーション実行からは、uSNChanged属性値がLatest Token属性の現在値よりも大きいレコードのみがグローバル・カタログ・サーバーからフェッチされます。したがって、ターゲット・システムでレコードが更新されると、グローバル・カタログ・サーバーでそのレコードのuSNChanged属性を更新する必要があります。こうすることで、直前のリコンシリエーション以降に更新されたレコードをコネクタが検出して、Oracle Identity Managerにフェッチできます。
複数のドメインにわたるリコンシリエーションを有効化するには:
ノート:
構成参照定義のSearchChildDomainsエントリの値がyes
に設定され、このITリソースのSyncGlobalCatalogServerパラメータの値が指定されていない場合、コネクタはグローバル・カタログ・サーバーを自ら判別します。SearchChildDomainsエントリとSyncGlobalCatalogServer ITリソース・パラメータの値を指定することを強くお薦めします。
クロスドメイン環境でグループ・リコンシリエーションを実行する場合、コネクタによってフェッチされるアカウントのグループは、そのアカウントが存在しているドメイン・コントローラが認識するもののみです。
ITリソースのLDAPHostNameパラメータには値を入力しないことをお薦めします。コネクタは、グローバル・カタログ・サーバーから識別名を取得した後に、正しいドメイン・コントローラを自動的に見つけて、完全なユーザー情報をフェッチします。LDAPHostNameパラメータに値を指定すると、コネクタはその値を無視し、ADSI参照機能を使用して、(ユーザー情報をフェッチするための)適切なドメイン・コントローラを判別します。
ターゲット・システムの親子デプロイメント環境では、複数のドメインにわたるプロビジョニング操作を実行する前に、ターゲット・システムのITリソースが親ドメインを使用して構成されることが予期されます。ターゲット・システムのレプリケーション環境では、複数のドメインにわたるプロビジョニング操作を実行する前に、ターゲット・システムのITリソースが任意のドメイン・コントローラを使用して構成されることが予期されます。
このシナリオを次の例を使用して説明します。
親ドメインがdc1、子ドメインがdc2の親子ドメイン環境があるとします。ターゲット・システムのITリソースは、dc1をLDAPHostNameパラメータの値として、親ドメインの名前をDomainNameパラメータの値として含むように構成されます。
プロビジョニングの際に、子ドメインに所属する組織、複数のドメインにわたる複数のグループ、および親ドメインのマネージャを選択すると、ADSI (Active Directory Service Interfaces)によってLDAP参照が内部的に使用されます。これは、すべてのコネクタ操作がADSIに対して行われるためです。これにより、ITリソースに子ドメインの詳細を指定しなくても、子ドメインでのアカウントの作成が可能になります。
プロビジョニング操作で選択される組織によって異なりますが、このようなすべての情報が内部的に計算されます。コネクタでは、参照追跡のオプションがAll
に設定されます。この場合、ドメイン・コントローラによって参照が提供されると、すべての参照が追跡されます。したがって、複数のドメインにわたるプロビジョニングを有効にするために明示的な構成手順は必要ありません。
関連項目:
LDAP参照の詳細はADSIのドキュメントを参照してください。
複数の信頼できるソースのリコンシリエーションのためにコネクタを使用できます。
次に、組織のユーザー・データに対して複数の信頼できるソースが存在する場合の例を示します。
ターゲット・システムの1つは、従業員に関するデータの信頼できるソースです。2つ目のターゲット・システムは、契約者に関するデータの信頼できるソースです。3つ目のターゲット・システムは、インターンに関するデータの信頼できるソースです。
1つのターゲット・システムは、OIMユーザーを構成する一部のアイデンティティ・フィールドのデータを保持します。他の2つのシステムは、残りのアイデンティティ・フィールドのデータを保持します。つまり、OIMユーザーを作成するには、3つのシステム全部からデータをリコンサイルする必要があります。
組織のオペレーティング環境がこれらのシナリオのいずれかで説明されている環境に類似する場合、このコネクタを使用すると、組織のユーザー・データの信頼できるソースの1つとしてターゲット・システムを使用できるようになります。
複数のターゲット・システムを含む環境でActive Directory User Managementコネクタを使用できます。
複数のターゲット・システム・インストールに関連するトピックを次に示します。
ノート:
この項の情報は、Microsoft AD LDSにも適用されます。
この項で説明する手順を実行するのは、ターゲット・システムの複数のインストールが環境にあり、このコネクタによって管理されるスキーマを共有している場合です。そのようなシナリオで、Oracle Identity Managerリリース11.1.1.xを使用している場合は、ITリソース情報のみを変更する必要があります。Oracle Identity Managerリリース11.1.2.xを使用している場合は、ITリソース情報を変更して、アプリケーション・インスタンスを作成する必要があります。
また、使用しているOracle Identity Managerのリリースにかかわらず、スケジュール済タスクをレプリケートする必要があります。基礎となるワークフローおよびプロセス・フォームは、ターゲット・システムのすべてのインストール環境で共有されます。
環境にターゲット・システムの複数のインストールがあるが、スキーマが異なる場合があります(つまり、様々な属性のセットをコネクタを使用して管理する必要があるときです。言い換えると、様々なプロセス・フォームやワークフローなどが必要です)この場合には、コネクタのクローニング機能を使用する必要があります。コネクタのクローニングの詳細は、Microsoft Active Directory User Managementコネクタのクローニングについてを参照してください。
Microsoft Active Directoryの複数のインストールに対してコネクタを構成する場合があります。次の例でこの要件について説明します。
Example Multinational Inc.の東京、ロンドンおよびニューヨークの事業所には、独自にMicrosoft Active Directoryがインストールされています。最近、この会社では、Oracle Identity Managerをインストールし、これを構成してインストールされたすべてのMicrosoft Active Directoryをリンクしようとしています。
このような例で示される要件に対応するには、Microsoft Active Directoryの複数のインストールに対するコネクタを構成する必要があります。
ターゲット・システムの複数のインストールに対してコネクタを構成するステップの概要を次に示します。
ターゲット・システムの複数のインストールに対してコネクタを構成します。
ターゲット・システムの複数のインスタンスで、プロビジョニング操作の実行の前提条件となるステップを実行します。
プロビジョニング操作を実行します。
プロセス・フォームの「User Principal Name」フィールドは、「User ID」フィールドの値とUPN Domain ITリソース・パラメータの値を事前移入されます。Oracle Identity Managerリリース11.1.1.xでプロビジョニング操作を実行して、プロビジョニング操作時に異なるITリソースに切り替える前に、ITリソースを、「ユーザー・プリンシパル名」フィールドのマップ先に変更する必要があります。
プロビジョニング操作を実行するときに、次のようにします。
Oracle Identity Managerリリース11.1.1.xの場合:
管理およびユーザー・コンソールを使用してプロビジョニングを実行するときは、ユーザーをプロビジョニングするMicrosoft Active Directoryインストールに対応するITリソースを指定できます。
Oracle Identity Managerリリース11.1.2.x以降の場合:
「Oracle Identity Managerリリース11.1.2以降でのプロビジョニング操作の実行」で説明されている手順を実行します。
「ユーザーの作成」プロビジョニング操作の後に、ホーム・ディレクトリ更新のプロセス・タスクを開始できます。
次の項では、「ユーザーの作成」プロビジョニング操作の後にホーム・ディレクトリ更新のプロセス・タスクを開始する手順を説明します。
ユーザーの作成プロビジョニング操作を実行するときに、「ホーム・ディレクトリ」フィールドの値を指定できます。ただし、すべてのドメイン・コントローラへのこの情報のリプリケートが遅延して、次のエラーが発生することがあります。
セキュリティID構造が無効です。
この問題を回避するには、ユーザーの作成プロビジョニング操作が正常に完了した後に、ホーム・ディレクトリを作成します。これは、ユーザーの作成プロビジョニング操作が正常に完了した後に開始される新しいプロセス・タスクを作成することによって実現できます。
ノート:
ユーザーの作成プロビジョニング操作の際に、「ホーム・ディレクトリ」フィールドの値を指定しないでください。ユーザーの作成プロビジョニング操作が正常に完了した後に、UpdateHomeDirTaskプロセス・タスクによってプロセス・フォームの「ホーム・ディレクトリ」フィールドが更新されます。これにより、ホーム・ディレクトリの更新タスクがトリガーされ、ユーザーのホーム・ディレクトリ情報を更新して、ターゲット・システムにホーム・ディレクトリが作成されます。
ユーザーのホーム・ディレクトリを更新できるアダプタ(たとえば、UpdateHomeDirectoryField)を作成する必要があります。UpdateHomeDirectoryFieldアダプタを作成するには:
Design Consoleにログインします。
「開発ツール」を開き、「アダプタ・ファクトリ」をダブルクリックします。
「アダプタ・ファクトリ」フォームの「アダプタ名」フィールドに、アダプタの名前を入力します(たとえば、UpdateHomeDirectoryField
)。
アダプタ・タイプ参照フィールドをダブルクリックします。表示された「参照」ウィンドウで、「プロセス・タスク」を選択します。
「説明」フィールドに、アダプタの説明(This adapter is used to update the home directory for a user.
など)を入力します。
「保存」アイコンをクリックします。
アダプタが作成されて、Oracle Identity Managerデータベースに格納されます。
次のようにして、アダプタ変数を追加します。
「アダプタ・ファクトリ」フォームで、変数リスト・タブをクリックします。
「追加」をクリックします。
変数の追加ウィンドウが表示されます。
「変数名」フィールドに、アダプタ変数の名前(networkShare
など)を入力します。
「タイプ」メニューで、「文字列」を選択します。
「マップ先」メニューで実行時に解決を選択します。
「保存」アイコンをクリックしてウィンドウを閉じます。
「追加」をクリックして、別の変数を追加します。
「変数名」フィールドに、アダプタ変数の名前(sAMAccountName
など)を入力します。
「タイプ」メニューで、「文字列」を選択します。
「マップ先」メニューで実行時に解決を選択します。
「保存」アイコンをクリックしてウィンドウを閉じます。
ユーティリティ・タイプのアダプタ・タスクを次のように作成します。
Adapter Tasksタブで、「追加」をクリックします。
アダプタ・タスクの選択ダイアログ・ボックスで、ユーティリティ・タスクを選択し、ユーティリティ・タスクのリストからユーティリティが選択されていることを確認して、「続行」をクリックします。
Object Instance Selectionダイアログ・ボックスで、New Object Instanceが選択されていることを確認し、「続行」をクリックします。アダプタ・ファクトリ・タスクの追加ダイアログ・ボックスが表示されます。
「タスク名」フィールドにHomeDirUpdateTask
と入力します。
アプリケーションAPI リストから「com.thortech.xl.util.adapters.tcUtilStringOperations」を選択します。
「メソッド」リストから「com.thortech.xl.util.adapters.tcUtilStringOperations#performConcat()」を選択します。
「保存」アイコンをクリックします。
アダプタ変数をメソッドの入力に、メソッドの出力をアダプタの戻り値にマップします。
「設定」をクリックします。
「保存」アイコンをクリックしてダイアログ・ボックスを閉じます。
「アダプタ・ファクトリ」フォームで「ビルド」アイコンをクリックします。
アダプタが再作成されると、コンパイルのステータス・フィールドにOK
ステータスが表示されます。
「保存」アイコンをクリックします。
アダプタを作成した後は、新規作成したアダプタが含まれる新しいプロセス・タスクを含めるように、ADユーザーのプロセス定義を更新する必要があります。これを行うには、次のようにします。
「プロセス管理」を開いて、「プロセス定義」をダブルクリックします。
AD Userプロセス定義を検索して開きます。
UpdateHomeDirTaskプロセス・タスクを次のように作成します。
「タスク」タブで、「追加」をクリックします。
新しいタスクの作成ダイアログ・ボックスが表示されます。
「タスク名」フィールドに、プロセス・タスクの名前を入力します(たとえば、UpdateHomeDirTask
)。
Task Properties リージョンで、条件付き、「複数のインスタンスを許可」の順に選択して、完了するために必須の選択を解除します。
「保存」アイコンをクリックします。
「Integration」タブの「イベント・ハンドラ」/「アダプタ」リージョンで、「追加」をクリックします。
Handler Selection ダイアログ・ボックスが表示されます。
「アダプタ」オプションを選択して、「ハンドラ名」リージョンに表示されたアダプタのリストから「UpdateHomeDirectoryField」(「UpdateHomeDirectoryFieldアダプタの作成」で作成したアダプタ)を選択します。これにより、UpdateHomeDirectoryFieldアダプタがUpdateHomeDirTaskプロセス・タスクに割り当てられます。
「保存」アイコンをクリックしてダイアログ・ボックスを閉じます。
「Integration」タブの「アダプタ変数」リージョンで、「networkShare」アダプタ変数を選択します。
「マップ」をクリックします。
変数のデータ・マッピングの編集ダイアログ・ボックスで、次のマッピングを作成します。
変数名: networkShare
リテラル値: \\
MY_SERVER
\
MY_SHARED_FOLDER
\
「保存」アイコンをクリックしてダイアログ・ボックスを閉じます。
「Integration」タブの「アダプタ変数」リージョンで、「sAMAccountName」アダプタ変数を選択します。
変数のデータ・マッピングの編集ダイアログ・ボックスで、次のマッピングを作成します。
変数名: sAMAccountName
マップ先: Process Data
「リテラル値」: 値がディレクトリ名である、プロセス・フォームのフィールド・ラベル。リテラル値は、通常、「ユーザーID」フィールドです。
「保存」アイコンをクリックして、変数のデータ・マッピングの編集ダイアログ・ボックスを閉じます。
「プロセス定義」フォームの「保存」アイコンをクリックします。
セキュリティ・グループ - ユニバーサルグループ・タイプを作成するには、このグループ・タイプをLookup.ActiveDirectory.GroupTypes参照定義に追加します。
ターゲット・システムに作成できるグループには6種類あります。デフォルトでは、このコネクタは5つのグループ・タイプのみで出荷され、それらはOracle Identity Managerで作成するグループとして選択できます。セキュリティ・グループ - ユニバーサル・グループ・タイプを作成する場合は、このグループ・タイプをLookup.ActiveDirectory.GroupTypes参照定義に次のように追加する必要があります。
カスタム・オブジェクト・カテゴリをプロビジョニングまたはリコンサイルできます。
ノート:
この項で説明する手順は、ターゲット・システムとしてAD LDSを使用している場合にのみ適用されます。
デフォルトでは、コネクタがプロビジョニングまたはリコンサイルすることができるのは、個人カテゴリのオブジェクトのみです。カスタム・オブジェクト・カテゴリをプロビジョニングまたはリコンサイルする場合は、この項で説明する手順を実行してください。この項の内容は次のとおりです。
信頼できるソースのリコンシリエーション中に、カスタム・オブジェクト・カテゴリに属するレコードをリコンサイルするようにコネクタを構成するには、次の手順を実行します。
この項で作成したスケジュール済タスクを使用して信頼できるソースのリコンシリエーションを実行すると、コネクタはobjectCategory属性の値として指定したカスタム・オブジェクトのレコードを取得します。objectCategory属性に値を指定しないと、個人カテゴリのオブジェクトがフェッチされます。
ターゲット・リソースのリコンシリエーション中にカスタム・オブジェクト・カテゴリに属するレコードをリコンサイルするようにコネクタを構成するには、次の手順を実行します。
スケジュール済タスクに固有の次の変更を行います。
Active Directory User Target Reconタスクと同様の新しいスケジュール済タスクを作成します。つまり、Active Directory User Target Reconタスクをクローニングします。
新しく作成されたスケジュール済タスクに、objectCategory属性を追加します。
新しいタスクは、カスタム・オブジェクト・カテゴリのターゲット・リソースのリコンシリエーションを実行できる状態です。
プロセス・フォームを次のように変更します。
「開発ツール」を開き、「フォーム・デザイナ」をダブルクリックします。
UD_ADUSERプロセス・フォームを検索し、開きます。
「Create New Version」、「Add」を順にクリックします。
「名前」フィールドにUD_ADUSER_OBJCATEGORY
と入力します。
フィールド・ラベル列にObject Category
と入力します。次に、その他の列にも値を入力します。
「プロパティ」タブで、オブジェクト・カテゴリ・フィールドを選択して、プロパティの追加をクリックします。
プロパティの追加ダイアログ・ボックスで、「参照コード」プロパティを追加して、値にLookup.ActiveDirectory.ObjectCategory
を設定します。
「Save」をクリックし、「Make Version Active」をクリックします。
Lookup.ActiveDirectory.ObjectCategoryという参照定義を作成します。
リソース・オブジェクトを次のように変更します。
「Resource Management」を開き、「Resource Objects」をダブルクリックします。
AD Userリソース・オブジェクトを検索し、開きます。
「Object Reconciliation」タブで、「Add Field」をクリックします。
「リコンシリエーション・フィールドの追加」ダイアログ・ボックスで、「フィールド名」フィールドにObject Category
と入力して、「フィールド・タイプ」リストから「文字列」を選択します。
「Save」をクリックして、ダイアログ・ボックスを閉じます。
「保存」をクリックします。
プロセス定義を変更します。
「Process Management」を開き、「Process Definition」をダブルクリックします。
AD Userプロビジョニング処理を検索し、開きます。
プロビジョニング処理の「Reconciliation Field Mappings」タブで、「Add Field Map」をクリックします。
リコンシリエーション・フィールドのマッピングの追加ダイアログ・ボックスの「フィールド名」フィールドでオブジェクト・カテゴリを選択します。
「プロセス・データ」フィールドをダブルクリックし、「UD_ADUSER_OBJCATEGORY」を選択します。
「Save」をクリックして、ダイアログ・ボックスを閉じます。
「保存」をクリックします。
「Create Reconciliation Profile」をクリックします。これにより、リソース・オブジェクトに行われた変更がMDSにコピーされます。
PurgeCacheユーティリティを実行します。
次のようにして参照定義を変更します。
「Administration」を開き、「Lookup Definition」をダブルクリックします。
Lookup.ActiveDirectoryLDS.UM.ReconAttrMap参照定義を検索して開きます。
「追加」をクリックして、「Object Category」フィールドのエントリを作成します。
コード・キー列に、Object Category
と入力します。デコード列に、objectCategory
と入力します。
「保存」をクリックします。
この項で作成したスケジュール済タスクを使用してターゲット・リソースのリコンシリエーションを実行すると、コネクタはobjectCategory属性の値として指定したカスタム・オブジェクトのレコードを取得します。objectCategory属性に値を指定しないと、個人カテゴリのオブジェクトがフェッチされます。
カスタム・オブジェクト・カテゴリに属するアカウントをプロビジョニングするようにコネクタを構成するには、次の手順を実行します。
ターゲット・システムのすべてのカスタム・オブジェクト・カテゴリのリスト(識別名を含む)を作成します。
Lookup.ActiveDirectory.ObjectCategory参照定義を次のように変更します。
「Administration」を開き、「Lookup Definition」をダブルクリックします。
Lookup.ActiveDirectory.ObjectCategory参照定義を検索して開きます。
「追加」をクリックします。
次の形式で値を入力します。
コード・キー: IT_RESOURCE_KEY~CUST_OBJ_CATG_DN
この書式では、IT_RESOURCE_KEYはOracle Identity Managerで各ITリソースに割り当てられた数値コードであり、CUST_OBJ_CATG_DNはカスタム・オブジェクト・カテゴリの識別名です。
サンプル値: 23~CN=customPerson,CN=Schema,CN=Configuration,CN={D14B37E9-778C-4312-99B3-FF3AA0DE99C6}
デコード: IT_RESOURCE_NAME~CUST_OBJ_CATG_DN
この書式では、IT_RESOURCE_KEYはITリソースの名前であり、CUST_OBJ_CATG_DNはカスタム・オブジェクト・カテゴリの識別名です。
サンプル値: ADLDSITResource~CN=customPerson,CN=Schema,CN=Configuration,CN={D14B37E9-778C-4312-99B3-FF3AA0DE99C6}
「保存」をクリックします。
Lookup.ActiveDirectoryLDS.UM.ProvAttrMap参照定義を変更します。
「Administration」を開き、「Lookup Definition」をダブルクリックします。
Lookup.ActiveDirectoryLDS.UM.ProvAttrMap参照定義を検索して開きます。
「追加」をクリックします。
コード・キー列に、Object Category[LOOKUP]
と入力します。デコード列に、object Category
と入力します。
「保存」をクリックします。
PurgeCacheユーティリティを実行します。
ノート:
この項で説明した手順を実行すると、プロビジョニング操作中に、オブジェクト・カテゴリ参照フィールドからオブジェクト・カテゴリを選択できます。オブジェクト・カテゴリ・フィールドの更新を有効にするには、ADユーザー・プロセス定義にプロセス・タスク(たとえば、Object Category Updated)を作成します。ADIDC Update Attribute Valueアダプタを必ず使用してください。