このリリースのコネクタに関連する既知の問題は、次のとおりです。
Oracle Bug#13979826
信頼できる削除リコンシリエーション操作を実行した後、ユーザーがOracle Identity Manager (OIM)から削除された場合、そのユーザーはプロビジョニング済ステータスのままになります。
これを回避するには、信頼できる削除リコンシリエーション・タスクを実行した後で、ターゲット削除リコンシリエーション・スケジュール済タスクを実行します。
ターゲット・システムからOIMに識別情報がauthoritativelyにリコンサイルされ、かつアカウントの日次的な変更がOIMからターゲット・システムにプロビジョニングされるような事例では、このような動作が観察されます。
解決策は、信頼できる削除リコンシリエーションのスケジュール済タスクの実行を追跡できるように、アカウントのリコンシリエーションの既存のインフラストラクチャを活用し、最適な頻度で実行するようにスケジュールすることです。アカウント・リコンシリエーションの完了後、スケジュール済タスクはアカウント・ステータスを「失効」に変換します。この結果、監査上も操作上も、OIM内部で管理されているアイデンティティ・データが正しく表示されます。
Oracle Bug#13975499
この問題は、Oracle Identity Managerの11.1.2より前のリリースで発生します。コネクタとともに提供されたリクエスト・データセットには、通常、事前移入アダプタを使用してOracle Identity Managerユーザー・プロファイルからプロセス・フォームに直接移入される、「ユーザー・ログイン」フィールドは含まれていません。
リクエスト・データセットに「ユーザー・ログイン」フィールドを含めるには、次の手順を実行します。
Oracle Bug#13650341
プロビジョニング操作中、コネクタにタイムアウト・エラーが発生すると、正しくないレスポンス・メッセージがスケジュール済タスクのリソース履歴に表示されます。
たとえば、次のようになります。
レスポンス: CONNECTOR_EXCEPTION
レスポンスの説明: 不明なレスポンスを受信しました
Oracle Bug#13690646
コネクタのアップグレード後に、親フォームが子フォームにリンクされません。回避策として、新しいバージョンの親フォームを作成し、アクティブにする必要があります。
Oracle Bug#13695758
loginUserPasswordなどの暗号化された基本構成パラメータを更新すると、passphraseやrbacRolePasswordなどのその他の暗号化されたパラメータも更新されたように見えます。